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図解 コーヒー一年生 (サンクチュアリ出版)
- 粕谷哲
- サンクチュアリ出版 / 2023年10月10日発売
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何気なく本屋でうろついて購入。
粕谷さんはタリーズ経由で知っていたので「これは!」と。
めちゃくちゃ勉強になった。
インスタントコーヒーに牛乳大好きというのがめちゃくちゃ意外だったり、筆者のキャラクタも良い。漫画の表現も良い。
淹れ方など早速試したところ味が変わったので、色々試行錯誤していきたい。卓上スケールはなかったので購入。科学ではないけど測って再現性を高める感じ嫌いじゃない。
コーヒーってどれも同じでしょ、みたいな人が読むのに一番最適な気がする。自分はそこまではなかったけど、一旦そこは白紙というかなかったことにして色々知らないことが多かったので、学びになった。
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すごい言語化 「伝わる言葉」が一瞬でみつかる方法
- 木暮太一
- ダイヤモンド社 / 2023年6月7日発売
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よかった。
言語化の解像度が上がった気がする。
著者の言葉の使い方、定義感も良いが、
言語化の定義もいい。
WHATなきゃHOWでごまかせない、WHAT詰めていきましょというのが本書の一貫した主張となる。
一方で、言葉について興味がないとか、伝え方だけ知りたいとかって人には結構きついんだろうなあとも。
2024年4月15日
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たった4年で100店舗の美容室を作った僕の考え方
- 北原孝彦
- 横浜タイガ出版 / -
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かなりよかった。
美容室の経営展開というか、経営の仕方として著者の考え方が面白い。
FC展開で店舗救済型も面白いし、
人は育てられない後押ししかできない、
マニュアルで忘れない週報とか色々と独自の考えと施策がとても良い。
美容室でなくても応用できそう。
2024年4月12日
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いちからはじめる (小学館文庫)
- 松浦弥太郎
- 小学館 / 2021年10月11日発売
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本屋店頭でたまたま買う。
0のオールリセットでなく、1から。少しあるところからという意味合いで。
よかったなあと。
・p63 見えない部分で考えて違いが出てくる。見える部分が一緒だから同じ仕事というわけじゃない。確かに。
・p152 勤勉とはビジョンに向かって検証していく毎日やってくこと。これはめちゃくちゃいいな。そうなんすよねー。
・p163 アウトプットの定義は良い。今まで誰もあらわしていないことを言語化すること。これもめちゃいいな。
・空き時間に何をやるか決めておく。確かに
5分とか、15分とか、30分とか、そういうところで決めておいてやると
2024年4月10日
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「考えるスキル」を武器にする
- 筧将英
- フォレスト出版 / 2023年5月10日発売
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よかった。
特に考える初心者編的な1,2,3章が最も学びになった。
思考量、考える=分ける、概念図あたりは確かになあというところで、とくに考えるのが苦手な人はこのあたり、とくにアイデアを出すのが苦手な人はこのあたりが苦手ではないかという読みで理解が深まったと思う。
2024年4月9日
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思いつきを価値あるアウトプットに変える 思考の手順 (PHPビジネス新書)
