[新版]パワハラなんでも相談 職場のいじめ・いやがらせで困っていませんか
- 日本評論社 (2012年2月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784535586079
作品紹介・あらすじ
労働相談の達人が指南します。パワハラの広がりに合わせ最新判例に大幅更新。
感想・レビュー・書評
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判例集的で、具体的に何かトラブルに対して解決策を求めて読むような場合じゃないとあまり役に立たない。
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使用者には職場安全配慮(パワハラ防止)義務がある
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一見すると普通の会社員のようでいて実は人間のクズであるという事例のオンパレード。やってる本人は違法だという認識もないのかもしれない。そういう連中は人間としてやってよい事・悪いことの区別もつかず、私利私欲のために他人を蔑ろにする人間性に問題があるのだろう。判例が豊富であり、企業名も記載され、リアリティーがある。
読んでいるだけで怒りがこみ上げてくるが、同じような事が全国で数万単位の規模で行われているのだろう。家族や友人・知人も会社に行けば加害者だったり、被害者だったりするのが当たり前の世界と考えると、恐ろしい世の中だと思う。被害者は泣き寝入りしないようにするためにも法律を理解しておく必要がある。 -
パワハラなんでも相談だが、前半が直接的なパワハラについて、後半は間接的にパワハラになる事例についての解説。主に判例を通じた解説で、しかも判例の一部を抜き出しただけなので少々わかかりにくい。明らかな暴言や暴力のあるパワハラは分かりやすいが、陰湿な嫌がらせや仲間はずれなどはわかりにくい。パワハラに対しては使用者は安全配慮義務があるが、事実や深刻度もは当事者にしか分からないことも多く、被害を訴えていくことがまずは必要である。セクハラに対しては相談窓口が設置されているが、パワハラに関してはまだまだこれからなのだろう。