騎士たちの一番ホール: 不滅のゴルフ名言集
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2004年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532192266
感想・レビュー・書評
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いかに勝つかではない。いかに堂々と戦ったか、それが問題だ。誇り高き敗者は、口が裂けても言い訳をしない。
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“パットと政治は酷似する。どちらも想像力と決断力の勝負だが、いずれにせよ、うまくいった試しがない”
というのは、かのチャーチルのセリフである。
この本は、そういった名言を、エピソードとともに紹介している本。思わず、頷きたくなったり、苦笑いをしてしまったり、というものが多い。
“間違った方向に打たれたボールは、どこまでも飛ぶ”
何故だろう、僕の場合には左にまっすぐ飛んでいったドライバーのOBボールは本当に真っ芯に当たっている玉が多い。途中で失速してコース内にとどまってくれないかな、と思いながら見ているけれども、まぁ、必ずと言ってよいほど、まっすぐとどこまでも飛んでいってOBになってしまう。
“ゴルフでは、得意の絶頂から奈落の底に転落するなど、珍しくもない。まさに人生そのものだね”
人生の方がましだと思う。
パーが続いたり、まれにバーディーとなった次のホール。調子に乗ったり、あるいは、逆に「調子に乗ってはいけない」と慎重になりすぎたりして、とんでもないティーショットを打ってしまった経験のあるゴルファーは僕だけではないだろう。
“愚者はまぐれ当たりを自慢し、賢者はミスショットから多くを学ぶ”
ということが本当なら、僕は間違いのない愚者だ。
“まずゴルフを楽しみなさい。思い切りクラブを振るのです。たとえまぐれ当たりでも、それで1日が幸せになります”
この本の中で最も好きなセリフだ。そう、僕のような下手くそなゴルファーでも、1日に何度かは、自分でもほれぼれするようなショット、あるいは、パットが出る。それが忘れられなくて、また、今週もコースに出かけることになるのである。