- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784533109546
作品紹介・あらすじ
一本一本の路線が東京を変貌させた。一枚一枚の地図が激動の歴史を物語る。
感想・レビュー・書評
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会社ごとの発達史が多い中で、蒸気機関車牽引から始まったもの、路面電車から始まったもの、高速電車から始まったものなど、発達形態ごとに説明する切口が新鮮でよい。
馬車鉄道、人車鉄道という切口もあり、時間関係を把握することができた。
高速鉄道という観点で、小田急や東武日光線に対抗するために国鉄が特別な速達列車を設定したことも紹介され、興味深い。
地形図上の鉄道路線の推移を示してくれるが、時期による地形図の癖にも言及があり、面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
明治以降の東京の鉄道がどのように発達してきたのかを、地図を使いながら細かく解説している。ただ西日本に住んで東京近辺の土地勘があまりないものからしたら、読んでいてもあまりぴんとこない。地図を使いながらの解説ではあるが、局所局所の地図が登場するだけなので、それが東京のどのあたりにあたるのかもよくわからない。同じようなことを自分の地元で解説してくれたら非常に面白いのだが。
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昔の東京の地図が楽しい。
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安定の今尾氏んの著書。
そろそろネタ切れになるのでは?と心配はしているものの、国立公文書館は無限にネタを提供してくれているようです(笑)
今回は関東圏の私鉄について網羅する形になっています。
既存の著書と被っている部分もありますが、面白く読ませてもらいました。