- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532491130
作品紹介・あらすじ
人口減少・長引く不況・公共工事の減少-。新時代に勝ち残る不動産・住宅ビジネスとは?住宅すごろくの変化、老朽化マンション、REIT、別荘・リゾートとタイムシェア、リタイア後の都心暮らし・田舎暮らし、リフォーム、リノベーション、シェアハウス、バリアフリー、長寿命化、エコ住宅、スマートグリッド、高齢者向け賃貸、ハウジングプア、インスペクター、リバースモーゲージ、MBS、CMO、ノンリコース(非遡及型)ローンの可能性など、住宅マーケットの最新トレンドを幅広く解説。
感想・レビュー・書評
-
日経の経済ゼミナールの連載。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
震災前に書かれているのと、おそらく主眼が都市に向けられているため、今後の社会構造の予測としては非常に微妙なところになってしまったと思われる。
実際、東北の被災地では被災したからと建て直す訳にも行かず、さりとて住人が安全な都会や他県に移動して賃貸物件が大幅に動き出すという事もなさそう。ローンを抱えているという点も大きいだろう。
震災後、特に若い世代が被災地以外でも住宅についてどういう観点で動くのか、がらっとスタンスが変わった可能性があるので、これから再調査して改版されることを希望する。 -
住宅産業・市場がかかえる問題点について判りやすく網羅されていて、探求の窓口となった。
背景にある構造や矛盾を正していく糸口も紹介されており、ネガティブだけ、の本が多い中、希望を持てる部分もあった。
よかったです。 -
この本を読んでいる時に、大震災になった。震災後はいろいろあって、本を読む余裕がなかった。少子高齢化時代の住宅よりも、地震と原発リスクのある社会の中での住宅について考えてしまった。液状化する場所や、海や河口近くの海抜の低い土地での地価は今後変化するのだろう。原発の近くの土地や、さらには首都圏に住むことのリスクも改めて認識した。さて、この本は少子高齢化の時代というより、現代の住宅市場についてまとめた本。人口動態は確実に読める未来なので、それに基づいた予測ととるべき行動について期待していたが、現状を幅広くまとめて解説した内容だった。