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- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784535983618
感想・レビュー・書評
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プライマリケア医(いわゆる最初に行く普通のお医者さん)の代表と精神科医の代表が、現在のこころの医療の問題とその将来を対談する。
ディジーズ・マンガリング(病気づくり)やうつ病患者とメンタルクリニックの急増など、最近気になっている精神医学業界の問題をずばり取り上げてくれている。メンタルクリニックが増える一方で精神科の入院病床数は年々減っているなど、事態の深刻さを改めて気づかされる。
この対談の主題は題名にあるようにこころの医療の一部をプライマリケア(つまり町のお医者さん)で行うことによってよりよい医療環境をつくることはできないだろうかというものだ。そういった変革の為にはこの本で議論されている様な数々の問題について、精神科以外の医者達、福祉などの関連分野の人達、そして何より患者や患者になる可能性のある人達、つまり全ての人達がその情報を得て、自分自身で考えていくことが大事であると思う。
対談形式で読みやすいことに加え、巻末の用語解説や編集注がとても丁寧で分かりやすい。
多くの人が知っておくべきことが、多くの人に分かりやすく書いてある。特に関係職種の人は一度は目を通してほしい一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
司会者が少し喋り過ぎな感じも否めないが、概ね現在の医療状況を言えていると思う。
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