- 田中耕比古
- PHP研究所 / 2023年3月18日発売
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明確に思うと考えるは違う、そして思いつきだけではアイデアではないということと理解。
そして、なぜ人は思いつき→考えることをしないのかというと、それは面倒だからと。手順に従って考えるのはストレスだし、慣れないなら様々なことに配慮も必要。
それが例えば、バースデー企画みたいなのをやるにしても、手順を追っていくとかなり考えることを示しているのがなるほどなと思った。
著者が明晰にしているのは、
思いつき→具体化→構造化→情報補完→取捨選択→価値としているが、つまりこれらは、
・紙に書き出し、
・グループ化や関連付けをしたり、
・テーマに沿ったもので埋め、外したものは捨てる
ようなことをやることで、磨かれていくということ。
短めだけど、エッセンスが詰まっているので結構おすすめできる。
2024年3月19日
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最新脳研究が教える 16歳からの勉強法 (東進ブックス 東進新書)
- 池谷裕二
- ナガセ / 2022年2月26日発売
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めちゃくちゃ面白かった。
高校生向けがベースとなっているが、16歳からのなので、大人向けとしても全然OK。
勉強のやり方というところだが、学習の仕方としての科学的なやり方として非常に良かった。
結論的には根気よく継続することが肝要となるが、それを頭ごなしに言われてもわからないと思う。よって、科学、つまり脳の動きを知って、例えば海馬には何度も示すことで重要化され長期記憶化されるなどのように、原理を知っておくことで、多少面白くなるかなと。
実践として、高校生がこれを理解してやっている時点で相当優秀なような気もしたが、多分出来る人は出来るという感じにもなりそう(多くは勉強法などメタ学習に行かず、目の前の事柄を学ぶだけで一杯一杯。自分もそうだった。だからこそ、そういうメタ的に全体を俯瞰することで、圧倒的に効率が良くなるが、そこが分かることが本書を読んだ証左かもしれない)
勉強したり、学習したり、大人でも誰でも非常に励みになる一冊だった。当然学びを楽しくやったほうがそれも効果的なので、どんどん学んでいきたいと思った。
2024年2月26日
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焼きペヤングメーカー爆誕! ! 一点突破メーカー「ライソン」の破天荒日記!
- 山俊介
- 清流出版 / 2021年2月9日発売
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かなり面白かった。刺さった。
p.42
誰に喜んで欲しいかを考える。お金を払って買う人の目線になる。ここを詰めに詰めまくる
p.80
最初は誰でも「どんな人が買ってくれるか」を考える。そのうち忘れて、自分が売りたいものを売ってしまう。
p.140
やり切る大事さ。
やりきれば売れなくても次につながる。
このあたりが刺さりました。
お客さんのことを考えていない押売みたいなものもゴマンとあるわけで、考えてもやはり駄目なものもある。でも、必須として考えた上で駄目なら、まあ次にいこうと。この時やりきったなら次に活きると明言してくれるのが有り難い言葉だなあと感じました。
この誰かのためにやっているのに、誰かが消える。これってタスクや業務を分割分解しているからで、一部しか見えないからなんでしょうね。ライソンならBtoBだから、最初は卸でゲーセンに売るとか、そういう事業者しか見てなくてみたいな。分業を全部否定することはないんですが、それでお客って最終的なお客さんは誰か。そこがイメージできないときついよなあと、改めて感じました。
ユニーク商品開発って感じが強いですが、しっかり考えて、ペヤングもめちゃくちゃ食べてるし、コーヒーもめちゃくちゃ飲んでるし、ここは「切り取った」感はあれど、それを地道にやりきれるからこそのヒットなんだろうなと。素晴らしい!
