起業家のための「手ガネ経営」で勝ち残る法

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  • 日本実業出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534041142

感想・レビュー・書評

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  • よくある節税の本とは違い、内容が濃い。
    良い本。

  • 【目次】

    第1章 勝ち残る会社と潰れる会社はここが違う
     あなたの会社の「勝ち残り度」をチェックしてみよう
     「潰れやすい業種、潰れにくい業種」を知っておく
     前提条件からもわかる「勝ち残る会社、淘汰される会社」
     「典型的な潰れるパターン」を知っておこう!

    第2章 小さな会社でもできる「稼ぐ力」の強化法
     本当に販売力が高まる「専門化戦略」の法則
     小さな会社でもできる販売力アップの経営戦術
     会社を継続させる「見込み客獲得」の秘訣
     営業活動で相手に勝つための「銃弾」を用意する
     「売れば売るほどお金が足りない」になってはいけない!

    第3章 小さな会社だからできる「支出削減」の発想法
     コストダウンの根元は人材の有効活用にあり
     種芋まで食べてはいけません。でも種芋ばかりでもいけません!
     「非常食=内部留保」の効果的なつくり方

    第4章 会社を潰さない「借りる力」のフル活用法
     とにかくキャッシュバランスをアップせよ!
     融資枠の極大化こそが生き残りの命綱!
     小さな会社の銀行との上手なつき合い方
     銀行以外からの有効な資金調達の発想法

    一事業者」として、実際に行った「見込み客獲得の方策」も見どころ。

    SEO対策や、ファックスDM(実際に使われた原稿を収録!)、PPC広告でどのくらいの効果があるのか実験されています。


    ◆さらに巻末の「資金調達」の章の内容は、知らないで起業すると、後悔する可能性も。

    超実践的な一冊です!


    【気づきや感想など】

    ◆士業の中では、行政書士さんの本でマーケティング的な内容のものが比較的多いのですが、本書も税理士さんが書いた本としては画期的。

    同業者でこういう事やってる人がいたとは(汗)。


    ◆「本当に潰れないのは、さおだけ屋ではなく理髪屋だった!」

    実際、こんなフレーズ目にしたら、買わずにはおられません(笑)。


    ◆また、「ネットビジネス」の高廃業率にはビックリしました。

    「典型的な潰れるパターン」にもなるほどと納得。


    ◆起業というモノは「一攫千金」ではなく「地に足の付いたもの」であることを深く認識しました。

    マーケティング本好き、起業本好き、両方にオススメ。


    【補足】

    ◆本書の著者である吉澤さんの1作目がコレ。


    はじめての「独立・起業」なるほど成功ガイド

    アマゾンでも高評価デス(汗)!

    また、税理士というくくりでは、以前ご紹介した大井センセイの本がコレ。


    税理士で笑いがとまらない開業ノウハウ―顧問先ゼロからスタートして成功するための法則

    (参考記事:「税理士で笑いがとまらない開業ノウハウ」 大井敏生 (著))

    コチラは完全に税理士として独立開業するための本ですね。


    【備忘録】

    ◆本書のテーマの一つに「経費削減」があるのですが、個人的に残しておきたい「POINT」を。

    ★マニュアル化の過程で、仕事の無駄が発見されることもある!

    ⇒マニュアル作成という作業は、ある意味業務の見直しでもあります。

    思考停止状態で作業をしていると、気が付かない無駄が多いモノ(汗)。

    また、関連する項目としてコレも。

    ★仕事をモジュール化する

    ⇒業務内容は、それぞれ部品(モジュール)化することによって、要求されるスキルレベルを下げ、効率的に外注に出すことも可能になります。

    何が何でも自分で抱えるのがいいわけではありません。←言い聞かせている(笑)。


    起業を考えたら、まずご一読を!

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著者プロフィール

●1967年生まれ。税理士。明治大学商学部卒業。國學院大學大学院経済学研究科博士前期課程修了。本郷公認会計士事務所(現 辻・本郷税理士法人)勤務を経て、1994 年に26歳で吉澤税務会計事務所を設立。現在同事務所代表およびアライアンスLLPパートナー。
●不動産全般、とりわけ相続や事業承継、資産税に強い税理士として、首都圏を中心に活躍。顧問先に不動産会社を多数抱え、税務の戦略的なアドバイスができる不動産のプロの育成に尽力している。
●一方で、税務・資金調達という自身の専門分野で経営者が抱える種々の難問に取り組む「ファイナンス用心棒」を自認し、現在、日経トップリーダー経営者クラブ 「トップの情報CD」でレギュラーコメンテーターを務める。

「2022年 『最新版 2時間で丸わかり 不動産の税金の基本を学ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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