あるものでまかなう生活

著者 :
  • 日本経済新聞出版
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本棚登録 : 414
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532323608

作品紹介・あらすじ

「食品ロス問題」の専門家が教える、
SDGS時代の必携暮らし読本。

捨てない幸せ、使い切る満足。
食も暮らしも生き方も。
“新しいスタンダード”にすっきりシフト。

第二回食生活ジャーナリスト大賞食文化部門/
Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018受賞の著者!

あなたのまわりはまだ食べられる、もっと使えるものであふれている!
食べ物もモノも限りある資源。
再利用したり、リメイクしたり、長持ちするように工夫することで、
そこに新たな命が宿ります。

□「賞味期限」はおいしさの目安
□冷蔵庫にあるもので調理する「おうちサルベージ」
□“あぶること”“寝かせること”でおいしくなるもの
□ごみ処理機には助成金も。生ごみは乾燥させて捨てる
□ペットボトル水は賞味期限切れでもOK。品質ではなく内容量の問題
□切り方ひとつで野菜の無駄が減る
□調味料を上手に使い切るコツ
□野菜を長持ちさせるなら「超カンタン乾物」
□「残りそうならこれに使う」のお決まりを用意
□マンション住まいでもできる「コンポスト(堆肥化)」
□シーツも本も。修理・修繕で「またあたらしいいのち」
□Gパンをスカートに。「アップサイクル術」
□日本の伝統「金継ぎ」で器がよみがえる
□人も野菜も規格外……

すがすがしく生きるヒントにあふれた一冊です。

「食品ロス問題」の専門家が教える、
SDGs時代の必読暮らし読本。

感想・レビュー・書評

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  • 食選びが変わるかも。食とSDGsを考えるきっかけをくれる本5選 - 【E・レシピ】料理のプロが作る簡単レシピ[1/3ページ]
    https://erecipe.woman.excite.co.jp/article/Hanakotokyo_243626/

    外出自粛で食品ロスはなぜ起きた? 「あるものでまかなう」を考える|読むらじる。|NHKラジオ らじる★らじる
    https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/detail/nhkjournal20200528.html

    あるものでまかなう生活 | 日経の本 日本経済新聞出版
    https://nikkeibook.nikkeibp.co.jp/item-detail/32360

  • 食品メーカーに勤めていた著者が食品ロス問題研究家になったきっかけは、東日本大震災。
    これのきっかけがすごく衝撃的でした。
    ある避難所で「平等配布ができないから…」ということから数の足りない食品や缶詰などがほったらかしにされてしまっていたという話。
    こんな事態でそこにこだわる!?
    いやいや…それっておかしいでしょ?
    誰も「それおかしいよ」って言えなかったっていうのも驚き!

    って思ったけど、実はこのおかしさは今の日本の縮図。
    クレームが怖いから
    文句を言われたくないから的な理由で
    作りすぎたり、賞味期限、消費期限の数か月前に廃棄するという謎ルールがあったり…

    「お買い物は投票」

    まず私たちにできることは
    買ったものを無駄なく食べきること
    お買い物はそのお店を支えることだと考える
    ゴミを少なくする
    最後まで使い切る

    当たり前のように思うんだけど…
    実はそれってできてなかったりするんだよね…

    できることからスタートしよう~
    そう思った一冊。

  • あるものでまかなう生活と書いてましたが
    主に食ロスメインの本でした。

    現在食品系の会社で働いているので
    賞味期限の話など今の仕事で役立つ話も
    多かったので良かったです。

    食料品売り場の中のお店で働いているので
    食ロス問題は毎日感じています。
    ゴミ袋に入った食品をみると心が痛いです。

    少しでも、捨てられる食品が少なくなるように
    自分でできることをちょっとずつできたらなと
    おもいます。

    紹介されている本がけっこう面白そうなので
    そちらも読みたいと思いました^ ^

  • 『サステナブル・フード革命』(アマンダ・リトル)がキッカケで読む事になった『あるものでまかなう生活』(井出留美)。

    【アメリカの一部スーパーマーケットで捨てられる大量の食品内容】を読んだ時に「まだ食べれるのになぁ…」とまず思い、

    「自身の生活で工夫できる事があるとすれば何か?」という事を探そうと思ったためです。

    そう思って手に取れば何と以前読んだ『賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか』の著者さんでビックリしました。

