アイデア・ハンター: ひらめきや才能に頼らない発想力の鍛え方
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2012年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532318222
感想・レビュー・書評
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良い。
4つのアイデアハントのルールに基づいて書かれている。アイデアを出す人なら心得ているであろうことだ。
とくに前2つのルールはうなずきながら読めた。後ろ2つが悪いわけでもないが、より納得感があった。
アイデアを出すということは、才能、先天的なものではない。仮にあっても一部ということで、いかに学び、動き、観察し、試すか。それらを著者らが丁寧にまとめてくれてとても好感が持てた。 -
自分の足りないところを考えさせられた。もっと自分の好奇心に従って行動を取ろう
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アイデア実現には<狩り>に出よ。Interestedとことん興味を持つ、Diverse間口を広げる、Exercisedトレーニングを欠かさない、Agileしなやかさを保つ。有意義な会話をしかけよ。
英語だとキーワードがハマるので、覚えやすいです。 -
アイデアの重要性を知り、そしてそれをいかに「狩る」のかという本。
自分、自分を取り巻く環境に興味を持つことから始まり、とことん興味を持ち、間口を広げ、トレーニングを欠かさず、しなやかさを保ち、有意義な会話をしかけ本番にそなえましょうとさ。 -
一ページしか読めませんでした。
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勉強会で、アイデアを生み出す方法について学んだことがきっかけで、アイデアの重要性を知り、本書を手にとりました。
本書では、アイデアの重要性について、有名な劇作家ジョージ・バーナード・ショーの言葉で説明しています。
「君と私がりんごを一つづつ持っていて、それを交換したとしよう。お互いのりんごはまだ一つづつだ。でも君と僕がアイデアを一つづつ持っていて、お互いのアイデアを交換したとしよう。すると、私たちはお互いに二つのアイデアを持つことになる。」
つまり、誰かが持っているりんごはただのりんごです。
けど、誰かの考えた「焼きりんごの作り方」、これはアイデアです。
このアイデアは、大勢の人が何度でも使えるわけです。
また、アイデアとモノの違いについて、経済学者ローマーの言葉を使ってこのように説明しています。
「アイデアの不足とモノの不足では、どちらの方が大きな障害なのか」
ローマーの研究によると、アイデア不足は進歩やイノベーションの阻害要因として、モノ不足よりもはるかに重大だそうです。
これまでの歴史を見ても、多くの社会が最終的に貧困を抜け出せたのは、紙や鉄鋼といったモノのおかげではなく、それらをどのように活用するかというアイデアのおかげ。
アイデアが鉄を車に、橋に、鉄道に変えたのです。
では、我々一人ひとりの成功の阻害要因となっているのは何でしょうか。
モノ不足か、アイデア不足か。
モノはたいてい揃っていますよね。
モノよりも大切なことは、どうすればもっと説得力のあるセールストークができるのか、どうすればプロジェクトをもっと上手に管理できるのか、どうすれば収益を大幅に増やせるのか、どうすれば製品を市場に送り込むことができるのか、といった問題の解を見出すことです。
こうした目的を達成するためのステップ一つ一つにアイデアが求められるわけです。
では、どのようにすれば、アイデアを生み出すことができるのか。
そのために大切なことは、自分はアイデアを生み出すことができると信じること。
そして、好奇心をもって、多くの情報をインプットすることだといいます。
『忙しくしているだけでは不十分だ。それではアリと変わらない。問題は「何をしているから忙しいのか」だ。今の時代、誰もが新しいことを学んだり、アイデアを求めるのに忙しくしているべきだ。』
本書のこの言葉がとても強く心に残っています。
アイデアを生み出すのに、才能や能力は一切関係ありません。
だからこそ、日頃から積極的により多くの情報に触れ、それを自分のものにすることがとても大切です。
それをしっかり意識して生きていきたいものですね。 -
アイデアは、絶えず考えている者におりて来る…
12/11/22-110