- Amazon.co.jp ・本 (129ページ)
- / ISBN・EAN: 9784535983533
感想・レビュー・書評
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初心者には難しい内容です。
書籍のタイトル中に『本人のための』とありますが、本書とは別に『セラピストガイド』が対になっており1on1のワークがメインのようです。心療内科のスタッフさんに薦められて読みましたが、全13章に分かれておりワーク含めおおよそ1ヶ月〜3ヶ月ほどかかる内容でした。
本書はADHD症状を大きく3つに分け①順序立てと計画性の問題②注意散漫の問題③気分障害の問題、それぞれワークが設定「されています。どれか選んで取り組むわけではなく、①から段階的に進めていき反復練習で積み上げていく学習イメージです。専門的な単語が少なく③で認知療法に触れる所まではスラスラ読めました。
ただし難点があり、外国の本なので言い回しや例題の文章がとにかく入ってきづらいです。あくまでワークが主体なので気にしなければ良いのですが、私には苦痛でした。またセラピストとともに進めることを推奨されていたり認知療法があったりとハードルは決して低くないため、大人のADHDに特化している点では大変有用ですが初心者向きではないと思います。
私は計画立てが壊滅的なので、課題を集中できる時間分(たとえば30分なら注意散漫にならないのであれば30分)まで細分化しなさい、というワークが新鮮でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大人のADHDを改善するための認知行動療法。
「本人のためのワークブック」となっているが、実際はセラピストと共にやらないと続けるのは難しいと感じるボリュームとワークの内容。
このプログラムは、順番通りに取り組む必要があるということが理解できた。ADHDが抱える困りごとを細分化し、その土台となる能力を下から順に積み上げるような作業だ。
相談者にとっての困りごとに直接関わる課題に取り組みたくなるが、このプログラムの順にこなしていくことが、ある程度時間はかかるが結果的に近道で強い道なのだろう。
セッションで決めたホームワークを自宅で地道に取り組んだり自己の認識を観察したり、ADHDの苦手分野だろうから途中で話やめてしまう人も多いのでは?と思う内容だった。だからこそセラピストとやることが勧められている。
ADHDが苦手なことを熟知しているセラピストなら、完遂できるよううまく導いてくれるのだろう(期待)。完璧主義の傾向があると、結果を正直に報告したりもしずらそうだけど、プログラムを受けると決められるくらいの人は正直に自己開示できるのかな。 -
12回ほどのワークショップ形式での本。
スモールステップを重ねていく過程がよくわかる。
先延ばしによく関係する思考、のところがとくに興味深かった。 -
すごく良かった!!誰がやっても生活、課題解決の役に立つワークブックだと思った。特に先延ばし癖がある人にはオススメ。さまざまな自己啓発本の類を読んできたものの、最初からハードルが高い、続かない、、、ということがほとんど。
しかしこの本は、1つずつスキルを身に付けて、少しずつステップアップしていく感じで取り組みやすい。ただこの認知行動療法のワークブックは終えるのに13週間以上かかるため、1人で続けるのは厳しいかもしれない。カウンセラーさんや友達に手伝ってもらったり、誰かと一緒に取り組んだりするとADHD症状による困り事がかなり改善されそう。私も今実行中。頑張ります! -
自分はADHDではなかったようです。
判断が明確でわかりやすいです。 -
具体的で分かりやすい。
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何度読んでもいい。良書。
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やっと読めました。
自分がADHDかどうかはわからないのですが、近いところにはいそうなので購入していて、ずっと積読本にしてました。
通読したところ、使えそうなスキルがいろいろありました。
1人で取り組むよりも、セラピスト(あるいはパートナー、仲間)と一緒に取り組んだ方が身につきやすそうです。
まずは「注意散漫」の項目の「浮かんできたことをノートに書き出す」ことをやってみたい!と思いました。
頭にあると、ずーっと囚われちゃうので、
「タイマーで集中する時間を決める」→「その間、浮かんできたことはさっとノートに書き留め、その後、重要度と緊急性の判断をする」
というのはなかなか良さそうです。
どのノートに書こうかな、、、
とか、悩んでないで、日々使ってるノートにガンガン書き込んでいこうと思います。