スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール

  • 日本経済新聞出版 (2020年4月2日発売)
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心理学というと他者の心を読み、時に人を陥れるものだと勝手に勘違いしていた。もちろんそういう心理学もあるだろう。ただ自分が操作できるのはあくまでも自分自身であり、他人はそうではない。本著は自分のポジティブな心を増大させ、自分を自分の思い描く成功の姿に進ませる、そんな心理学の本だ。

◆成長型マインドセットを持つこと。
マインドセットという言葉が本著によく出てくる。マインドセットとは心の有り様だ。心の有り様こそが他人との人間関係の課題を浮き彫りにし、人生の課題の解決策となる。私はどうありたいのか。他人に対し、有用なアドバイスをし、改善の助言をして手助けをしたい。その為に本を読み知識をたくさん手に入れなけれればならない!この挑戦を私は完遂し、最高の満足感を得られる日々を得ることだが、その為には自分が自立していなければならない。もちろん課題は多い。ただそれも成長し克服し成長することこそが人生の楽しみでもある。失敗はネガティブなイメージにとらわれず、私の成長の糧にしよう。失敗は必要な過程なのだ。

☆服装をなりたい自分になる様、着飾る。他人はその人の言葉よりも先入観からその人なりを決める。ネガティブなイメージを言葉で挽回するのは容易でない。自分という個の存在を正直に示す服装をしよう。その為には、いろいろなパターンの服装をしない事。これと決めた自分のなりたいイメージに近づける服装を維持する。

☆人間は社会的な生き物。何を達成し得られるかより、誰と働きどう感じるかに焦点を置く。ビジネスライクな関係を悪いとは言わないし、人事を自分で選べない以上、嫌いな人との仕事は避けられない。だがそれでも人を尊敬し、マウントをしない。人を尊重する。他人の貢献を認める。雑談はネガティブな言論をしがちなもの。受けた際も共感をせず流す。自分からはできる限りポジティブな会話をする様心がける。

☆謝罪はする。先ずは自分の過ちを認める事。そこが改善の始まりである。ミスは教訓となり糧とする。共同体感覚のなか、お互いの関係にコミットし修繕を図る。謝罪は感謝につなげポジティブな方向転換をする。

☆2割の人間は努力すれど満足を得られない。

☆言動と行動を一致させ、周囲の信用をえる。

☆生産性の高いチームとするためには、積極的に発言をし、相手の話をよく聞くこと。

☆やる気がない。これは幻想。やる方法法がわかっていないだけで、やる方法がわかればやる気が出る。人を非難する前にやる方法を示せる人間になろう。自分の課題に躓いたときは自分のやる気のなさを嘆く前に方法を見つけよう。

☆他人からの評価を目標にしない。自分の成し遂げられそうな目標こそが真の目標。なぜ変わりたいのか明確にする。

☆ネガティブな気持ちを否定せず許容する。

☆成長のプロセスを振り返る。具体的で継続性のある目標こそが可能な道。去勢をはらない。自信のない自分も受け入れる。

☆妬みは誰にでも訪れる。ここで生まれる劣等感こそ成長のカギ。妬む自分を否定する必要はない。そこに解決の糸口がある。

☆陰湿な陰口は自分の能力の高さを示す為に使う動作。安心して打ち明けられる人に話す。発散しポジティブな修正する。

☆不安がなければ成長しない。成功へと導くエネルギーが不安でもある。ストレスや不安を人生の必要なツールと伺い利用する。

☆他人は自分を応援してくれていると思えば、あがり症は改善する。

☆中毒依存から抜け出すためには、そういう環境に置くトリガーからの脱却である。自分の行動を分析し、その場に置かざるを得ない状況となった時にルールで縛る。

☆ストレスは生活に必要なもの。逃げてもさらなるストレスとの遭遇と八あうだけ。のがられない。受け入れ自分のパワーに変換する。ストレスを軽くしようとしない。

☆リーダーシップを得るには相手のニーズにこたえる。相手との関係性を気づくこと。フィードバックは結論を必ず出す事。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自己啓発
感想投稿日 : 2023年2月4日
読了日 : 2023年2月3日
本棚登録日 : 2022年9月25日

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