アイデア・ハンター: ひらめきや才能に頼らない発想力の鍛え方

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532318222

感想・レビュー・書評

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  • アイデアは自然に出てくるものではない。 こちらから探しに行くものだ。 それは当然でしょう。 しかし、ひょんなことからアイデアが湧いたり、偶然見つかることもある。 そんなときに控えて、感性が重要だと思う。 ひらめきだと思う。

  • IDEAポイントは43と落第点だったので、これから頑張る!
    4つのルールは、それぞれInterested, Diverse, Exercised, Agileとなる。
    いちばん、Agileが低かったw

    たくさんメモったが、特に印象的だったとこを一箇所だけ引用しておく。

    > アイデアと自分の技との相性を見極めることも大切

    * 自分はこのプロジェクトのために時間とエネルギーを費やすことを楽しんでいるだろうか?
    * 本心からこのプロジェクトに携わりたいと思っているだろうか?
    * この企みに点火することによって自分は何か学ぶだろうか?
    得意分野を広げることができるだろうか?
    * このアイデアを実現した人物として世に知られたいか?
    * このアイデアにかかわりたくない、というような状況を思いつくか?

    > 最初の4つの問いの打ち、ひとつでもNoがあったら、もしくは最後の質問がYesなら、アイデアを棚上げするか他人に任せて手をひくのが懸命だ

  • メモ。

    ●「idea」(アイデア)という言葉は、ギリシャ語の「idein」(見る)が語源である。
    ●突き抜けたアイデアは、つねにそれを探している者のところにやってくる。
    ●打ちやすい球を待ち続けることは殿堂入りに、どんな球にでも手を出すのはマイナー行きにつながることをウィリアムズは知っていた。
    ●私には特別な才能など何もない。ただ猛烈に好奇心が旺盛なだけだ(アルバート・アインシュタイン)
    ●クックは我を忘れたように他人の話に聞き入る。まさに好奇心のかたまりだ。相手がだれであろうと、次にその人物が口にすることこそ、今までで一番意外で刺激的な話に違いないと信じている。他人の話を聞くときは、まばたき一つしない。そうして学んでいるのだ。
    ●バフェットが日々知識を探求する理由はシンプルだ。ほかに圧倒的な成功を手に入れる方法を知らないからだ。
    ●バフェットは、自分の時間の半分をイスに座って情報を読むこと、残りの半分を信頼する相手との対話に充てている。
    ●マイルスは自分より音楽をよくわかっている人間と演奏したがった。そうすることを恐れてはいなかった。
    ●アイデアを生み出すのに最も確実な方法の一つは、周囲の人が確実にアイデアをもたらしてくれるようにすることだ。しかも大量に。
    ●まず必要なのは、アイデアを求めて自分の枠から出ること、アイデア探しを自分の頭のなかだけにとどめないことだ。なぜなら、アイデアのほとんどは自分の外にあるからだ。
    ●トーマス・エジソンはまったく縁のなさそうな情報源に興味をもつ人間だった。たとえば、「シェークスピアこそアイデアの宝庫だ」とよく語っていた。
    ●同じ場所でアイデアを探すな。
    ●見ているだけで多くがわかる。イノベーションは目から始まる。
    ●人間の脳というのは、もともと空っぽの狭い屋根裏部屋のようなものだよ。それを自分の選んだ家具で埋めていかなければいけない。愚かな者は見つけたガラクタを何でも置いてしまうので、自分に本当に有益な知識が脇に追いやられてしまう。だから無用なものが有用なものを押しのけないようにすることがなにより重要なんだ。
    ●どこにいようと意識的に観察者であろうとする。
    ●自分をとりまく世界に注意を払うだけでなく、自分自身をも観察しなければならない。個人的な経験―まずは好きだったか、嫌いだったか―が仕事上のアイデアの源泉となる可能性がある。
    ●スティーブはメールボックス、会議室、カフェテリア、なによりトイレを建物の中央に配置し、だれもが毎日いろいろな人と出会うようにした。人と人が出会い、目を合わせると、そこで何かが生まれる。スティーブはそれを知っていた。だから会社中の人間が顔を合わさずにはいられない状況をつくったんだ。
    ●アイデアが得られるように、一日を過ごす場所を少し工夫してみることはだれにでもできる。まず、一番アイデアのフローがありそうな場所を考えてみよう。アイデアを探すべき場所は自分のデスクや会議室にかぎらないこと、またそうした場所がアイデア探しに最適でもないという意識をもつようにしよう。
    ●自分がふだんは行かないような場所にいる人々と接触することだ。
    ●よいアイデアをいくつかボツにしてみよう。
    ●上司が「俺にもっといい考えがある」などと言いながら、部下のアイデアをつぶしてしまうケースがいかに多いことか。「君と僕のアイデアを足し合わせて、何か新しいことを考えられないか」と言うほうがずっと生産的だ。
    ●テレビドラマやコメディのプロデューサーは、最高のアイデアにつながる会話を生み出したければ、チーム内の序列を無効にしなければいけないことをよくわかっている。アイデアを出す権利は全員平等にあるというのが大原則になる。

