エバンジェリストの仕事術

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  • 日本実業出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534052575

感想・レビュー・書評

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  • ビジネス

  • エバンジェリスト
    =新しい価値観を伝える人
    =どんな技術があって、それがどれだけすばらしいもので、僕らの生活をどんな風に変えていくのか をわかりやすく伝える

    自分の評価は自分で決める、評価軸
    新しい立ち位置には新しい独自の評価軸を

    プリセールスエンジニア
    =プロジェクトマネージャー?
    必要→ぎちぎちに仕様書をまとめて、それに基づいて何人月かを積算し、提案してお客様からハンコをもらう能力
    +工夫、こうした方が良くなるんじゃ無いか?、システム売り屋ではなくユーザー視点。


    エバンジェリスト活動→エグゼクティブと会う機会
    エグゼクティブは製品に興味があるのではなく、製品を使って何ができるかに興味がある
    例、売り上げが上がる、利益が上がる、株価が上がる
    →相手の会社の事業や経営状況の理解、より幅広い知識やビジョン
    →決算書類、業界の構造、業種の仕組みの理解


    経営者がプレゼンする意味
    スティーブジョブズ、ラリーエルソン
    →重要性、経営層は世界中の経営層に訴求できる


    テクノロジーを実際に見せる時、
    ただ実演するのではなく体験を見せること

    体験したことこそ上手に熱心にそして詳細に伝えることができる

    プレゼンの種類
    エグゼクティブ向け→完結に結論より、自信のなさが出ると見破られる

    開発者向け→ディテールにこだわる、知識の有無を見破る、仲間目線を持ってもらうを目標に。

    メディア向け、先回りしてアウトプットを予想しながら動く
    例、記事になることを想像しながら動く

  • 自分という個人がどのように好きなことに関するものをつくり人に喜んでいただけるのか

    この本を気になっているのなら、実際に西脇さんの講座受けるのが絶対オススメ。

    なぜなら、プレゼンテーションの極意を、その時間空間を全部使って種明かししてくれるから。

    また、「私はプレゼンなんてしない仕事だし・・・」なんて人にこそオススメ。そういう意識のない人たちの中で1人そういった伝える意識を持った言動をとる人がいたら差が際立って重宝されるから。

    この本はプレゼンテーションのテクニックというよりは、仕事人としての在り方、心構えといった比重が大きいのですがこれまた非常に参考になりました。

    「経営者には製品の知識ではなく、製品を使ってどういうことが実現できるのか、その製品で得られるものは何かを伝えなければならない。
    だから僕は、そのために簿記の勉強をして企業の決算書類も読めるようになったし、IT業界だけではなく多くの業界の構造を勉強するために書籍を読みまくり、さまざまな業種の仕組みを勉強した。」

    これですよね。やりたいことがあって、そのためにはこんなことを知りたい、知らなければと勉強する。資格取得がゴール、みたいな考え方ではなく、自分がどうありたいか、からやりたいことをやっていけるようになりたいですよね。

    「しかも、その時間がおもしろくてたまらない。新しい技術や製品、サービスを自分の思い通りに組み立てて魅力を伝えるシナリオにつくりあげていく。こんな楽しいことがあるんだから休んでなんていられない。」

    休みが少ないのでは?というよくある問い合わせにたいしての答えがこちら。
    人から大変そうに思われている、でもそれがおもしろくてたまらないというもの、こと。
    それに注力できる環境をいかに作って行けるのか。

    「ただし、あなたが本当によい働き方をするには、ノウハウや成果といった以前に、どんなことをするのが好きで、得意なのか、それは仕事をする上でベースになりうるのか、といったことを、じっくり考えてみることがとても大事だ。」

    自分という個人がどのように好きなことに関するものをつくり人に喜んでいただけるのか。西脇さんのセミナーや、この本をそういう思いで接しましたので、改めて考えてみて、優先順位を調整します。

    ボイスケアのど飴、私も話すことがあるのでチェックしてみようと思います^^

  • 「自分の手元にボールがあることくらい無駄なことは無い」
    確かにそのとおり!

