- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532260750
感想・レビュー・書評
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微妙に納得できない記述もないではないが,概ね著者の意見に賛同.
自分にも,元同僚にも,元後輩にもあてはまるところが多々.
実例もリアル.
さて努力して改善できるか・・・ それが問題.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
転職を考えている人にこそ読んで欲しい。
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「残念な人になったら切ないなあ」と思って読んでみた。たしかに、残念な人というのは切ない。やる気が空回りし、周囲から軽んじられる。そんな人にならないためのメソッドが満載の本。
個人的にいちばんためになったのは「PREP(プレップ)法」の部分。これは、結論を示し→理由を述べ→具体例を述べ相手を導き→再度結論を示す、という話し方のこと。さらに「相手にどんな行動を起こして欲しいか」を明確にすることが大事なんだって。そうすると相手を動かしやすくなる。これは面接とかにもいかせるね。
そういう感じで、なかなかタメになる本だった。あとは実践、インプットしたものをアウトプットしないと本代のムダになっちゃう。 -
『能力があってやる気も十分なのに,成果が出せないのはなぜ?』
残念なサラリーマンこと私が興味を持たないはずがない.
ビジネスコンサルタントたる著者が,経営上の「残念」をギター侍ばりに(古っ)ぶった切っていくストーリー.
要は「何のために」という終着地を見失うな,という事だと私は理解した.
目先の事ばかりを考えてやらなくて良い事に注力する残念,言われた事を右から左へ流すだけの残念,など.
そんな中で1章の「残念な人はつくられる」は,現代社会への示唆として,また私の会社生活に当てはまる事が多く,ある意味での安堵,ある意味での恐怖を得た.
・IT革命以前は担当者全員が重要な業務の担い手だった.
・システム化が進行すると「システムを管理する人間(判断する必要のある人)」と,
「単に操作するだけの人間(判断する必要が無い人)に二極化されてくる.
・後者は作業背景が分からず「残念な人」になってしまう.
・「作り出す仕事」よりも「こなす仕事」が増えているのが現代.
・「こなす仕事」をこなしているだけだと,思考錯誤する機会を失ってしまう.
「こなす仕事」をこなす人は,いくらでも代わりがいる.
だから「こなす仕事」ではなく「作り出す仕事」が出来る社会人にならないと,
いつかは,捨てられる(あ,涙が...).
2章以降は「残念」のケーススタディなので自分に当てはまるものを掻い摘んで読めば良いと思いますが,1章の「残念」論についてはぜひご一読を. -
残念な人の思考法
編集が良くないのか、章立て・並びがいまいちで、思いつくままにあれこれ書かれている印象。
言っていることはその通りで納得してしまうのは、自分自身残念な人の面を持っているからだろう。 -
上司も部下も、就活生も、全ての人が読んで損は無い。
ビジネス書としては取っつきやすい一冊。 -
残念なビジネスマンの思考法というより、それに対するイケてる思考法の紹介のほうが印象に残りました。
この本を読むのは3回目なのですが、毎回アウディのサービス話は感動します。
ただ、筆者が経験した一つ一つのエピソードや学びは面白いのですが、なぜ「一流は割り算で考える」という章のタイトルにつながるのかよくわかりませんでした。
採用面接で面接者がみるべきパフォーマンスの高い人の見分け方は参考になった(面接される側としても) -
自分も「残念な人」だっとと今更ながら自覚させられた。
・残念な人=前提条件が既に間違っている人。自分かも。勘違いして走り出す。
・低価格サービスだからこそできること。へぇー、確かに自分がそのサービスを体感できるから、いいところも悪いところもわかる。
・注意するだけでなく、伝票などにチェックボックスを付けて確認させる。いい方法だ。
・市場を売上だけで捉えない。シェアとか市場の大きさを意識する。
・事業計画を前年比で考えない。シェアで考える。今まで本当に間違えてきた。会社指導しているとき、シェアを意識してきたのは一時だったような気がする。
・大量販売、低価格の大手に商店街が潰されたのではない。魅力がないだけ。
・プロのコンサルタントとは、人ができないことをやれる人、多くの人ができることをとてつもないレベルで実行する人。
・その時期、その場所でプライオリティをどうつけるか。プライオリティは時期、場所で変わる。 -
「家族、趣味、夢は、仕事がうまくいってこそ得られるサブセット」という筆者の前提に同意できず、微妙な気持ちで読み始めたが、いたってまっとうなことが書いてあった。「機能で競っている人は、いつか年下に負けるときが必ず来る。…どこかのタイミングで、エンプロイアビリティとは関係ないところを習得しなければならない」カレーの例えも面白かった。「上手に主役を引き立て、全体の味を調え、なくてはならない存在として不動の地位を保っている」自分に飛び抜けた才能がないなら、肉ではなく、玉ねぎみたいな存在を目指すべきか…。
「やりたいことは『やりたくないこと』から見えてくる」も言われてみれば、その通り。私の過去の決断もそうだったと思う。やりたいことを考えるより、やりたくないことを避けることを考える方が簡単だし、結果的には自分が望む方向に進む近道になる気がする。