  • 良い。

    4つのアイデアハントのルールに基づいて書かれている。アイデアを出す人なら心得ているであろうことだ。

    とくに前2つのルールはうなずきながら読めた。後ろ2つが悪いわけでもないが、より納得感があった。

    アイデアを出すということは、才能、先天的なものではない。仮にあっても一部ということで、いかに学び、動き、観察し、試すか。それらを著者らが丁寧にまとめてくれてとても好感が持てた。

  • 自分の足りないところを考えさせられた。もっと自分の好奇心に従って行動を取ろう

  • アイデア実現には<狩り>に出よ。Interestedとことん興味を持つ、Diverse間口を広げる、Exercisedトレーニングを欠かさない、Agileしなやかさを保つ。有意義な会話をしかけよ。

    英語だとキーワードがハマるので、覚えやすいです。

  • アイデアの重要性を知り、そしてそれをいかに「狩る」のかという本。

    自分、自分を取り巻く環境に興味を持つことから始まり、とことん興味を持ち、間口を広げ、トレーニングを欠かさず、しなやかさを保ち、有意義な会話をしかけ本番にそなえましょうとさ。

  • 一ページしか読めませんでした。

  • 勉強会で、アイデアを生み出す方法について学んだことがきっかけで、アイデアの重要性を知り、本書を手にとりました。

    本書では、アイデアの重要性について、有名な劇作家ジョージ・バーナード・ショーの言葉で説明しています。

    「君と私がりんごを一つづつ持っていて、それを交換したとしよう。お互いのりんごはまだ一つづつだ。でも君と僕がアイデアを一つづつ持っていて、お互いのアイデアを交換したとしよう。すると、私たちはお互いに二つのアイデアを持つことになる。」

    つまり、誰かが持っているりんごはただのりんごです。
    けど、誰かの考えた「焼きりんごの作り方」、これはアイデアです。
    このアイデアは、大勢の人が何度でも使えるわけです。

    また、アイデアとモノの違いについて、経済学者ローマーの言葉を使ってこのように説明しています。

    「アイデアの不足とモノの不足では、どちらの方が大きな障害なのか」
    ローマーの研究によると、アイデア不足は進歩やイノベーションの阻害要因として、モノ不足よりもはるかに重大だそうです。

    これまでの歴史を見ても、多くの社会が最終的に貧困を抜け出せたのは、紙や鉄鋼といったモノのおかげではなく、それらをどのように活用するかというアイデアのおかげ。
    アイデアが鉄を車に、橋に、鉄道に変えたのです。

    では、我々一人ひとりの成功の阻害要因となっているのは何でしょうか。
    モノ不足か、アイデア不足か。
    モノはたいてい揃っていますよね。

    モノよりも大切なことは、どうすればもっと説得力のあるセールストークができるのか、どうすればプロジェクトをもっと上手に管理できるのか、どうすれば収益を大幅に増やせるのか、どうすれば製品を市場に送り込むことができるのか、といった問題の解を見出すことです。
    こうした目的を達成するためのステップ一つ一つにアイデアが求められるわけです。

    では、どのようにすれば、アイデアを生み出すことができるのか。
    そのために大切なことは、自分はアイデアを生み出すことができると信じること。
    そして、好奇心をもって、多くの情報をインプットすることだといいます。

    『忙しくしているだけでは不十分だ。それではアリと変わらない。問題は「何をしているから忙しいのか」だ。今の時代、誰もが新しいことを学んだり、アイデアを求めるのに忙しくしているべきだ。』

    本書のこの言葉がとても強く心に残っています。

    アイデアを生み出すのに、才能や能力は一切関係ありません。
    だからこそ、日頃から積極的により多くの情報に触れ、それを自分のものにすることがとても大切です。

    それをしっかり意識して生きていきたいものですね。

  • アイデアは、絶えず考えている者におりて来る…

    12/11/22-110

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