- Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532176129
作品紹介・あらすじ
お金はどうする? 仕事との両立は? 気持ちをどう保つ?
--「倒れる前」「倒れた後」に必ず役立つ、とを網羅した一冊。
世にあふれる介護うつ、介護離婚、介護破産、きょうだいとの決定的な亀裂……こんな悲劇に陥らないために。
「親に認知症の疑いがみられたら?」「医療費・介護費がふくれあがって限界に…」「離職を考えざるを得ないとき」「同居を頼まれたらどうする?」――このようなシチュエーションでは、どのような選択をとるかによって、介護する側が自分自身の人生を限界まで追い込むことにもなりかねません。
本書では、介護ジャーナリストである著者が、「親が元気なうち」に始まり「いざ親が倒れたとき」「施設を検討するとき」まで、それぞれのシチュエーションでどのような考え方・行動をとれば、自分の人生を犠牲にすることなく親を看ることができるか、そのポイントを見開き2ページでやさしく紹介します。
介護保険申請のプロセスから、介護保険のサービス内容、医療費の軽減制度について、地域包括支援センターとのつきあい方、高齢者施設選びのポイント、役立つ「介護家計簿」の付け方など、実用情報も盛りだくさん。
現在、介護中の方から、「最近親が弱ってきたな・・」と不安を感じている方まで、親の介護を考える方すべてのよりどころになる1冊です。
Q 親の介護に掛かる費用は誰が負担する?
Q 自宅で介護するのは無理なのに、退院通告されたら?
Q 親に物忘れが増えてきたらどうする?
Q 介護で仕事を休む場合、職場に理由を伝える?
Q どのような段階で施設介護を検討する?
Q 親の施設の立地は、実家の近くか? 自分の家の近くか?
Q 配偶者の親が倒れたらどこまで動く?
Q きょうだいがちっとも動いてくれない場合は?
感想・レビュー・書評
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親の介護で自滅しないためにも、
あらかじめいろいろ知識をつけておこうと
読んでみました。
この本で気に入った言葉が
『自分が笑顔でなければ、親を笑顔にできない』
『「育ててもらった恩」という言葉を、「育てさせてあげた恩」と言い換える』
です。
自分の親なんだから、すべて自分がやってあげなくちゃ、
ではなく、世の中にあるサービスを使って
介護する側も、介護される側もHappyでいられる
そんな状態を目指していきたいな、
とこの本を読んで思いました。
高齢の親を持つ人には読んでほしい一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いつ来るかわからない、今後のために。
介護は情報戦…納得。慌てる前に糸口をつかんでおけば、いざその時に自分と親によりベターな選択ができるのかな、と感じました。 -
自滅する選択、に共感する部分が多々あり。気をつけないと共倒れ。いま自分に必要なのは何か、休息か、無理していないか、時々立ち止まって考えないといけない、保存版の一冊。この考えでいいんだ、とも思える安心できる部分もあった。二択になっているのでわかりやすい。
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本屋で見かけて気になった本。
今は、元気だが、いつかは介護が必要になる時がある。
その時に、「子供だから看るべき」「長女だから」と、考えがちな自身のために、読んで意識を変えたいと思った。
色々な介護の話を聞くと、必ず「介護は情報戦」だと言われている。
この本にも同様のことが書かれていた。
たしかに、情報は知らないとできないからね。
この本を読んで、いくつか、知らなかった介護に関する情報を知ることができた。
この本は、見開き1ページで、一つの疑問に答えているので、かなり見易く、わかりやすい。
介護について知る第一歩には、ぴったりの本だと思う。 -
頑張りすぎ、情報不足で自滅する親の介護。自分もそうならないように、意識付けできる本でした。いざという時、読み返したいです。