スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール

  • 日本経済新聞出版
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532199715

作品紹介・あらすじ

最新の健康心理学に基づく、25のレッスンを読めば「本当の自分」を引き出せます!

☆やる気が出ない、自信が持てない、他人の視線が気になる、変わりたいのに変われない……。ベストセラー『スタンフォードの自分を変える教室』著者が、人生の悩みを解決する方法を健康心理学の知見をベースとして明快に解説する書籍です。

☆「生産的先延ばしをする」「服装を選ぶ際、1つだけチャレンジする」「一緒に働く人をどう感じるかを考える」「何を達成したいかでなく、なぜ達成したいかに焦点を当てる」「45分単位で作業し、15分は楽しいことをする」など、提示されるアドバイスは具体的ですぐに役立つものばかり。

☆内容はすべて学問的裏付けがありながら、シンプルでわかりやすい説明が特長。読後すぐに試せる具体的な思考や行動のルールを紹介する、人生の「実践的なガイドブック」です。

感想・レビュー・書評

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  • 誰もが持っているネガティブな感情を,成功するマインドに転換する(これを著者は「マインドセット」と言っています)にはどうすればよいか。

    本書は「マインドセット」のレッスンがコラム形式で書かれています。
    本文で事例紹介をしたあとに,方法論が分かりやすくまとめられていて読みやすいです。

    手元に置いておき,悩んでいることがあればその都度,辞書のようにペラペラめくって気づきが得られるような本だと思います。

  • 日頃の行動のチェックにつながるし、各テーマにまとめがある。振り返りやすい。心理学の視点からの視座もあり、また、ストレスの考え方も書かれている。そうだった、ストレスは避けるものではないと、改めて実感

  • 心理学というと他者の心を読み、時に人を陥れるものだと勝手に勘違いしていた。もちろんそういう心理学もあるだろう。ただ自分が操作できるのはあくまでも自分自身であり、他人はそうではない。本著は自分のポジティブな心を増大させ、自分を自分の思い描く成功の姿に進ませる、そんな心理学の本だ。

    ◆成長型マインドセットを持つこと。
    マインドセットという言葉が本著によく出てくる。マインドセットとは心の有り様だ。心の有り様こそが他人との人間関係の課題を浮き彫りにし、人生の課題の解決策となる。私はどうありたいのか。他人に対し、有用なアドバイスをし、改善の助言をして手助けをしたい。その為に本を読み知識をたくさん手に入れなけれればならない!この挑戦を私は完遂し、最高の満足感を得られる日々を得ることだが、その為には自分が自立していなければならない。もちろん課題は多い。ただそれも成長し克服し成長することこそが人生の楽しみでもある。失敗はネガティブなイメージにとらわれず、私の成長の糧にしよう。失敗は必要な過程なのだ。

    ☆服装をなりたい自分になる様、着飾る。他人はその人の言葉よりも先入観からその人なりを決める。ネガティブなイメージを言葉で挽回するのは容易でない。自分という個の存在を正直に示す服装をしよう。その為には、いろいろなパターンの服装をしない事。これと決めた自分のなりたいイメージに近づける服装を維持する。

    ☆人間は社会的な生き物。何を達成し得られるかより、誰と働きどう感じるかに焦点を置く。ビジネスライクな関係を悪いとは言わないし、人事を自分で選べない以上、嫌いな人との仕事は避けられない。だがそれでも人を尊敬し、マウントをしない。人を尊重する。他人の貢献を認める。雑談はネガティブな言論をしがちなもの。受けた際も共感をせず流す。自分からはできる限りポジティブな会話をする様心がける。

    ☆謝罪はする。先ずは自分の過ちを認める事。そこが改善の始まりである。ミスは教訓となり糧とする。共同体感覚のなか、お互いの関係にコミットし修繕を図る。謝罪は感謝につなげポジティブな方向転換をする。

    ☆2割の人間は努力すれど満足を得られない。

    ☆言動と行動を一致させ、周囲の信用をえる。

    ☆生産性の高いチームとするためには、積極的に発言をし、相手の話をよく聞くこと。

    ☆やる気がない。これは幻想。やる方法法がわかっていないだけで、やる方法がわかればやる気が出る。人を非難する前にやる方法を示せる人間になろう。自分の課題に躓いたときは自分のやる気のなさを嘆く前に方法を見つけよう。

