まわりを味方につける 頭のいい報・連・相テクニック

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  • 日本実業出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534040909

感想・レビュー・書評

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  • 報・連・相の極意が満載。話し方、相談の仕方などパターン紹介もあり。PREP法、SDS法、DESC法など。

  • 一昔前の考え方だなという感じ。納得できなかろうがなんだろうが出世のためには上司を立てて従えとか、
    相手に気に入られるために価値観とか信念、考え方を同じにしろとか。
    出版年見て、2006年だったから仕方ないかとは思うけど。

    内容もいろいろ疑問。部下が問題を起こした時、本人には何も言わず同僚や親しい人に善処してもらうことが気配り型の良い例として紹介されてたり。周りの人に責任押し付けてるだけでは?

    内心、色々とツッコミ入れながら読んでいた。

  • 学び
    ①事実と意見はわける
    →事実は変えられないが、意見は精査する必要がある
    ②意見が対立するときは、相手を攻撃する話し方をしない
    →真っ向から否定すると余計対立する
    ③報告は事実のみ伝える

    アクション
    ①意見を言うときは「私は~と思います」で、事実と区別する
    ②対立したときは、意見を述べる前に「たしかにそうですね」を入れる
    ③報告は事実のみを伝え、その上で意見があるときは「私としては~」で述べる

  • 企業人ならではの視点で具体的なポイントが書いてあり、参考になった。先日読んだ「仕事ができる人は話し方が9割」よりも良かった。世渡りの大切さも理解できた。良本。

  • 箱田忠昭/20081015 (2/2)
    第1章 人に好かれる「報連相の技術」
    1. 出世も給与も上司のさじ加減
     評価を決めるのは、上司。いい仕事をしたければ、「上司に好かれる努力」しよう。
     上司や同僚にきらわれたらすべての努力がムダに
     人は好意を持っていない人の要請には応えない。
     嫌われないためにまず大事なのが「報連相」
     報連相によるコミュニケーションが好かれる第一歩。人生をよくするための道具
     仕事の進め方は、上司と相談しなければならない。
     人はその人に会えばあうほど、その人を好きになる。
    2. 周囲を味方につけるシンプルで効果的な技術
     人はその人に会えばあうほど、その人を好きになる。
     周囲への「配慮」と「謙虚さ」が大切。
     人は合えばあうほど好意を持つ。(廊下で声をかける、挨拶するなどでいい。)
     好意を持ってもらいたければ、まず話しかけること。それを繰り返す。
     上司を持ち上げる。(教えを仰ぐ、援助を求める、功を譲るなど)
     「ひとつだけお聞きしたいことがあるのですが」でいつでも話しかける。<=ジジイ殺しテク
    ●人間の三大心理
    ・人は事実でなく言葉に反応する
    ・人を往々にして不合理な見方、考え方をする。
    ・人は往々にして否定的に物事を考える。

    ●良い人間関係をつくる5大テクニック
    ・繰り返し顔をあわせる
    ・褒める
    ・つとめて明るくふるまう(意識的に明るくふるまうことを心掛ける)
    ・徹底的に聞き役になる。
    ・相手の立場になって行動する
    ・報連相のあとに褒める(Ex.「いいアドバイスを頂きました。勉強になります」等)。
    ・”みほこさん” で相手の心をつかむ(認める、褒める、肯定する、賛成する)
    ・明快肯素でいく
    ・してよニッコリ (視線、手の動き、よい姿勢、笑顔)
    3. 人に認められるための報連相
     報告=プレゼン。
     相談=ネゴ(自分の意見の正しさを立証する)
    第2章 絶妙の「報告のスキル」を身につけよう
    1.「良い報告」「悪い報告」
    ●悪い例: 報告先延ばし (中間報告でもいいので早めに報告)
    単なる事後報告 (事実の羅列でなく、提案するような報告を)
    言い訳ばかり (事前に自分なりの解決策を準備してから相談する)
    ●良い例: タイミングの良い報告 (上司が外出先から帰ってすぐという状況で報告?)
    言葉が適切で私見を入れない (報告の表現は適切に。私見を入れない)
            5W2H

    2.「報告」の持つ本当の意味を知ろう
     報告とは上司を知る観察のフィールド(上司の人間性を探りながらコミュニケーション)。
     対案と想定質問に対する返答を用意。
     上司が報告に求める目的は?(上司も十人十色)=>上司の求めている報告を斟酌すべし。
    ・あなたの行動を把握したいのか
    ・あなたの考え方を知りたいのか
    ・報告事項の問題点を検討したいのか
    ・問題解決の方法を模索したいのか
     上司の関心のあるところから報告
     質問に対し上司の気に入るような答えをする(肯定する、指示に逆らうな)
     絶対に議論をするな
     実績は、すべて上司のおかげとして報告する
     中間報告を重視せよ。(中間報告すれば、ひとりで迷うことも少なくなる)