2024年2月9日
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世界の一流は「雑談」で何を話しているのか
- ピョートル・フェリクス・グジバチ
- クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2023年3月31日発売
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雑談で色々刺激になるけど、どうも「雑談」というとズレている感がある。つまり、雑談が面白い感覚がずれているということだ。
これを読んで明確なのは、
「雑談」=対話、ダイアログ
であり、それらはある種「語り」といってもいい。
語るというと大袈裟かもしれないが、実際には関係性を作ったり、信頼、相手がちゃんと話を聴いてくれるか、ふざけてないか、威圧的ではないか・・・など結局そこが入り口となる。まともに「雑談」というと語弊があるが、シンプルにあなたを知りたい、相手を知りたい、話を聞こうとする。それだけなのだが、それが出来てないという指摘となっている。
雑談=とりとめもない話といえるのは、プライベートでだらだらするくらいで、ここではビジネス、別にお客さんとの話でもだが、社内の上司と部下でもそうだし。となる。
自分としては、対話的雑談を意識をさらに磨いていくために良い知見となったなあと。
最後にやはりなあというか、ところを引用で締めてみたい(笑)
位置: 1,683
> 日本のビジネスマンには、雑談で「下ネタ」を話したがる人がいます。その数はさすがに時代と共に減っているとは思いますが、中高年層には少なからず生き残っているようです。男性同士であれば、下ネタを話題にすることで、お互いの距離感が縮まったように感じられます。その場に女性がいても気にすることはなく、女性も楽しんでいるだろうと勝手に思い込んでいる人もいます。残念ながら、 どちらも勘違いであることは、すでに世の中の常識 になっています。
これはその通りだなと。他にもこのような鋭い指摘が多い。実際に下ネタを好む人はちょっと仲良くなれないし、その話題ばかりでも厳しい。これはお笑いなどでも特定のいじりとかも似ているかもしれない。いじり=いじめのようであり、人を別に傷つけなくても笑いは取れるというか。このあたりの価値観、思い込み、とくにアンコンシャスバイアスに近いがそうなっている人は結構まずいんだろうと。
問題はそういう人に出会った時にどう立ち回るか。メタ的な指摘は気づけないか、自分とは思わないかもしれない。ここがどうなるかになるが、雑談でこのようなハラスメントの火種が一杯あると考えるとなかなか「めまい」がしてしまうところか。
かなり面白かった。
雑談のテクニックとかもどうでもいいが(ほぼ書かれてない)、そもそも雑談とかってなんだろうとか。あとは、人と話して相手を理解する感覚が直観では分かっている人には良い本と思う。
理屈やロジックとして説明が欲しい人(別にノウハウでこうすればいいという意味でなく)向けかなと。語られる内容はその通りすぎることが多い。それ故にこれが「新しい」「理解されていない」ということを、日本の企業やビジネスシーンがいかに寒いかということを示してくれるとも言える。悲しいが事実なのだろうと。
対話ということいっても「対話」だから次はそれをどうするかとなるので、実践あるのみ。そんな簡単に会話→雑談になるとは思えないし、ハラスメントまがいのトークが消えるとも思えないので。そこはじゃあ変えよう、変わろうというならば、まさに学んでやっていかないといけないのだろうと。
2024年1月29日
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スモールビジネス起業の教科書_D2C物販編: 事業アイデアから集客を成功させるズルいマーケティング戦略まで
- プロコン
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面白かった。
スモールビジネス事例は海外ネタで、そこから著者の考えを紐解くのが良い。
一番刺さったのは、
トッププロでなくてもビジネスはできるということ。
これは確かにそうで、ビジネス解像度が低いとそう思いがちだが、自分の経験からもそれは成り立つというところ。
少なくともトッププロはいるし、それは素晴らしいが、多くの仕事、価値はお客さんにとって「良い」「役立った」で成り立つ。
めちゃくちゃすごくなくても十分やれる。その実感はめちゃくちゃ大事で、そこを丁寧に書いているのは好感が持てた。
2024年1月29日
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ChatGPT企画書術: もち麦市場参入検討企画書づくり
- 羽切徳行
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面白い。
