カルロス・ゴーン 国境、組織、すべての枠を超える生き方 (私の履歴書)

  • 日本経済新聞出版
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本棚登録 : 64
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532322083

作品紹介・あらすじ

「20年前なら人間は生まれた場所で働くのが普通だった。
だが、これからは世界を舞台に働き、生活するようになる。
グローバル化には犠牲も伴う。
私も様々な犠牲を払ってきた。
それでもグローバル化は人の限界を取り除き、新たな可能性に気づかせてくれる。
日本人の多くもそんな時代を生きることになる。」

日本とフランス、2つの国で大企業のトップを務める、レバノン出身のブラジル人。
国境も、企業の壁も、すべての枠組みを超え、
常にリスクをとってチャレンジし続けた、
そんなカルロス・ゴーンの半生記です。

・2017年1月に日経本紙に連載された「私の履歴書」をまとめました。
・第1部が「私の履歴書」、第2部が「ゴーン名語録」。エピローグとして新規書き下ろしを掲載
・巻末に「英語で読む履歴書」を掲載

感想・レビュー・書評

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  • とても面白かった。名言集も参考になった。本当に、すごい経営者だと思う。
    毎年20億円の報酬を貰う価値のある人なんだから、男らしく有価証券報告書に載せて、自分の金で母や姉と会うマンションを買えば良かったのに、、、、もったいない人だ。

  • 副題に偽りアリ、本人の関与には疑問、手法は稲盛の亜流

  • カルロス・ゴーンの履歴書として、産まれから大学、ミシュラン、ルノー、日産について語られたのち、名語録、エピソードという構成。
    本当のリーダーシップは人の上に立つのではなく、人に仕えることであり、リーダーには結果及び透明性が求められ、また自身のアイデンティティを失わずに多様性を受け入れられる(すなわち、ダイバーシティを受け入れられる)ことが重要。なぜならばダイバーシティを受け入れられることがビジネスに繋がるからである。またビジネスの観点からすろと、決定の迅速さではなく、行動(問題解決)の迅速さが求めれる。

  • p27 生徒には厳しかったが、授業は楽しかった。思うことを簡潔に表現する大切さも教えてくれた。「物事を複雑にしてしまうのはそれが何も理解できていないからだ」と言っていたのを思い出す。

    p74 数字は多様な言語、文化の中で育った私が考え抜いた共通の言語なのだ。

  • 日本からの脱出劇の後に読み始める。自身の回顧録だから、基本はいい話にまとめている。
    いろいろ思う所はあるけど、やはりゴーンさんの功績は素晴らしいし学ぶべき点は多い。
    ある程度の時期で次の人にバトンタッチしたほうが良かったんだなと思う。20年ぐらい君臨して甘い汁を吸ってたら悪事にも躊躇がなくなるのか。
    一方で日産の企業体質だったり闇も根深そうで、ここ数年間のルノーやフランス政府も含めた抗争がどんなものだったかを知りたいと思った。

  • 東2法経図・6F開架:289.3A/G39g//K

  • 日経の私の履歴書連載に書き下ろしを加えた2018年3月の出版。書いた頃には今、こうなるとは思いもしなかったろう。現地、現場、その国、地に足つけて、というのが伝わる文だと思った。リーダーとして日産を立て直したのは事実だなあと思う。
    どこで今のようなルートになってしまったのかしら?

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著者プロフィール

ルノー会長、日産自動車会長、三菱自動車工業会長
1954年生まれ。フランス国立理工科大学を卒業。1978年ミシュラン入社、ブラジルミシュラン社長、北米ミシュラン社長を歴任。1996年ルノー入社。1999年日産自動車COOに就任し、2000年同社社長に。2005年ルノー社長、2016年三菱自動車会長。2017年4月に日産自動車会長に就任し、現在に至る。著書に『ルネッサンス』『カルロス・ゴーン経営を語る』

「2018年 『カルロス・ゴーン 国境、組織、すべての枠を超える生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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