    冷蔵庫の中でキュウリを腐らせ白いブニュブニュ状態にしたり、

    長期間キャベツを入れておいたが故に調理後も布巾生乾きのような匂いを放つ状態にさせた事がある身としては、

    まぁ人の事言えない。

    賞味期限について、「〇〇という商品の場合、実はこういう事を言ってるんですよ!」という事を本書では言ってくれているのですが、

    長期間置けても冷蔵庫保管食に関しちゃトラウマの域なので、

    「目の前にあるものを使えるところまで使う!」という目線で読み進めた結果、以下3点の目標を得ました。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ❶玉ねぎの皮で出汁を取るというベジブロスを行う

    ❷買う前に冷蔵庫チェック

    ❸料理する時、冷蔵庫の中にあるもので作る事を心掛ける

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    あとは、本書における紹介本や気になるワード【ゼロウェイスト、ヒュッゲ】の関連書を読んでいく事ですかね。

    それと………

    皮だけじゃなくて中身も大量消費する必要があるくらい今は家に玉ねぎがあります…………。

    家に住む者同士の情報共有を怠るとこのような事が起きます………。


  •  2011年に発生した東日本大震災の被災地で、「平等配布」の原則から、配布されずに放置され、ダメになった食べ物を目の当たりにし、食品ロス問題専門家としての活動を始めた井出さん。そんな彼女の提案する「あるものでまかなう生活」とは!

     食品ロスの原因となる流通のしくみから、家庭でできる無駄のない「食」の実践、「あるものでまかなう」生き方や働き方まで、すぐにできるヒントが盛りだくさん。

     世界中の多くの人が「あるものでまかなう」生活を余儀なくされた2020年。「食」に関しては、かなり無駄のない生活を送っていると思うけど、まだまだ日常生活でできることはありそう。

  • 知らなかったことが多く、勉強になりました。

  • 環境に配慮した生活を心がけようと思った。

  • 知らない事も多く、勉強になった。少し知識があれば、そうだ! 試してみようというきっかけになると思う。「ルリユールおじさん」「ハチドリのひとしずく」「「限りなく少なく」豊かに生きる」は、図書館て探して読んでみようと思う。

  • メインは食品ロス関係。
    職人から買え、の話題を読んでいて、実家に住んでたときは、商店街とかなかったけどパンと魚はそれぞれのお店で買ってたな、とふと思い出した。

    他の本でも野菜を干す話は出てきていて、興味もあるので竹笊かベランダ用ネット、買ってみようかな。

  • ないものはないから、あるものに目を向ける。

    使い切ったら、必要な分だけ買う。

    資源もお金も時間も有限で、欲しいと思ったものをすべて買うお金はない。私も含め、コロナ禍で自分の生活を見直したり、考え方を変えた人は少なくないと思われる。実際、買い物に行く回数が減り、食品ロスが減った人がいるらしい。

    著者の考えや経験談だけでなく、稲垣えみ子さんや捨てないパン屋さんの店主さんなどいろんな方の考えを知ることができ学びが多かった。

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著者プロフィール

食品ロス問題ジャーナリスト。奈良女子大学食物学科卒。博士(栄養学/女子栄養大学大学院)、修士(農学/東京大学大学院農学生命科学研究科)。主な著作に『捨てないパン屋の挑戦』(あかね書房)『食料危機』(PHP新書)『あるものでまかなう生活』(日本経済新聞出版)『賞味期限のウソ』(幻冬舎新書)『捨てられる食べものたち』(旬報社)など。

「2021年 『SDGs時代の食べ方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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