やっていることはシンプルで、企画書をChatGPTと一緒に作ったらを試したということ。
実際にテーマは「もち麦」商品開発というもの。著者がもち麦が好きというところから始まっている。
結論的には、同感であるが、
・ChatGPTの出力は吟味が必要であり、うまく出力させるには時間もかかる
・このアウトプットを精査するのであれば、自分で考えていったほうが早くなる感がある
・社内の信ぴょう性などを一旦無視して「型」として全体を効率的につくるには使える、かも。
というところに落ち着く。
だからChatGPTは使えないというわけでなく、使うシーンや状況が限定される。少なくとも、企画書を全部書いてもらってはできないし、ネタや考えることは人間がやる必要がある。
面白かったので自分でも何かテーマを見つけて試してみようと思った。
2024年1月29日
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いちからはじめる (小学館文庫 ま 7-2)
- 松浦弥太郎
- 小学館 / 2021年10月6日発売
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普段なかなか著者の本は読まないが、たまたま手に取ったんだけどこれがかなり良かった。やはり読者側の意識次第なんですかねw
p63
見えない部分で考えて違いが出てくる。見える部分が一緒だから同じ仕事というわけじゃない。確かに。
p152
勤勉とはビジョンに向かって検証していく毎日やってくこと。これはめちゃくちゃいいな。そうなんすよねー。
p163
アウトプットの定義は良い。今まで誰もあらわしていないことを言語化すること。これもめちゃいいな。
あとは、空き時間に何かやるか決めておくのはめちゃライフハックっぽいけど、いいなと。1分、3分とか5分とか唐突にあいたら何やる?決めておかないと確かに動けない。
上の3つを拾ったのでここから考えるネタになりそうではある。ありがたい。
2024年1月13日
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センス・オブ・ワンダー (新潮文庫)
- レイチェル・カーソン
- 新潮社 / 2021年8月30日発売
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なるほど。しっかり読んだのは初かもしれない。
ポエムっぽい感じで、自然発見を感じるというところが、エッセイ的に書かれていて良い。そして途中で終わる感は、何を伝えたかったというところになるが・・・。
自然との関わりから色々と発見して、まさに何があるか、好奇心や学ぶとは何か。そういうところでは確かな感覚として取り戻すのが大事だなと思えた。
2024年1月13日
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最強の小さな連続起業家: 貯金0円から、誰でもできる
- 白石久祈
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面白い。
政治家目指しつつ就職しつつ、辞めて秘書をしつつ、学習塾や色々なビジネスを立ち上げる著者の動き方が良い。
とくに印象深いのは簡易でもいいので調べてしっかりと仮説を立てて勝ち筋を見ていくところ。
起業に対する感覚が良いと思った。
引用すると、
>よく、「そんなにたくさんのことをして忙しいでしょう?」「何屋さんですか?」と問われます。 私は忙しく働くのが心地いいですし、働くのが嫌になればすぐに辞めると思います。「いつでも辞められる」この心持ちが、私を楽しませてくれる原動力なのかもしれません。 日本では、ビジネスに情熱を注いだり、大きな目標を口に出したりすると笑われます。そしてきっと、私のような小規模で連続起業家と名乗ることを笑う人もいるでしょう。 上昇志向を恥ずかしいと思う人が、私を嘲笑います。そして、妬みや嫉妬で悪口を言われることも多くあります。
この点が良い。実際に人と違うことをやったり考え方が違うと叩かれるのだろう。いつでも辞められるという感覚も面白く、いいなあと感じた。
ビジネスや起業をしたいという人は軽く読めるので読んでみてはどうだろうかと思った。
2023年12月16日
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無名の男がたった7年で270億円手に入れた物語 (扶桑社BOOKS)
- 竹之内教博
- 扶桑社 / 2021年4月20日発売
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いやー面白かったですわ。
ただ、序盤が面白くやや後半になると、慣れてきた感はありますね。それは当たり前かもしれませんが。
51個ほどハイライトしたのですが面白いところだけを圧縮すると、