    3.報告する場合の話し方の技術
     PREP法による話し方
    Point→Reason→Example→Point の順番でまとめる。ポイントを2回述べて強調。
     じっくり伝えるSDS法
    Summary→Details→Summary 言いたいことを3度言えるので、説得力抜群。

    4.会議での報告では大人数ゆえのルールがある
     出席者の役割を知り、相手を尊重(的確な発言・報告は出席者の立場を理解することから)
     会議では、会議の①目的を理解 ②資料に目を通しておく ③自分の意見をまとめておく
     事実と意見は、はっきり分けて報告する。
     意見を主張する技術:アサーティブ(他人の権利を侵さず、自分の権利のために筋を通す姿勢)
     DESC法
    Describe (状況・事実の描写)
    Express (意見)
    Suggest (提案する)
    Consequence (結論の提示)
    事実を元に冷静に意見を主張できる

    5.プレゼンの技術を報告に活かせ
     報告=プレゼン(説明を通して、説明者の望む通りの行動を取るように相手を動かす(=次の指示を得る。了解を得る。他部署に周知してもらう。安心してもらう)
     目的:有意義な内容と思わせる。人柄を売り込む。前向きに検討させ、賛同を得る。
     何をはなすか?ではなく、なぜ話すか?を念頭に。
     理由と目的をはっきりさせる(導入部とまとめに力を入れる)
     出席者の分析も大切(人数、年齢、役職、肩書き、決定ケンの有無)
     話すポイントを3つにまとめる
     頭に残るビジュアルによるプレゼン。必ず資料を視覚化する。数値はグラフ化。
     プレゼンは、内容よりテクニック。JR(準備とリハ)
     3つのP
    Personality (人柄)
    Program (内容)
    Platform skill (伝え方)

    第3章 確実な「連絡のスキル」は、仕事を変える
     悪い連絡
    ・言った言わない水かけ論(電話だけですませたのが失敗faxやmailなどしておく)
    ・言いにくいため連絡が遅れた(悪い連絡ほど早くしろ)
     良い連絡 
    ・早めに連絡しスムーズな対応ができた(変更なども日程に余裕があれば対応しやすい)
    ・お礼はその日のうちに
     連絡の持つ本当の意味を知ろう
    ・上司は心配症、早めの連絡を心掛けよう。連絡を密にするだけで信頼される。
    ・好意を持ってくれていても連絡を怠ると気持ちが離れる。
    ・マメに報告・連絡(成果がさほどでなくても、仕事しているようだと上司は安心)。
    ・報連相は、ちょっとした気遣い。密な連絡は仕事をぐんとスムーズにする。
     忙しい上司への連絡は手短に
    ・メモ連絡は、時間の節約と確実性の2つのメリットがある。
    ・連絡は、正確さを重視する(電話+メール・faxを活用)

    第4章 「相談」はできる人の最重要テクニック
    1.良い相談、悪い相談
     相談するからには、相手の意見を尊重する姿勢を持って相談する。
     相談した相手には、結果の報告を忘れずに(by chack)
     上司を立てる部下の相談p.127

    2.相談上手は出世が早い
     上司を味方にするには、報告より「相談」が効果的(相談する部下の方が可愛い)
     上司は、報告よりも相談されたいもの。
     相談されると慕われていると思う。
     部下からの相談は、上司・先輩として尊重してくれたことへの満足感となる。
     相談はあなたのためでも、上司の為でもある。
     相談する第一の目的は、相手の意見や考え方を、自分の仕事のやり方や行動の参考にすること。(上司の基調な経験や知恵を拝借するということ)
     褒め方の上級テクニック(具体的に褒める:理由をつける)
     個人的な相談は、親しさを倍増させる(プライベートを相談する効果)
     相談とは人の話を聞くことである。
     人の話を聴く5つのメリット
    ・情報が入る (上司が何を考え、求めているかが分かる)
    ・共感ゾーンができる。 (上司との共通点を見つけて、親近感を増すことができる)
    ・自己満足感を与えられる。 (上司は、話すことで癒される)
    ・知識が増える。 (自分が知らないことを上司は知っている。)
    ・相手の人間性を知る (話し方や内容から上司の人間性が見えてくる)
     相談するには聴き方のテクニックを身につけろ。
    ・聴き上手になれば人生が変わる。
    ・まず最後まで聞くこと
     聴き方の5大ルール
    ・表情効果 (笑顔で聴く)
    ・うなずき効果 (聞いていることを伝えて安心させる)
    ・あいづち効果 (声にして発信すると相乗効果が得られる)
    ・質問効果 (相手が次々に話したくなる前向きな質問をしろ)
    ・視線効果 (アイコンタクト)
     あいづちのコツは「あいうえお」
    ・あ あー、そうですか。
    ・い いやー、驚きました。
    ・う ウワー、すごいですね
    ・え えーっ、ほんとですか
    ・お おーっ、さすがですね。
    ・おおげさに驚くのがコツ(=のけぞり話法)
     質問のコツは「ど つき質問」
    ・どこで?、どうして?、どうやって?、どうなりました?どう思います?、どんな感じでした?
    ・大きな手帳でメモをとる。 
    4.相談というアイテムをこう使おう
     上司に限らず「悪い相談」は早めに
     敷居の高い上司に上手に相談する方法(タイミングをはかる、手短に話す、敬遠しない)
     相談相手をだれにするかも上司や同僚に相談してみよう。
     相談することで相手を仕事に巻き込める。
     相談したら結果報告とお礼を。
     相談するほどあなたへの周囲の関心は高まっていく。

