城下町・門前町・宿場町がわかる本

著者 :
  • 日本実業出版社
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本棚登録 : 68
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534054135

感想・レビュー・書評

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  • 江戸期の地図やそれを参照できるサイトの情報も掲載されており、GoogleMap等を使って現在と比較しながら、昔に思いをはせやすい構成になっている。ポイントになる史跡や町の様子がわかる写真が適宜配されており、町を訪れて実際に見たいという気持ちにさせてくれる。
    コロナ禍が落ち着いたら、早く訪問したい。

  • <目次>
    第1章  「古地図で歩けるまち」彦根の歩き方
    第2章  京都から江戸へ~都市の歴史を読み解く
    第3章  歴史的町並みを巡るには?
    第4章  城下町の歴史を読み解く
    第5章  城下町の作り方
    第6章  惣構えと寺町~都市防衛の強化
    第7章  「古地図で歩けるまち」~角館を歩く
    第8章  宿場町の作り方
    第9章  門前町の聖と俗
    第10章  歴史的町並みの未来像

    <内容>
    出版社と言い、タイトルと言い、よくある浅い歴史本かと思いきや、第10章のように、「歴史的町並み」を評価し、観光をベースにどのように維持・発展させるかまで考察している。前半の城下町・宿場町・門前町を紹介するところも、読み物を意識しながらも(第1章が彦根の町歩きから始まるところなんか)、結構歴史的考察もしっかりとしている。古地図から現在のデータの取り寄せ方までしっかりと紹介しているし、この本片手に歩くことも想定してます。意外と良本でした。

  • 古地図と現代地図を比較しながら、歴史的町並みの見方、楽しみ方、そして、城下町・門前町・宿場町の特徴、代表的な都市の例を紹介しています。
    都市の画一化が言われてしまいますが、このように歴史を踏まえながら、その都市の特徴をしっかり押さえながら訪問できれば、もっとその都市のことを理解でき、楽しめると思います。

    <目次>
    1章 「古地図で歩けるまち」彦根の歩き方
    2章 京都から江戸へ―都市の歴史を読み解く
    3章 歴史的町並みを巡るには?
    4章 城下町の歴史を読み解く
    5章 城下町の作り方
    6章 惣構えと寺町―都市防衛の強化
    7章 「古地図で歩けるまち」角館を歩く
    8章 宿場町の作り方
    9章 門前町の聖と俗
    10章 歴史的町並みの未来像

  • 歴史的街並みの過去を想像し旅行を楽しみ方法が紹介されていた。

    47の県庁所在地のうち35が城下町を母体。75%
    城下町以外の県庁所在地は4タイプあり。
    1.古都
    京都、奈良
    2.港湾都市
    青森、新潟、横浜、神戸、長崎
    3.門前町(寺などの周りに形成された町)
    長野
    4.県庁が設置されることによって発達
    札幌、さいたま、千葉、宮崎

    城下町3タイプ
    1.全体的に複雑な彦根城パターン
    2.全体的に碁盤の目状の名古屋城パターン
    3.武士の居住区が複雑で町人の居住区が碁盤の目状の和歌山城パターン

  • 行政のサイトが利用できるとの情報が新鮮

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著者プロフィール

外川 淳(とがわ・じゅん)
歴史アナリスト・作家
1963年、神奈川県生まれ。早稲田大学文学部日本史学専修卒。歴史雑誌の編集者を経て歴史アナリストに。戦国から幕末維新までの軍事史を得意分野とし、徹底した史料の調査と、史跡の現地検証によって歴史の真実を再構築しながら、わかりやすく解き明かす手法が歴史ファンの支持を集める。
現在は、歴史ファンとともに城郭・台場・城下町を巡る「歴史探偵倶楽部」を主催するほか、書籍や歴史雑誌を中心に執筆活動を行う。主な著書に『江戸・東京 幕末・維新の「事件現場」』(SBビジュアル新書)、『愛蔵版 地図から読み解く戦国合戦』(ワック)、『早わかり戦国史』『城下町・門前町・宿場町がわかる本』(以上、日本実業出版社)などがある。

「2019年 『明智光秀の生涯』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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