誤解だらけの「食の安全」

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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本棚登録 : 35
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532262525

作品紹介・あらすじ

無添加なら安全?外国産牛肉は危険?「お早めにお召し上がりください」っていつまで?食品リスクを下げる一番簡単な方法は?食品添加物や遺伝子組み換え食品、健康食品など、氾濫する情報に惑わされることなく、安全に食べるための食品リスクの考え方を解説する。

感想・レビュー・書評

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  • 「開封後はお早めに消費してください。」開封された内容物は菌にとっては栄養満点の培地。使いさしのスプーンを瓶に突っ込んだままにしておけば当然に菌は増えていく。菌に触れた惧れありと考えられるならば3日程度で食べきるのが得策。食品安全の基本は菌を着けない、増やさない、殺す。増やさないようにするには冷蔵温度6度。チルドケースがベター。焼き肉の食べ方にも鉄則がある。生肉のとり箸とめいめいの箸は分けること。生肉にはかなりの確率で食中毒原因菌が付着している。箸を媒体として生肉の菌をそのまま口にいれることになってしまう危険性があるからだ。安全に食べるための食品リスクの正しい考え方を学ぶ。

  • ごくごく初歩的なことを書いているんだけど、わからない人にはわからないんだろうなあ、この議論。
    「リスク」を語るときほど、バカの壁を感じるときはない。
    著者自身も、「どう説明してもわからない人」には出会っていると思うんだよね。そんなとき、どのような対処をしてどのようになったのか、を知りたいと思った。

    なんとなく「食の安全」に興味のある人にはお勧めの本。この本で、蒙が開かれたと感じてくれる人が多ければ嬉しいのだけど。

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著者プロフィール

略歴:福岡県生まれ 京都大学大学院農学研究科博士課程修了 農学博士
 所属:近畿大学大学院農学研究科 准教授
 研究分野:水産経済学、マーケティング、計量経済学、食品リスクコミュニケーション
 主な著書:『日本漁業の持続性に関する経済分析』(多賀出版、2004年)、『水産経済の定量分析』(成山堂、2006 年)、『水産業者のための会計・経営技術』(緑書房、2012年)

「2014年 『変わりゆく日本漁業』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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