- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532194291
作品紹介・あらすじ
子どもの幸せのために、親はどうあるべきか?二児の父である著者がわが子に教え説いてきた「父と子の約束事五カ条」、それは自分自身に対する誓いの言葉でもあった-。外食経営者の枠を超え、介護、農業、環境に挑みつづけるワタミ社長の真・父親論。
感想・レビュー・書評
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子どもができたのをきっかけに再読。子育てにおいてもこの人にブレはない。巻末にあるワタミの子本人のメッセージが素直すぎて面白い。
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良いこと言っています。
でも、ちょいちょい「私は金持ちです。」という言い回しが気になる。
ワタミという会社は、本当に社員を大事してるんだろうな~、といううらやましい思いと、こんな厳しい(うるさい)会社には入社したくないという気持ちと半々。
いずれにしても、一代でここまで大きく出来た方の言葉は重いです。 -
2013年の2冊目。自分は渡邉氏ほどストイックに生きることはできないと思った。
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我が子にたいする姿勢・思いを本にした自伝。共感できるところあったが、内容としてはやや退屈。
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渡邉美樹さんの父親論・教育論に感動した。社長業をしながらも、熱い想いで子どもたちと接している姿が素晴らしいと思った。
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・子供への約束事は、じつは自分自身との約束事である
1)夢を追っているか
2)誠実な生き方をしているか
3)自分の弱い心に負けていないか
4)嘘をつかず、愚痴を言わなかったか
5)他人の喜びや悲しみを自分のものとできたか
・「父と子の勉強会」では日記に書いた悩みや嬉しかったことを
発表させて、ディスカッション
・伝えたかったことは「強く、優しく、正直」
・一度決めたら、その約束は必ず守る
・子供に対してレベルを上げたり、下げたりしない。その子を信じて
繰り返し言い続ける
・教育とは子供たちがもっているキラリと光る可能性を引き出すこと
・教育とは寄り添うこと
・勉強とは、それをまず習慣化させること
・毎朝、「今日は1日、こんな生活をしよう」
毎晩「今日一日がどのような日だったか」ふり返る
己を見つめ直す「時間と空間(仏間)」
・社員は私にとっておは「内側」の人間
・母はどんな時も見方してくれた。子供を肯定して育てる
・子どもは親に信頼されることで初めて、己が持つ「生きる可能性」
を開花させることができるのではないか
・勉強会も会議も限られた時間の中でひたすら集中
・ワタミの源はNYのライブハウスで人々の笑顔が出会い、交ざり
愛、多くの幸せが満ちている空間を見てひらめいた
・大事なことは、ノウハウを語るのではなく、「なぜなのか」
を常に言い続けること
・聞き役がいる前での「目標設定」には強い拘束力がある
・映画をみて勉強会「シザーハンズ」「アラジン」
・父は息子のパートナー。勉強会は子供たち自身が成長するための場
・ワタミは地球上で一番沢山のありがとうを集める
・「ひとつひとつ トドメを刺せる人へ」
・勉強会にて「今週1週間のニュース」というコーナー
・1年に1度の家族旅行:調べて予習
・金銭教育:カードを自由に使わせ、一体何につかったのかを問う
・人生の6つの柱
1)仕事 2)家庭 3)教養 4)財産 5)趣味 6)健康
・小学3年生から日記:何が合ったか/自分の心情
・一日一生
・ワタミ社員に年間5冊の課題図書:「書く」=生きる
・その場で解決。未解決な問題を残さない
・気になることは徹底的に質問する
・繁盛店をつくるには「ワークスケジュール」と「作業手順」と「心」
・強制力を持つリーダーシップと全員の力量把握と全員の生活把握
・従業員一人ひとりに目標を持たせることが必要。店長が従業員と個別にカウンセリング
・教育はどこまでいっても一対一
・マザー・テレサは思いを組織にしたこと。組織をつくることによって最大にしていった。
・社内報やビデオレターで理念の共有化
・希望とはその人間の中にある
・人生の深さとは、人間の幸福とは、感動の量で決まる
・人が10年でやることを1年でやり、人の10倍の人生を謳歌したいと思っている
・背中で語ることは、口でも語る。有言実行しているところに、子供は説得力を感じる -
ビジネスの場において人間的にあるためにはどうしたらよいか。
それが知りたくて読んだ 。
ちょっと読む本まちがえたかな?
まあ父親論だからね。
けど、ワタミの考え方は賛成できる部分が多い。
一番大事なのは、自分なりの「約束」を考えることなのではないだろうか。 -
父と子の約束事 五ヶ条
自分だけの大いなる人生を、勇気と希望と誇りを持ち、
力強く歩き続けなさい
一、約束を守れ、嘘はつくな
一、愚痴、陰口は言うな
一、笑顔で元気よく挨拶せよ
一、他人の喜び、悲しみを共有せよ
一、正しいと思い、決めたことは、あきらめずに最後までやり遂げよ
以上が、父、渡邉美樹が子をもつにあたり、わが子の幸せを願い、
練りに練った、幸福に生きていくための原則である。
青年社長としてワタミの事業拡大で多忙な中、
それでも必ず週1回、2時間の「親子塾」を行う。
それは勉強や価値観を教える場ではなく、親と子の対話から、
互いに成長する場としてあった。
父と子の約束五ヶ条は、ワタミの社訓などにも発展する。
これはまさに、ワタミファミリーの家訓なのだ。
サービス業の仕事においてマニュアルは必要悪のようなものという。
そして、「理念」が浸透すれば、マニュアルなんて必要ないという。
その理念を浸透させるため、渡邉社長は、社内報に書く、社員に手紙を
書く、社員に向けたビデオレターをつくる。
思っていても言葉で伝えようとしなければ、伝わらない。
いくら背中を見せたところで、喋らなければ伝わるものは何もない。
こうして、渡邉社長は、わが子に、幹部に、社員に、アルバイトに、理事を務める学校の生徒に、語る。そして、みんなを巻き込んで有言実行する。
自分は親として、子供に対し、何が正しいか、どうすべきなのかを十分に考え、語っているか?会社で、部下に語っているか?これほど子供のことを、部下のことを、会社のことを、思っているか?そして有言実行しているか?
渡邉社長の本を読むのは3冊目なのだが、どれからも非常に強い刺激を受けている。