医薬品メーカー勝ち残りの競争戦略: 激変する業界構造と競争ダイナミズム

制作 : 伊藤 邦雄 
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532316488

作品紹介・あらすじ

新たな戦いが始まった!主力薬の特許が一斉に切れる2010年問題、台頭するバイオ医薬、成長が見込まれる後発薬市場、グローバル・メガファーマとの戦い-。直面する競争構造の変化と、新薬・後発薬・市販薬メーカーの戦略転換の行方を探る。

感想・レビュー・書評

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  • 業界の人でないと難しい。それに、2021年に読んだので、遅すぎた。

  • これから製薬業界に浸かるものとして、非常に勉強になった。10年前の書物だが、基本は変わらないし、役に立つ。

  • 4〜5

  • 体系だっていて分かりやすい。

  • 面白い。
    ちゃんと事実を述べているのではなく、データを元に仮説、検証、結論と、分析がされている。
    難しいかとおもったが、ちゃんとわかりやすく図で説明しているので、読みやすい。
    製薬業界の研究をしたい方々にはぴったし!

  • 前半はメガファーマが生活習慣病偏重型を脱して今後勝ち残るための戦略を、成功した外資製薬をロールモデルとして検討する。
    具体的にはUnmet Medical Needs特化で成功したRoche、事業多角化で成功したNovartisと、エーザイ・アステラス等日系企業のファンダメンタルズ比較など。
    後半はOTC、GE市場の拡大と、日系同企業が勝ち残るための戦略を検討。

    変革の激しい医薬品業界の問題点とプレーヤーごとの特徴、スタンスなどが良くまとまっていると感じた。ビジネスサイドから医薬品を考える上で教科書的な一冊。

  • 2010年問題と医療費抑制政策を背景に、新薬メーカー、GEメーカー、OTCメーカーが、どのような差別化戦略をとっているかが具体的にかかれている。

    具体的な医薬品名や事業が取り上げられており、医薬品業界の全体像とその中身がきっちりつかむことができる。

  • 医薬品業界を俯瞰的に知るには最良の本だと思う。少なくともこの本に嘘は書かれていない。
    著者の伊藤教授が元々会計学系の人なだけあって、IR資料を中心とした公開情報に基づいた数値的な分析が各所で行われている。数字をきちんと使った分析で裏付けられた主張は、そこらの主観的に書かれた業界本より遥かに有益だと思う。ただ、後半のGEやOTCに関する分析はやや無理があったように思う。
    学生が分担して記述した本だけあって、全体的に字数を無理に稼ごうとした形跡が見られる。例えば3ページ使って説明した内容に対して、「ここまでの内容を纏めると・・・」と言ってページの半分ぐらい使って同じ内容を繰り返す、といった形で、ページを無駄に消費している。これがなければ本の厚さは三分の二ぐらいには薄くできたのではないだろうか。自分の学生の頃を思い出し、あまり気にしないことにする。

  • 定量化の指標が甘い気がする

  • 医薬品産業の昨今の変遷や動向について書かれたもの。
    数多くの企業や政府の規制によって動かされる産業であり、大変複雑ではあるが、
    とても分かりやすく分類・分析されている。

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