TPP反対の大義 (農文協ブックレット)

  • 農山漁村文化協会(農文協)
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784540102844

感想・レビュー・書評

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  • TPP反対の論拠を知りたくて読んだ本。TPP反対にはちょっと論理的・数値的に弱いような気がするなぁ〜。
    まぁ、こういうのはやってみてダメだったらやり直しってことができないから慎重にならざるを得ないのは分かるけど、やらないリスクってのもあるしなぁ。。。。

  • 生産者や研究者といった方々の、TPPについての反対意見を集めた書籍。いろいろな考え方があるが、この本を読むと少なくとも食糧生産の立場からはTPPは賛成できない。

  • TPPに真っ向から反対するスタンスの最たる一冊。
    様々な立場の人間が、TPPの弱点を突いているため、大変勉強になる。
    しかし、TPPへの参画に肝を冷やして急遽編集したらしく、論理に穴があることも少なくない。

    これを狂信するのではなく、TPP賛成派の意見も鑑みて、
    自分なりの意見を持つことが求められるのだろう。

    そういう意味で気づくことの多かった一冊だ、。

  • 背伸びしすぎた。わからん。

  • TPPはなぜいかんのか。巷にはTPP反対派の著作物があふれていますが、反対派の様々な論点を取り込みたかったので数ある中から数人の著者が小論形式で掲載してある本書を選択。TPPのおおまかな概要を捉えることができたように思います。どこに行ってもなぜか推進派の書物は見当たりませんが、新聞などの主なメディアでは推進論に触れることができるので両者をすり合わせてTPP議論の実態を見極めたいと思います。日本が農業大国であるというセンセーショナルなタイトルの著作物もあるようなので参考までにそちらも読了予定であります。

  • 農業関係者の立場からTPP反対を論じているわけですが、食料主権としての国家戦略と、国土保全の為の農業の重要性について、本書の言うことは一理あるかと思います。しかしながら、一部では我々が暮らしていけない、外圧は嫌だ、などという本音が見え隠れする既得権益者の思いが全漁連の論文に入っていて、そういう論理展開では国民は同情しないのがわからないのか、と言いたくもなります。
    全体としては、上のような既得権益者のプロパガンダではなく、真剣にこの国の農業政策を思いTPPへの反対論を提起していますし、また明日の農業をいかに良くしようかという思いも見られる論調も多く見られ、農業関係者の思いを代表するものとして、意味のある一冊だと思います。

  • 昨年末あたりに、ニュースで話題になっていた「TPP」に関するブックレットです。
    色々と勉強になりました。

  • 少し疲れるし人によりけりなところがあるけど、割と多くの意見が入っている。みんな反対だけど。笑

  •  執筆者が分かれていて統一された論文でないということころで三ツ星です。
     TPPって何だ?ということころが少しわかりました。この本を読んでTPPとは何か、ぼんやり解ってきました。
     二国間の自由貿易交渉であるFTAで、「韓国に遅れを取っている!」と批判され、「それじゃあ」という感じで包括でやってしまえ、というのがTPP、という位置づけのようです。
     もともとTPPとはアジア圏の4カ国で交渉が始まったものにグローバリズムの枠の中の覇権を失いたくないアメリカが乗っかる形になり、さらにそれに民主党政権が乗ろうとしている形です。
     内容はTPP承認国同志の間では原則関税撤廃、ということになりますので二国間のFTAとは比べ物にならない位インパクト大、ということになります。この点は菅総理のいう「平成の開国」という表現もうなずけます。
     TPPに不用意に(民主党、不用意が得意)日本が加入してしまったら、という試算が載っていました。
     農水省試算では北海道の「ビート」「でんぷん原料作物」が壊滅、「小麦」は99%減、「米」は90%減になる見込みです。道庁自身による試算では、上記の結果に加え、道内の豚生産が壊滅、との予想が出ています。
     ちょっとエライことです。
     こんな大事なことを傾きかけた菅政権が勢いで決めようとしている…ように見えます。議論が必要です
     

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