・最初から多店舗展開を考える。最初に店にすら顔に出さない徹底ぶり。
・成功したビジネスを真似る(学ぶ)。高校生でのめっちゃ勉強できる加藤くんを真似た話など。
・店長になったつもりで、スタイリストになったつもりで振る舞う(言い得て妙)
・10割で自分でやるのでなく8割でいいので増やすやり方(仕組み化)
・著者でも10億を怪しいもの?などに投資して失っている。当然示したスタンスとは別で楽に儲かるという感じがあったから。
・20分に一度の「延長希望」アナウンス。これは良い仕掛け。
・会議は売上をあげるための場。報告等は常時で済ます。
気づきが多く面白かったです。多店舗展開する人に参考になるというよりも、著者のビジネスの考え方が面白いです。
2023年12月12日
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デザイン視点でイラストを描く 伝えたいことが伝わる29のヒント
- mashu
- マール社 / 2023年1月24日発売
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良かった。
とくにアイデアの考え方が、絵と簡潔な説明で素晴らしい。
オズボーンのチェックリストを絵で説明した人は初めて見た気がするくらい。
伝えたいことと伝えるための表現を持って伝えるとしているのも良い。
絵とかイラストとかデザインとかだと、どうしてもスキルとして、ツールとかデッサンとかそういう技術をすぐイメージしてしまう。
でも、伝えたいこと、コンセプトや狙いがないとそれはないわけで。どちらも大事。
面白い表現アイデアが浮かんでも表現技術が出来なければできないし、アイデアがなければ表現スキルがあっても使えないというところ。
イラストや絵の描き方をデザイン的な、つまり法則や理屈で説明しているのもとても良い。他にもありそうではあるが、やはり特徴は分かりやすい絵やビジュアルに簡潔な文章が特徴だと思う。あまり活字とか文章が苦手な人にはかなりおすすめできる。
2023年11月13日
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大学教授がマッチングアプリに挑戦してみたら、経営学から経済学、マーケティングまで学べた件について。
- 高橋勅徳
- クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2022年12月29日発売
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2023年11月12日
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やだなー本 その「やだなー」はアイデアに変えられるかも、変えられないかも
- 明円卓
- KADOKAWA / 2023年4月21日発売
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書店で見かけて購入。面白かった。
色々なやだなーを集めた本といえばそれだけなんだが、結局この「やだなー」はアイデアの源になると。まあそう捉えられない人もいるんだろうけども。
アイデア発想としてやだなーは不満とも重なる点もあるが、微妙に違ったり、もっと身近で細かい、自分だけの「嫌」を顕著に顕在化している点が面白いと思った。
人に対する解像度を高めるということでいえば、まあこのやだなー視点が色々あって「理解」していけるとか、しようとするのが大事で。読んでいてそこ気になるんだというのもあれば、それは分かるなーというのもあるので、そういうことなんだと思う。
全て共感しないといけないわけではない。とはいえ、そういうのがあるんだよね、という「感」で読めるかどうか。そういう人はコラムにもあるけど、企画とか向いているし、事業とかできると思うのでぜひやったほうがいい。
逆に疎いとか、気にならない人はきついかなと。まあそれだけではないんでしょうが。
300のやだなーに触れて人の社会の解像度あげましょうw
2023年10月10日
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アイデアパーソン入門 (講談社BIZ)
- 加藤昌治
- 講談社 / 2009年1月8日発売
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たぐる話とかまさにと思ったり。色々得るところが多かったです!
以下メモ。
・思い出す、ぶつかる、は身体的。そこには頭で考えるよりも、身体がある感じがある。何度もやってみてこうかな、ああかなとやることが。ポイントとなる。
・どちらもだけど、結局考え続けるというところが味噌だなと思う。
・違う言葉でいってもいいけど、理屈ばかりではだめで、とはいえ理屈がほるとかおさえるとかでは大事だからそれも大事っすねえ。
