ビジネスで失敗する人の10の法則

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532314491

作品紹介・あらすじ

会社がうまくいかない理由は経営者や社員の個人的資質にある。10の法則が1つでも当てはまるならあなたの仕事は高確率で失敗だ。コカ・コーラの社長として12年間にわたり全世界の事業展開を指揮し、数々の成功と名声を得てきた経営者が、60年以上のビジネス経験から導き出した法則を初公開。

感想・レビュー・書評

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  • コカ・コーラの元社長の本(有名ですね)
    ニュー・コークの自らの失敗談も率直に述べてます。素晴らしい。
    事業に「失敗する」には、
    リスクを取るのをやめ、柔軟性をなくし、部活を遠ざけ、自分は無謬だと考え、反則すれすれのところで戦い、考えるのに時間を使わず、外部の専門家を全面的に信頼し、官僚組織を愛し、一貫性のないメッセージを送り、将来を恐れて入れば、必ずそうなる
    そうです。

    そう思います。
    その他、気に入った言葉として、「合理的な楽観主義」。

  • ビジネス
    思索

  • 法則1
    リスクをとるのを止める
    法則2
    柔軟性をなくす
    法則3
    部下を遠ざける。
    法則4
    自分は無謬だと考える
    法則5
    反則すれすれのところで戦う
    法則6
    考えるのに時間を使わない
    法則7
    専門家と外部コンサルタントを全面的に信頼する。
    法則8
    官僚組織を愛する
    法則9
    一貫性のないメッセージを送る
    法則10
    将来を恐れる
    法則11
    仕事への熱意、人生への熱意を失う
    逆説的な解説で分かり易かった。様々な言葉が掲載されておりそれも興味深い。
    "人生で大切なものはお金では買えない。ただ、いずれもお金は必要だ。"というような言葉になるほどなぁ。と思った。

  • 【要約】


    【ノート】

  • マキャベリ曰く「天国に行く近道は、地獄に行く道を熟知することである」。この言葉を聞くまでもなく、成功への道を説くことは難しい。著者のような超一流経営者といえどもこれは同様である。そして、成功への道のりとは、「失敗を遠ざけ、幸運を待つこと」となる。ここに本書の重要性がある。 本書が示す「ビジネスで失敗する法則10+1」とは、・リスクをとるのを止める・柔軟性をなくす・部下を遠ざける・自分は無謬だと考える・反則すれすれのところで戦う・考えるのに時間を使わない・専門家と外部コンサルタントを全面的に信頼する・官僚組織を愛する・一貫性のないメッセージを送る・将来を恐れる・仕事への熱意、人生への熱意を失うヒネリのない全う正直な逆プラクティスである。が、これらを遠ざけることは難しいのだろう。残念ながら、我が社においても、これらが当てはまらないと胸を張ることは出来ない。

  • コカコーラの中興の祖であるRゴイズエタ時代に、COOとして彼を支えたのが著者である。

    タイトルからすると、ビジネスマンが組織や社会でやってしまう間違いが書かれたキャリア、自己啓発本のように見えるが、実際には経営者として陥りがちな誤謬について、自信の失敗談も交えながら書かれている。

    多くの著名経営者による本は、基本的に成功する方法やノウハウというアプローチで、半ば自慢話のようなものが多いが、本書は正反対のスタンスで書かれている。

    本書の一番の読みどころは、やはりニュー・コークのケースであろう。この件は、世界中のビジネススクールでマーケティングやブランド論のケーススタディとして、典型提起な失敗例として使われており、意地悪な言い方をすれば世界中の笑いものにされているような事例である。実際、著者も本件について触れる部分では、少なからず文章に苛立ちが垣間見える。しかし、一方で潔く間違いであることを認め、当時の状況を意思決定者の当事者として回想しているところに価値がある。

    また、著者は強い愛国者であることが読み取れる。元々アイルランドからの移民であった父が、大恐慌を乗り越え、堅実、誠実に働き、かつリスクを恐れずに開拓者として成功を収めたという生い立ちが影響しているであろう。アメリカという国が掲げる理念、正義、平等、幸福を追求する権利を信奉し、それを実践したからこそ現在の彼があるということである。時に哲学的に社会の様々な現象を語るのはやはり、大学での専攻がそれであったからであろう。

    次は、原文で読みたい本である。

  • 法則5,6,7はなかなか含蓄があると思います。ビジネスもつきつめると、ごくまっとうなやり方でないと通用しないということなのでしょう。

        ★☆ ★☆ ★☆

    著者はコカ・コーラ元社長。

    「自分で実際に試したわけではないのに、いろんな学者や講演者が、事業で成功する方法を語っている。企業経営に一生をかけてきた私でも、そんな法則はあみだせていないというのに。もし私が話せるとしたら、どういう方法をとれば負けるかということだけだ。ある経営者や企業が私示す方法を採用すれば、かなりの確率で負けることは保証できる」
    というちょっと捻った観点からの10の法則とは?

    法則1 リスクをとるのを止める

    法則2 柔軟性をなくす

    法則3 部下を遠ざける

    法則4 自分は無謬だと考える

    法則5 反則すれすれのところで戦う

    法則6 考えるのに時間を使わない

    法則7 専門家と外部コンサルタントを全面的に信頼する

    法則8 官僚組織を愛する

    法則9 一貫性のないメッセージを送る

    法則10 将来を恐れる

    (おまけ)
    法則11 仕事への熱意、人生への熱意を失う

    以上の法則の一つでも当てはまるなら、その経営者や会社は高確率で失敗する、ということなのだが、恐ろしいことに、一つどころかほとんどすべての法則が該当する組織が実在する。

    いうまでもなく行政の組織。
    うまくいかないのも当然である。
    (行政はビジネスじゃないからいいんじゃないのという意見には、すくなくとも非効率・非生産的な仕事ぶりは税金の無駄使いではないですかと反論したい)

  • 経営者がやってはいけないことをコカコーラ社の過去の事例などを踏まえてわかりやすく解説している。勉強になった。

  • 3

  • 巷にはビジネス本で溢れている。しかし、コカ・コーラの社長を務めたドナルド・キーオですらビジネスで成功する方法は分からないという。
    ただはっきりいえるのは、失敗する法則。目新しいものはなく、どれも当たり前ともいえる法則だ。当たり前のことを当たり前に実行するのは意外と難しいことなのかもしれない。同じ轍を踏まないためにも、本書を読むことを薦める。

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