    第5章 「報連相」に使えるNLP理論
    1.人との良い関係を作るNLP理論:言葉と心のつながりを意識しよう。
    2.誰でも人間関係を改善できるページングのテクニック
     「似た者同士」「同じ雰囲気」は気持ちがよい。
     他人と親しくなりたければ、相手と似た面を多くすればよい。
     相手と言葉を合わせる「マッチング」
     私たちは自分と似ている人間が好き(同じタイプの人間は理解しやすく、一緒にいても疲れない。)
     相手と同じ言葉を繰り返す。声のトーンや大きさも合わせる。
     同じ行動をとる「ミラーリング」
     ページングの3つの基本
    1.ミラーリング :同じ行動をとる。
    2.チューニング :フィーリングを合わせる。相手が喜んでいれば喜ぶ。
    3.マッチング :同じ言葉をつかい、同じ速度で話す。
     ひとつ多く返すことで会話が広がっていく。
     「おはようございます」→「おはようございます。今日はいい天気ですねぇ。」

    第6章 尊敬され、できるリーダーになるために
     上司に必要な能力は、人への対応能力。
     リーダーになったら、気配り型を目指せ。P。188
     上司の最大の仕事は「やる気開発」
     人は「褒められ」「認められ」て力を発揮する。
     叱られたり無視されては、やる気もなくなる。
     ひとは褒められ、認められ、期待されれば期待道理になる。(ピグマリオン効果)
     やる気をおこさせる3要素(目標、責任、評価)
     怒るのではなく叱る。(違いは、理性の存在)
     相手に良い感情を持って接すること
     (人の感情は相手に伝わる。感謝すれば感謝され、嫌えば嫌われる)
     出来るリーダの条件
    ・仕事のできる人
    ・一生懸命働いている人
    ・コア・コンピタンスを持っている人
     仕事の出来る人の条件
    ・仕事の速い人
    ・良い仕事をする人
    ・優先順位の高い仕事の出来る人
     会社で成功するには給与以上に働くこと
     他にとりえがなければ、一生懸命仕事をすべし。
     たった一つの分野でよいから、ナンバーワンを持つこと。
     これはだれにも負けないという専門能力(=コアコンピタンス:中心的専門能力)
     333の能力を身につけよ(会社を辞めても、3か月以内に、3社から、3割アップの給与で引き抜かれる能力。あなたの中心となる専門能力を磨くべき)
     何かひとつのことをライフワークにする。(これだけは誰にも負けないというもの)
     3年間すべてを忘れて打ち込んでみる。必ず専門家になれる。

  • 初版は2006年。

    著者はカリスマインストラクター箱田忠昭氏。

    社会人として
    組織人として
    大事なことばかり。


    出世したい人は読んで欲しいですね。

  • 社会人になったらこれ必須。

  • 仕事の基本である報・
    連・相のテクニックが誰でも簡単に身につけられる良書。特にPREP法、SDS法、DEDC話法などは、知っておくと仕事の仕方が変わってくるだろう。
    当たり前のことだが、なかなか出来ている人が少ない報・連・相だけに、ビジネスマンなら読んでおきたい。

  • 基本の基、報告・連絡・相談にテクニックがあるとは脅かされる。
    目からウロコがはがれるようなほんです。

  • コミュニケーションスキルとしてよりも、むしろ処世術として報連相を捉えた1冊。まぁ、箱田さんらしいといえばらしい視点。なかなか面白かった。

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著者プロフィール

インサイトラーニング代表。年間300回以上のセミナーをこなすカリスマインストラクター。超一流企業をはじめ多くのクライアントからひっぱりだこ。趣味 のサーフィンでは、日本最大のサーフィンクラブ「ゴッデス」の会長を務め、インストラクターでもある。

「2014年 『即戦力になる!!ビジネスコミュニケーション 第2版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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