・P.91のたぐるの実例→P.111のQAで、やはり加藤さんも意識的にどこまでやれているかは分からないというわけで。意識と無意識が相互に訪れるか、分からないんだろうなと。
・これはかなり大事な話で、全て意識下にないんじゃないか。つまり無意識下(人はそれを全て偶然と呼びがちだけど)もしっかりあると捉えたい。
・意識してなくても出来てるやれているということは大いにあるし、意識せずやれることを学習したともいえるので、ここらへんがポイントになるよなあ。
・第17考:知っている≠思い出せるというのが大事で、思い出せるようにしていくのは大事だなあと。
・第22考:複合技だし、たぐるとかって単体で極めるのでなくいくつか合わせてやると。確かになあ。自分例出してみようというところでいくつか書いてみるか。
2023年9月27日
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逆境を活かす店 消える店
- 竹内謙礼
- 日本経済新聞出版 / 2021年9月14日発売
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連載を読んでいたので知っているネタも復習がてらとなっていて楽しく読めた。
色々と気づきはある中で、
お客様と経営者は似るという話が一番印象的だったかも。
似るとは、考え方とか価値観とか。そりゃそうだなと。
逆にまずいお客がいてかつリピートで常連がその人なら、自分がそうなのかもってチェックすることになるなあと。
2023年9月26日
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アイデアをお金に変える「マネタイズ」ノート 新商品、新事業をつくる人は、最初にどこを見ているのか? (三笠書房 電子書籍)
- 市原義文
- 三笠書房 / 2023年7月18日発売
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面白い。
アイデアマンの頭の中身が分かるというところ。
ただ「マネタイズ」というところで、アイデアをお金にする、つまり事業化というところにおいては、そのプロセスなどはカジュアルという認識。
著者の様々な事例があり説得力はある。アイデアがどう生まれたか、そして形にしたことはとても素晴らしい。
しかし、アイデアとして出てきたことを実行して成功したというところには、かなりの乖離があるのは確か。
逆にいえば、水面下で失敗したりうまくいかなかったことが山程あるということを想像すると良さそう。
そうすると、著者が成功したという事例がパラパラ出てくるが、それは数十年かけてやったことでいくつかということになる。それくらいの確率になるなというのはよく分かる。
そういう意味で、元のネタは日常にあるし、そこからアイデアを出しているのだよということがよく分かる。逆にいえば、そういうどこからか勝手に生まれたりせずに、日常を観察して生み出しているからこそ、その視点があればやり方を真似して学べば出来るというのは確かかだと思う。
なので、マネタイズ自体は期待するとズレるのでそこだけ留意されたい。
ビジネスアイデアの考え方とか、メモの仕方、あとはアイデアをどう仕上げていくかは学べると思う。
事業者視点、提供プロセス側の話になりがちなのを購入プロセスで客視点に戻すとか、クリームパンの話が印象に残った。
2023年9月21日
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コンセプトのつくり方
- 山田壮夫
- 朝日新聞出版 / 2016年3月7日発売
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非常に良い。
大きな気付きは、
・十字フレームは整理であって、発想ではない。発想はぐるぐる思考。このあたりで既に混乱する人はいるかもだが、多分その通り。例えばある種のフレームワークは多くは発想を促すのでなく整理する
・例えば、良いアイデアを出したいならフレームワークに従ってどうでなく、身体的に見たり聴いたり色々動いて体で考えるという節がある。その結果をまとめて考えていって、これかな?これかな?ということを言っている。
・そういう時にある程度整理できるといいので、そういう意味で十字フレームは優秀といえる。
・とくに、横軸のコミュニケーションとしてのターゲット=お客さんと、そのサービスをつなぐものと、縦軸のビジョンと具体策のマネジメントを結んだのは流石というか、なかなか気づけない。
・僕であればマネジメントは一旦おいているので、横軸メインだが、一方で縦軸は組織ではマネジメントだけど、多くはここではその人や起業家のマインドセットがビジョンで、具体策はそのビジョンをどう伝えるかということで理解してもられば良さそう。なのでこだわりみたいなものになるけど、それが当然課題やコンセプトにあってないとずれるというだけ。