    ☆他人からの評価を目標にしない。自分の成し遂げられそうな目標こそが真の目標。なぜ変わりたいのか明確にする。

    ☆ネガティブな気持ちを否定せず許容する。

    ☆成長のプロセスを振り返る。具体的で継続性のある目標こそが可能な道。去勢をはらない。自信のない自分も受け入れる。

    ☆妬みは誰にでも訪れる。ここで生まれる劣等感こそ成長のカギ。妬む自分を否定する必要はない。そこに解決の糸口がある。

    ☆陰湿な陰口は自分の能力の高さを示す為に使う動作。安心して打ち明けられる人に話す。発散しポジティブな修正する。

    ☆不安がなければ成長しない。成功へと導くエネルギーが不安でもある。ストレスや不安を人生の必要なツールと伺い利用する。

    ☆他人は自分を応援してくれていると思えば、あがり症は改善する。

    ☆中毒依存から抜け出すためには、そういう環境に置くトリガーからの脱却である。自分の行動を分析し、その場に置かざるを得ない状況となった時にルールで縛る。

    ☆ストレスは生活に必要なもの。逃げてもさらなるストレスとの遭遇と八あうだけ。のがられない。受け入れ自分のパワーに変換する。ストレスを軽くしようとしない。

    ☆リーダーシップを得るには相手のニーズにこたえる。相手との関係性を気づくこと。フィードバックは結論を必ず出す事。

  • 翻訳調で少し読みにくいが各章の最後にまとめがあるので時間なければそこだけ読むのでも

  • ケリー先生の他の本を読んで、自分自身にいい変化がたくさんあった。(運動やフロスが一年続いている)そのためか、この本は新しい気づきは少なめ。
    翻訳が、分かりにくいわけではないけれど、いまいち頭に入らなかった。すごくいいことが書いてありそうなのに残念。(私の読解力のせいかもしれないけれど)
    訳って大事なんだなと思った。

  • 著者の人柄と訳者の思いが素直に心に入ります。
    当たり前の中に大切な気づきを考えさせられる。

  • 以前、ケリー先生のTEDのプレゼン動画を観て、思いがけずもらい泣きしたことから、著書に興味を持ってました。
    日々仕事をしながら感じる悩み(時間管理、人間関係、モチベーション等大多数の人の関心事)の解決方法や向き合い方について、明快な説明とアドバイスが書かれています。各章の終わりに簡単なまとめも載っているので頭に残りやすいです。
    印象に残ったトピックは2つあります。
    1つ目は、妬みは自分が本当に欲しいものが明確になるということ、
    2つ目は自信をもってプレゼンするためには、普段から良き聴衆でいることが重要だということ、です。
    そういう風に考えれば妬みも緊張も悪いものじゃないな、と新たな気付きを得られました。

    嫉妬、不安、緊張、ストレス、といった私達がついネガティブに捉えてしまう感情(状態)の本質は何か、それらをどうやって成長、勇気、自信、幸福に転換させていくのか、科学的な根拠や学説を踏まえ、1つずつ紐解いてくれます。
    今日から実践しようと思えるヒントがたくさんあります。

  • 不安は活力モードの証拠。ネガティブな感情を押さえつけずに向き合う。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00604701

    やる気が出ない、自信が持てない、他人の視線が気になる、変わりたいのに変われない……。ベストセラー『スタンフォードの自分を変える教室』著者が、人生の悩みを解決する方法を健康心理学の知見をベースとして明快に解説する書籍です。
    (出版社HPより)

  • 翻訳版が2016年に出てから、読みたいと思って読めてなかった1冊。この機会に読めてよかった。

    いくつかのハウツーが研究成果に基づきながら紹介され、それぞれ簡潔にまとめられているのでとても読みやすい。普段の仕事にそのまま活かせそうなものが多く、ちょっと精神的に困ったときなどに参照するのもいいと思う。

    ただし、あくまで4年前のネタなので、最新情報が書いてあるわけではないので注意

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著者プロフィール

スタンフォード大学でヨーガ、心理学、健康な背骨のためのクラスなどで教える受賞指導者。心身科学や健康運動のリーダーであり、ヨガ、フィットネス、ヘルスケア専門家のための教育やティーチャートレーニングに貢献している。『International Journal of Yoga Therapy』の編集長であり、『YogaJournal』や『IDEA Fitness Journal』などに記事を頻繁に執筆している。
マクゴニガルのウェブサイト:http://www.kellymcgoniga.com

「2014年 『ケリー・マクゴニガルの痛みを癒すヨーガ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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