  • エバンジェリストという職業を知らずに読んだため、流し読み。

    入社してからのやってきたこと、この先なにをやっていきたいかを新入社員に聞かれ、転職を決意した著者。このエピソードは極端かもしれないが、これまでと今後を考えそれをできるフィールドを見つけて生み出していくことが必要だと痛感。

    企業の見方=企業のポートフォリオを見る。一体どの事業で稼いでいるのか。

    エバンジェリストはプレゼンすることが多いため、著者は指先のケアを重視している。このように外見においても気遣うことは大切。

    プレゼンの極意=100人に伝わるだけで満足してはいけない。100人の協力者を作り出す。

    行動!!!やりたいからやったまでの距離は長い。

    キャリアを積む=続けるということ。
    目標を設けて努力しているときはいい。達成した後も続けなくてはならない。だからこそ、好きなことを仕事にすることでモチベーションを維持しようとするわけだ

  • エバンジェリスト=伝道者。某アニメタイトルとは似て非なるもの…でもなく、ルーツは一緒か。自分はITエンジニアではないが、「伝える力の磨き方」の参考に。「砂漠で砂を売る」ぐらいのプレゼンをするための心構えやノウハウが書かれているが、とどのつまりは自信と、それに裏付けられた情報の収集、経験を積むことが大事ということ。エバンジェリストと呼ばれるまでになる必要はないが、すべてのプレゼンシーンにおいて、誰よりもプレゼンする製品を知ることで絶対の自信を持つことは必要最低条件。

  • エヴァンジェリストという聞きなれない職種だが、要は技術説明に長けたプレゼンターと思えばいい。その人の仕事術の紹介本。

    とはいっても、要するにプレゼンに次ぐプレゼンを毎日こなす忙しい人としてのノウハウなので、別にエヴァンジェリストとしてどうこうというより、単に忙しい中でどれだけ多くの仕事を回すか、という事で、特にこの本特有の部分とか、新鮮味はない。

    そもそもこの様なプロフェッショナルに万人がなる訳でも無いので、その意味でも参考になる点が果たしてどれだけあるのか、という印象。

  • エバンジェリスト、とは定義の難しい、新しい職種のように思うが、本書を読むことにより、その具体的な姿がおぼろげながらわかってきた。社長に代わってプレゼンをすることもあるので役員待遇だが、マネジメントはしない。秘書もいないので、自分でスケジュール管理をする。プレゼンの依頼を受ける立場。一人で活動して、個人活動が評価される。プログラマー出身なので必要ならプログラムを組むこともできる。説明するあらゆるソフトやシステムについて勉強し続けなければならない。準備には時間をかける。プレゼンに必要な機材は、自社製品であっても自腹で購入。リハーサルはどんな時でも欠かさない。

    ステージ上で鮮やかなプレゼンを展開するエバンジェリストの裏側を垣間見た気持ちがした。

  • 自分も似たような時期にO社に入社し、短期間とは言え、マーケティングに携わっていたため、西脇さんがデモ直前まで資料を改良している姿を思い出しながら、プレゼンに掛ける情熱と取り組み方を懐かしさとともに改めて認識・理解した。そして、自分はエバンジェリスト志向では無いなぁと言うことも。
    西脇さんが、5年、10年後にどんな活躍をされるのかが楽しみです。

  • 言葉によって伝える。
    エバンジェリストとは企業という組織に所属していながら、きわめてインディペンデントなポジションをキープしている。
    柔軟性が高い中で仕事をすることは、ものすごい自由があるということ。
    自分の能力を活かすために努力をしているかどうかが、エバンジェリストには求められる。
    自分が最先端であるという自負を持つために、努力して経験を重ねることが必要。
    自分がエバンジェリストと自覚する。

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著者プロフィール

●西脇 資哲(にしわき もとあき)
日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 / エバンジェリスト
1969年生まれ、岐阜県出身。プログラマー、システムエンジニアとしてOS/2の開発や、MS・DOS/Windowsでの業務アプリケーションソフト開発業務、ISPの立ち上げなどを経験。1996年に日本オラクルに入社し、プロダクトマーケティング業務とエバンジェリストを担当。2009年にマイクロソフト(現・日本マイクロソフト)へ移籍し、社長専用のエバンジェリストや、マイクロソフト製品すべてを扱うテクニカルソリューションエバンジェリストとして活躍。IT関連製品すべてに精通し、ITテクノロジーの魅力を伝えるとともに、「エバンジェリスト養成講座」で伝える技術の指導にも力を注ぐ。独自のプレゼンメソッドに全国から講演・セミナー依頼が殺到し、「年間250講演、累計5万人以上、200社以上が受講」の実績をもつカリスマプレゼンターとしても知られている。

「2021年 『目にやさしい大活字  エバンジェリストの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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