イヤならやめろ!: 社員と会社の新しい関係

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532191672

感想・レビュー・書評

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  • 痛快、の一言です。
    仕事の関係で堀場製作所のことは知っていたのですが、創業社長のこの一冊はありがちなベンチャー経営者の成功談と違って、どこか突き抜けた感があります。
    社長を退任した後に、第三者的に振り返りつつ書いたというのもあるのでしょうが、それを差し引いても著者の思い、温度が伝わってきます。
    そして、製造業の経営者としてのマインド、考え方は作っているものの形や時代も違っても共通して思っていなければいけない点が多々。自分に置き換えて考えられることが数限りありません。
    聞けば90歳近い現在もたまに出社し、会社で寿司を握って社員に振舞っているとか。パワフルな経営者って、老いないんですねぇ。

  • 中身を読むまえは、いやならやめればいいんだ、というきもちであまり深刻に考えずとにかくがんばってみる!という意味だと解釈しました。
    自分がすきな方向に仕事をもっていく、というところに共感

  • 仕事をする上での基本的な物事の捉え方についてわかりやすく持論が展開されている。創業者ならではの経験に基づいているため説得力がある。

  • おもしろい。表現が荒い部分もあるが、的を射たものだと思う。語られる内容はどこかで聞いたことがあるような内容かもしれない。でも、経営者の生きた言葉で語られているから、よく伝わる。説得力がある。

  • <本の紹介>
    会社が元気になる仕事の極意。「おもしろおかしく」が社是。精一杯頑張っても仕事がおもしろくない時は、その会社と決別する時だ。とんでもない、そんなことできるはずがないと言われてもやり抜く人を求めたい。元祖学生ベンチャーが語る経営術、仕事論、人生論。
    -----

    この本はおもしろかった。
    どんな社会人にも当てはまるような経営者が現場に求める本音、失敗から得られた教訓がたくさん書かれていて、非常に参考になる部分の多い本だと思います。

    特に、新人~3年目くらいの人は読んでみてもいいんじゃないかなぁ。

    いくつか、自分の参考になった箇所をあげてみます。
    ・できるようにならないのは「上司の指導がない」から。細かく教えられないと動けないでは困る。テーマを与えられたら、まず自分でどんな文献があるか調べろ。
    ・「ご飯ができた」と「お米ができた」は、そこに至るまでの苦労の度合いが違うから、達成感も大きく違ってくる。だから若い世代には、たとえ当人が嫌がっても改めて、「田植えをして草取りをして、実ったら脱穀して、玄米から白米にして、飯を炊いて、ああ、飯だ」という経験をさせてあげるように心掛けている。
    ・「ダメ」と判断する時に真剣に考えていれば必ず代案が出るはず。
    ・経営者の立場は営業のことも、開発のことも、財務もなにもかも同じレベルで心配し、それについて勉強している。しかし担当者は朝から晩まで担当のことばかりやっているわけだから、本当はそのことについては経営者よりエキスパートである必要がある。バランサーの意見に個々の専門家が感心してもらっては困る。
    ・これから本当に必要なのは、マニュアルのないところでどうするかであって、マニュアルができたものはなるべく自動化の方に移していかなければ、逆に生き残れない。
    ・本来会議は、議案の内容について相当なエキスパートで、しかも案件に対して批判もアドバイスもでき、あるいは自分が責任を持って実行する、というような立場の人だけが集まるべき。少なくとも、それぞれの能力と権限と立場によって必ずその議案に対して発言し、賛成・不賛成を唱え、その理由をはっきり述べられる能力のある人だけが集まるべき。

    こういう人を師匠として一緒に仕事ができたら、それは幸せなことだろなと思います。

  • 堀場製作所の社長の著書。

    社是が、「おもしろおかしく」というのもすごい。
    なかなか普通の会社じゃないですよね。

    本の内容自体も、いやならやめろと一方的に言っているわけではないです。

    人生で最も時間を費やしている会社の仕事をおもしろくやらないでどうすんの?ということ。

    いかに努力しても会社の仕事がおもしろくないときは、その会社と決別するときだといっています。

    なるほどなぁと感心。

    そのほか、従順な従業員の落とし穴など参考になる項目が多々あります。お勧めです。

  • 「おもしろおかしく」生きないさい!
    という著者の精神が非常に心地よい一冊。

  • 社内報の一部に掲載していたものを引用している内容。 

    ある文を抜粋すると、
    勝負では「あと一打」、「あと一点」、「あと0.1%」と言うけれどそのためにみんな競争している。
    千歩のうちの一歩の差は2倍、3倍の努力の積み重ねの結果。「惜しい、ほとんど一緒だった」というのは負けなのです。
    一歩先んじるにはどうするか?
    うまい手なんかはない。
    やはり日頃の努力しかない。

    と社長は言っています。
    社長のような飛びぬけて力のある人でもこう言われるのだから僕もそうしていこう、と思いました。
    また、あるレベルまでは行ける。そこからのせめぎ合いが大事だなと思いました。

  • <a href="http://blog.livedoor.jp/s_ryoko/archives/50829444.html" target="_blank">レビューはこちら</a>

  • カンブリア宮殿@テレビ東京のスペシャルかなにかで「心に残った経営者のひとこと」の一位に選ばれていたのが堀場社長のこの言葉。最初は興味本位だったのだけど痛いところを突かれたり励まされたりと素直に読める本でした。

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