宅配クライシス

制作 : 日本経済新聞社 
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532321772

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  • 序章
    2017年3月7日付日経新聞朝刊1面:ヤマト、全面値上げ。アマゾンと交渉入り再配達有料化に含み。9月末までに宅配便の基本運賃を引き上げる方針を決めた
    2016年度:18億6700万個、業界全体では40億1900万個


    1章 誤算
    アマゾンが会員制サービスを始めた07年度の日本全体の宅配便取扱個数は06年度比1割伸び、初めて30億個を突破。その後も拡大し続け、15年度は37億個に達した。

    2章 労使の握手
    8割以上が運賃引き上げに賛成

    3章 27年ぶりの値上げ
    日経新聞4・25付けの朝刊1面トップ:ヤマト、5~20%引き上げる方針を固めた
    アマゾンの配送を13年度から本格的に受託したのを機にインターネット通販の荷物が急増。それに合わせて人員も拡大してきた。グループの従業員数は16年度末までの5年間で約2万4000人(14%)増えた。それでも荷物の急増に追い付かず。

    おわりに
    荷物が多くなる繁忙期に疲弊しており、届先と顔見知りになっていることが多い。荷物が多くなる繁忙期に疲弊している運転手をみて、心配に思う消費者も少なくなかったのだろう。ヤマト運輸が総量抑制と値上げを検討している方針が報道されると、理解を示す意見が大半だった。
    宅配クライシスは日本人のおもてなしの精神で提供してきた質の高いサービスが、人手不足で維持できなくなる象徴的な事例となった。

著者プロフィール

執筆は編集委員、コメンテーター。

「2022年 『これからの日本の論点2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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