- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532324162
作品紹介・あらすじ
コロナ禍で慣れないテレワークが続く中、漠然とした不安をかかえ、ストレスを溜め込む人が増えている。日本アンガーマネジメント協会には、「怒りっぽくなった」「イライラが募って仕事に集中できない」「仕事が進まず自分に腹が立つ」などの意見が多数寄せられ、個人での研修受講も増えているという。
「アンガーマネジメント」は怒ることを否定するのではなく、自らうまくコントロールして適切なコミュニケーションを促進する手法。コロナ禍の中で心身への負荷が高まる中、さらに注目を集めている。
●「自分への怒りを抑える」のも必要なスキルに
「怒る」というと、「上意下達」「パワハラ上司」のようなイメージもあるが、個人のちょっとしたイライラ感情も立派な怒りである。怒りのコントールが必要なのは、上に立つ人に限るわけではなく、フラットな組織で協働して最大限パフォーマンスを上げるために、誰にも必要とされるスキルである。
本書の中での解決アプローチは、「自分がコントールできないことに悩まない」「怒りをリクエストに変換する」「スルー力を鍛える」「~べきと言わない」など様々だが、著者が実際にアドバイスした内容を中心に執筆する。失敗話なども盛り込み、具体性に富むものとする。
なお、「なんでこんなことができないんだろう」「意思が弱いのはなぜだろう」と、自分を責めるのもれっきとした怒り。テレワークが増えて自分に向き合う時間が増える中、自分への怒りのコントロールも生産性向上と健康維持のために不可欠。こちらにも多くの紙幅をさいて解説する。
感想・レビュー・書評
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アンガーマネジメントについて、今まで様々な研修や講習で習ったことをおさらい。
分かってはいるけど、いざ腹が立つとどうもそこまでマネジメント方法を考えて実践することができない私。
そうなんだよな、そうしたらいいんだよな、と思いながら読んだ。今後は是非もっと意識します。 -
お悩み別怒りの解決方法
根本的に怒りをしずめる方法ではなく、
そのときそのときの対処法
・ものに当たってしまうとき。
理性が働くまでの6秒をどう過ごすか。
→怒りを点数化する
「なんだこのメールは!5点!」
※攻撃的なのは言語能力が低いから -
何かで紹介されていた。
怒りをコントロールする方法について書かれている。
怒りを抑えるのが正解なのではなく、正しく伝えるのが正解。
個人の価値観を押し付けない。「○○すべき」の基準は人それぞれ。
人格を否定することを言わず、自分は何に困っていてどうして欲しいかを冷静に伝える。「いつも○○だ」とか「この前も○○した」とか、今怒っていることとは関係のないことを怒りにまかせて持ち出さない。
聞かれたくない、個人的なことには答える必要がない。 -
具体的な事例がたくさん載っていて参考になった。「怒りの原因はその人の『べき』」「怒っているのは自己責任」これさえわかっていれば、だいたい対処できるのではないかな。
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読んでいて、すごくすっきりしました。共感できる事ばかりでした。
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まさに大全の名にふさわしい、ネタ満載の本。問題は自分が実践できるかどうかだ。
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他人はこんなことで怒るんだなあというところも、興味深く読みました。
いろいろ参考になりました。
読みものとしても楽しかったです。 -
普段の生活で感じてしまうイライラやコントロールの効かない怒りなどの感情に対してどういう考えを持ち、どうアプローチすべきかを書いてくれた本。
友人、職場の人間など「他人」に対する憤り、怒りから自分自身に対するイライラまで状況や程度に分けて書いてあるので、自身の状況に応じて参考にできるのでよかったです。