本当はどうなの?日本経済: 俗説を覆す64の視点

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532355104

作品紹介・あらすじ

なぜ日本だけデフレが深刻なの?失われた20年って言うけど、何が失われたの?財政や年金が破綻すると何が起きるの?-気鋭のエコノミストが、素朴な疑問にズバリ答える。

感想・レビュー・書評

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  • うーん多分いい本。

  •  経済の現況をどう見るのかはなかなか難しい。よく半分水が入っているコップを、「半分しかない」とみるのか「半分もある」と見るのかで、全く認識が違ってくるというが、経済も同じ現象をどう捉えるのかは、素人にはなかなか困難かと思う。
     日本経済の現状についても、どう見るのかは、データの取り方や経済学派によっても真逆の見解が出されることも多いが、その錯綜した状況を本書は、バッサリ切ってくれるのかと期待して読んでみたが、そのような切れ味はまったく感じなかった。
     本書を読んでも「俗説を覆す視点」は感じない。それぞれの疑問点を読み解く結論が出ているようにも思えないし、全体を貫く経済思想も感じられない。
     本書は、経済書としてはあまり価値を感じない残念な書であると思う。ただ、現在の日本が抱える諸課題が整理されていることと、いくつかの経済データは見る価値があるようにも思えた。

  • 未消化で留まっている素朴な疑問、難題を解くためのデータやポイントを示す。

    俗説を知っていて、疑問を感じているひとは偉いと思います。
    私は、日本の現状を教えてもらいました。

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著者プロフィール

第一生命経済研究所経済調査部 首席エコノミスト。1967年 山口県生まれ。 横浜国立大学経済学部卒。1990年 日本銀行入行。調査統計局、情報サービス局を経て、2000年 第一生命経済研究所に入社。2011年から現職。主な著書に『なぜ日本の会社は生産性が低いのか?』(文春新書)ほか

「2022年 『デジタル国家ウクライナはロシアに勝利するか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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