結果を出し続けるために (ツキ、プレッシャー、ミスを味方にする法則)
- 日本実業出版社 (2010年11月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534047786
感想・レビュー・書評
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初めて読んだ羽生さんの本。
トピックス項目がいい言葉になってるものも多かった。
知識を知恵に高めるには自分の頭で考えるしかない とか…
こうかくと、目新しいものではないんだけど
読んでて目に入ってきたときは「お」って思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
羽生さんって頭いいなぁ、と思いました。
論理的にまとまっています。
サブタイトルにもある通り、ツキ、プレッシャー、ミスなどの項目について、ポイントをあげて、その状況を乗り越えるために、みたいなことがかいてあり非常にすっと心にはいってきました。
将棋の世界だけではなく、実際の社会においても同じように「結果」を求められているはずなのに、白黒はっきりでないのをいいことにぬる~く生きているのではないかと思いました。
玲瓏という言葉を本の最初のページに毛筆で書かれていましたが、ぴったり!と思いました。
またあとでしっかり読んでその論理的な考え方にあやかりたいと思います。 -
元将棋小僧のワタシにとって、羽生さんは3歳年下ながらはるか雲の上にある畏敬の存在だったりしますが、それでいてなぜか親しみやすい雰囲気をも感じさせてくれる人です。それは多分に彼が、多くの著書で将棋だけでなく自身の人生観を語ってくれているからではないでしょうか。
昨年末に出版された本書もそのひとつ。見開きページにある「玲もう(王ヘンに龍)」の言葉が象徴する、静かな心で周囲を冷静に見極める大局観の考え方や、ミスをした際に、ミスを忘れてミス直後の場面から新たに考え始めるといったこと、さらには日々、自分で変化を見出すといった心がけなどが語られています。もちろん、日常生活や仕事にも大いに役に立ちますが、将棋を指す方なら、さらにその言わんとすることがより直感的にわかるのではないかと思います。 -
10年後20年後、思い描いていなかった自分になっていたい。
勝負師羽生さんの大きさを感じる。 -
登録日:2/14
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2011/2/8 焼津夢屋書店にて購入
外見から冷静で努力家の勝負師という印象だったが、本書を読んで少し見方が変わった。自己啓発本によくある「高い目標を立てて、常に上を向いて進もう!」という息苦しさは全くなく、自然体で自分を見つめながら生き方、考え方をわかりやすく書いている。勝負をしていく上での大切な3つ、次の一手の決断プロセス、ミスをした時の5つの対処法、などビジネスマンにも役立つ内容が万歳です。 -
ルーティンが大事
新しいことに常に取り組むことが大事
そのバランスをどうとるか -
コンサルの世界と棋士の世界、共通点がいっぱいあるように思います。
羽生名人の本はいままで数冊読んでいます。この本を読んで共通、と思ったところを列挙しますと、
「対局に必要なのは恐れないこと、客観的にみること、相手の立場に立つこと」
「不調の時には結果だけ見ること」
「技術には差はない。メンタルで差がつく」
「手を読むのは、直感、読み、大局観。それで迷う手があれば自分らしいのはどっちか、と考える」
「知識を知恵に昇華させるのは考えること」
「対局中ずっと集中しているのはムリ。リラックスする時間が必要」
羽生名人をもってして、
「ほとんどの試合は接戦。最後まで勝つかどうか確信がない」と。