李世民 下 貞観篇

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
3.15
  • (0)
  • (5)
  • (6)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 52
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (403ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532280451

作品紹介・あらすじ

皇帝世民は元号を貞観とし、府兵制、均田制等の制度を整えるとともに、優れた人材を登用してその意見を取り入れ、安定した政治を行った。しかし、晩年は後継者問題に悩み、随代の煬帝と同じように高句麗に出兵して…。皇帝世民が最後に見た夢とは?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 面白くない、それだけ

  • 面白かった。
    賢帝の人生をバーチャル体験したみたい。

  • 全2巻

  • 李世民。

    唐の実質的な建国者で中国史上屈指の明君として名が知られている。

    皇帝李世民の半生を書き切った小説。

    小説らしくなく淡々と進んでいくが上巻よりも面白く読めた。

    題材は面白いが、筆者の言い回しが苦手らしく、頭に入って来なかった。

    何冊か読んで、筆者の評価を決めていきたい。

  • 太宗・李世民下巻。
    ラストシーンが作者の「煬帝」と同じように、後世への不安を暗示させる形になっているのは、煬帝と太宗の二人の相似性の演出なのでしょう。うまいことやるなぁ。

    「煬帝」と「李世民」はペアで読むべき。読んでこそ、二人の相似性をより感じれるんではないでしょうか。作者の意向でありますし。

  • 長男建成を倒して父李淵に禅譲をさせて実権を握った李世民だがその治世は統一の繰り返しであった。しかし、諫言を聞き、それを聞き入れ、治世に役立つことで有名な貞観の治を行う。 ただ高句麗遠征を隋の煬帝では無いと言いながら行ってやはり完全な成果を得ることができなかった。また子供が親の思惑通り育たず、最終的に廃嫡を来ない、末っ子に後を継がせたがやはりこれも結果からは失敗となって、則天武后を招いてしまうことになる。難しいな。高位の人の世継ぎとは。庶民でも大変なのに皇帝ではなおさらです。
    自分の後だけでも結構大変なのに、そういう意味では日本の皇室も大変だ。

  • 【作品紹介】
    随の重臣・李淵の次男、李世民は若くして武名を轟かし、煬帝に反乱を起こした父に従って唐建国の主導者となり、軋轢の末に兄・建成を殺害、二代皇帝の座につく―中国史上最高の名君といわれ、大唐帝国をつくりあげた太宗の波乱に富む生涯を雄大なスケールで描く。

    【感想】
    部下の諫言に耳をかたむけ熟考する皇帝。そんな印象が強い。
    ただ、高句麗遠征に関しては、個人的な感情で動いている感が強く、少し残念な印象が残る。

  • 部下の、無礼な言動や突拍子もないことをして皇帝を怒らせてしまってからの冷静で鮮やかなフォローがなんかおもしろかったです。
    落としてから、上げる!好印象!笑

  • 唐の太宗のお話。貞観の治で有名な政治家。この時代の小説は読んだことがなかっただけに楽しめた。
    時代は、太宗の死の後、則天武后の時代を経て、楊貴妃の時代に移っていくと考えると感慨深いものがある。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

1949年倉敷生まれ。同志社大学文学部卒。印刷会社に勤務しイラストレーターとしても活躍。96年『霍去病』でデビュー、98年『白起』で注目を集める。『項羽』『呂后』『光武帝』『始皇帝』『仲達』『煬帝』など中国歴史小説を中心に作品多数。短歌結社「玲瓏」発行人も務める。

「2012年 『仲達』 で使われていた紹介文から引用しています。」

塚本青史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×