- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532195168
感想・レビュー・書評
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しまむらの低消費を前提とした経営。
コモデイテイとブランドの狭間こそに今後の成長領域があるという。
中国の工場で検査はすべて終えて、日本に輸入。
某企業は日本でまた、検査して、出荷。このワンクッションが時間と
お金の無駄になる。
VMDという、ビジュアルマーチャンダイジング。「提案と説明」が
消費者を呼び寄せる。
人が物を買う理由はブランド、その企業で働く人の価値を買う。
人が良ければ、商品もよくなり、会社もよくなるということですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なぜユニクロとしまむらに注目するかの説明から始まり、両社の歴史や風土が綺麗に整理されていて、かなり読みやすかった。
ファーストリティリングの攻めの戦略に比べて、堅実なしまむらの戦略が対照的なので、終始興味深く読めた。
最近のジーユーが店舗を増やしてきている状況についても触れているので、衣料品業界に興味があれば読んでみて欲しい一冊 -
2011年7月5日読了40冊目
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月泉博著「ユニクロVSしまむら」日経ビジネス人文庫(2009)
* 現在の消費者は、本当に必要でしかも自分の好みに合致した商品を、常に適時・適量・適正価格で求めている。すなわち消費者起点のマーケットイン構造に流通の仕組みを作り変えなければ、もうモノは売れない、動かないということだ。
* ユニクロのブランディング手法は、大手の飲料や車メーカーなどのそれに近く、ローカル小商圏から責めあがっていくしまむらのストアロイヤリティー強化は、米/ウォルマートなどを髣髴とさせるもので、お互いに従来のやり方とは全く異なる。
* ユニクロ、しまむらの2強の競争ポジションは、共に価格軸から付加価値軸へと新たな移行を見せている。
* ライフスタイルというのは消費創造という観点からはキーワードである。小売業にとってライフスタイルとは、我々が商品を買うとき、TPOに応じたスタイルを選択するのが無意識な消費行動になっている。つまり、気分に合うか、場面にあうか、自分らしさを演出できるかといった判断基準によって商品が選択されている。コモディティー商品(トイレットペーパーなど)の需要は、人口が増えない限り、増えない。対するライフスタイル商品は、それに対する共感としての買い物の行動である。例えば、コップを買うのにも、すでにコップは一般家庭にはあるはずであり、機能として買うのではない。「こんな生活をしてみてはいかがですか?」という提案を受け入れたからだ。 -
共通点:偉大な経営者
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書いてあることが難しいので、コツコツ読みますね★