・「単なるカネ儲けを超えた基本的価値観と目的意識」はジム・コリンズ氏の言葉っぽいが、とても良い。
・ぐるぐる思考として発想法も良い。良いのは右脳も左脳も(別にどちらでもいいし、決めなくてもいいけれど)つまり、身体と頭を両方使うバランスがいい。ぐるぐる考えていくということをイメージできるのがいい。
そして実際にこの通りで、アイデアは頭だけで出せるものではなく、むしろ身体がないと。そして身体だけでも整理しないというところを両輪として感じられれば本書の役割は果たせていると思う。
他の気づき
・P.89
生活者視点も一方通行になる。違和感もそうかも。だからどちらかでなく両方いるよねと。それは全くその通り。
・P.92
課題とコンセプトは同時に決まる。いったりきたりで。確かにだから課題とコンセプト一緒にしているのは筋がいいかも。コンセプトは別ではない。課題と一緒ってことだね。
・ P.96
コンセプトは複数ある。確かに一つでなくてもいいっすね。
最後のアーカイブネタ。事例を色々放り込んで学んでいくというところで、とくに逆引きは誰でも出来るのでオススメだと思う。そのサービスや良いと思ったものはどういう仕掛けやアイデアがあるのか?眼の前のものだけでなく、そこから何があるか。別にコンセプトだけでなく、課題でも誰向けで、どういう伝え方、ビジョンは何かと考えていけばいい。
正解はないので、まさにこれらをぐるぐるして考えて試して、そしてあーでもこーでもないとやること。それがまさにアイデア出しであり、形にしていくそのものだと思った。
失礼ながら想定していたものがもっと机上っぽいイメージだったので、めちゃくちゃ評価は高い。
とはいえ、これは実践していないと「宙に浮く」感じはするので、いくつか得たものがあれば実践して試す。そして戻るということを繰り返すのが実践的でオススメ。
2023年9月14日
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個人開発で毎月1万円を稼ぐコツ
- katonobo
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簡単にいえば個人開発として、
スマホアプリで、ツール系を作り、収益を得ようというもの。そして1本で月1万円なら20個作れば20万円というアイデアを示すといっていい。
実際はどうかといえば、おそらくそういうアイデアを持ってやってみるが、上手くいかずに辞めてしまう人も多いだろう。その場合はおそらく量産して数でやる数が足らないということになるのだと言えそう。
とはいえただ作れば当たることはないので、
シンプルに個人規模で勝てるのは、
・多くの人が使うものではない。メジャーでなくニッチ。著者はドニッチといっている、さらに絞り込めという指摘をしているが、そのとおりだと思う。
・UGCなどユーザー投稿があるものはおすすめしない。それは最初のユーザー獲得が大変だから。ものすごく分かる。
・ツール系などそのユーザーがそこで使えるもので、完結するといい。いわゆる実用系。
本では、メモ帳の例もあった気がするが、そういう既にあるものでもいい。著者は既にある=市場がある=そこで需要があるという証拠として捉えているのが面白かったが、実際にそう。
メモ帳でなくても、天気アプリでもいいし、写真アプリでもいいし、計算機アプリでもいいし、そういう既にあるものから、自分ならこれがいいのでは?というのを見つけたり考えていくこととなる。
アイデア発想としてはその通りで、自分が欲しいものでもいいし、人が欲しいのではでもいい。まさに不満や不便を毎日見つけてそれをネタにしてリリース。何度も繰り返せば上手くなるので、まさに量稽古である、そうやって1個あたりリリースまでを1ヶ月かかるなら、2週間、1週間、数日、数時間までいけるかはわからないが、それくらいまでやれば、ニーズもアイデアも、開発も磨かれてるので、個人開発で1万円に到達するのは全然いけることなのではと思わせてくれる。
当然実践しなければいけない。
そしてそれは苦しいとかというよりも、個人的には楽しいとか、誰かに役立つとか、社会が良くなるとかそういう方向が面白いのではないかと思う。まあ自分がやりたいことをアプリとして入れていけばいい。ダメならやめる。いけそうならやる。その繰り返しとなる。
目安はないが、20個くらいつくってアイデアが同じではダメだが(切り口など)、全く反応がない人もいないのではないかと思う。自分はそこまで作っていないから言えないのだが、どちらかといえばこの個人開発はそれをやり続ける、やっても飽きない、というところが資質とか環境であるんだと思う。
僕は飽きてしまうというか、時間がかかったりやりきれない感があるので、違うかなとは思っているけど、個人開発が好きでしょうがない人はぜひ実践してみたほうがいいと思った。そしてどこかで記事に上げてその実践記録を出して欲しい。見に行きますので(笑)
2023年9月11日