成瀬は天下を取りにいく

著者 :
  • 新潮社 (2023年3月17日発売)
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感想 : 1786
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久しぶりにこの手の青春小説?になるのかを読んだ。
瑞々しさとかはわからないけど、中学、高校くらいの学生の視点がよくあって、「あーこういう感覚あったなあ」と。僕は滋賀とは全く地縁はないが面白く読めた。

成瀬を傍観ではないが、友達?としてなのかは不明だが、島崎目線の序章から始まり、最後は成瀬視点での締め。

女同士の友情感とはどういう感覚かは分かっていないが、成瀬みたいな人でも、ルーティングが崩れたりするのかというところが面白い。

そして地味に、マモルか誰かのサブ的キャラ稲枝と、成瀬らがつながっていくところでも、稲枝の視点と島崎の視点などと重なる感は面白い。

最終的に島崎からみたら「ホラ吹き」というところを否定しない成瀬が面白いなあと。

若い勢いは大事だなと、ここかなり大事で、いい感じで読み終えて面白かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年9月3日
読了日 : 2023年9月3日
本棚登録日 : 2023年9月3日

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