李世民 上 玄武篇

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532171179

作品紹介・あらすじ

希代の賢帝と謳われる男は、兄を弑して玉座を目指した。大唐帝国をつくり上げた「太宗」の波乱に富む生涯を、雄大なスケールで描く。

感想・レビュー・書評

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  • 唐王朝の実質上の創立者である李世民。
    日本でも遣唐使や仏教の伝来などで古代の中国王朝の中では比較的身近な王朝であるが、実際の創立の過程はこんな感じだったのかということは理解できた。
    ただ、イマイチ躍動感が感じられず、文章もテンポよく読むことができないのが・・・・・
    上巻は李世民が皇帝になるまで。

  • 唐の2代皇帝、貞観政要、中国史上まれにみる賢帝と名高い李世民。
    実際問題、兄を殺した時、どんな気持ちだったのだろうね。

  • 「則天武后」の感想にも書いたんだけど、カギカッコが時々誰のセリフなのかわからない。それと、2通りに読めてしまう文が多い。例えば「最近△△が○○に敗れて死んだと発表したようです」というカギカッコの文1つにおいても△△が発表した人物なのか、○○に負けて死んだ人物なのかわからない。一文しか登場しない人物がいたり、場面が飛んで淡々と文が進んでいくので非常に読みづらかったです。まだ「則天武后」の方が読めるかな。家系図がなくて人物が増えていくだけなので100ページあたりでついに心が折れました。

  • 武に長けて頭も回る李世民が、父を押し立て唐を建国し、遂に皇太子になるまでが描かれている。有能な次男が主人公、というのは同じ作者の「煬帝」と同じだが、煬帝と違って中身が伴っており、両者の対比が際立つ。

  • ん~すごく誠実な歴史書と言った感じ。この時代に詳しい人は少ないはずなのに次から次へと人が出てきてなかなか把握できない。最後のほうはようやく面白くなってきた感じ。下巻も読もうとは思った。

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著者プロフィール

1949年倉敷生まれ。同志社大学文学部卒。印刷会社に勤務しイラストレーターとしても活躍。96年『霍去病』でデビュー、98年『白起』で注目を集める。『項羽』『呂后』『光武帝』『始皇帝』『仲達』『煬帝』など中国歴史小説を中心に作品多数。短歌結社「玲瓏」発行人も務める。

「2012年 『仲達』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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