森永卓郎の「マイクロ農業」のすすめ: 都会を飛びだし、「自産自消」で豊かに暮らす
- 農山漁村文化協会 (2021年3月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784540211065
作品紹介・あらすじ
2020年、埼玉県所沢市で小さな畑を借りた著者は、野菜づくりに挑戦、コロナ禍の年を楽しく心豊かに過ごした。この体験をベースに新しいライフスタイルとして、“トカイナカ”(都会と田舎の中間)に暮らし、自分の食べる野菜を自分で育てる「自産自消」の「マイクロ農業」を提唱する。大都市一極集中と行き過ぎたグローバル資本主義の限界=格差拡大と労働の空疎化が露呈するなか、楽しみとしての農業に多くの人がかかわり、近隣の人同士が生活に必要なものを分かち合う「隣人の原理」によって、現代社会の限界を乗り超える道を指し示す。
感想・レビュー・書評
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人新世とあわせて読むと面白い。未来の日本、未来の世界のための解。
この本だけ読んでも分からないかも。
私には、共感できる内容だし今の私の思いを代弁してくれているので手元に置いておきたい一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2024/4/11 再読
p112 2019 国産供給熱量 38%
生産額ベースの総合食料自給率
食料の国内生産額/食料の国内消費仕向け額 65% -
マイクロ農業とは何なのか、家庭菜園とは何が違うのか?私はシステムエンジニアであるが引退したOBさん達、父もSE引退後は家庭菜園に勤しんでいたため、興味があり読んだ。システム作りではなく農作物を育てるのはどんなやりがいがあるのか?という小さな興味から読み進めると、著者が薦める理由は壮大なものであり、生き方にも作用することが分かった。大型農業から個人が自分の食べ物を作り、作物が循環する小さなコミュニティーを育む、世の中全体が大量生産から小規模生産へ移むと同様に農業もその道を進むことで、無駄なく、安心して食べ物を口にすることができる、荒れた土地もなくなる。食料自給率も向上させられる。
都会よりも少し田舎側にあるトカイナカ生活も興味をそそられた。まずは自分の仕事を通勤よりもテレワーク化を高めることから始めたい。 -
マイクロ農園のコツなどあまり参考とならない
途中から飛ばし読みでした -
どのように農業をするのか。だけではなく、なぜ農業なのかを現代をとりまく環境問題や働き方という視点からも俯瞰してみることができるようになる非常にわかりやすく面白い本。
定期的に読んでいきたい -
マイクロ農業自体はいいんだけど、現実的なことは何もなく観念論 趣味なら趣味ならで資本主義とか語らなくても
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専業主婦・住宅ローン・子供を、人生の三大不良債権と言う発言をしたと知ってから、この人が嫌いでした。
専業主婦になって不安になっていた頃だったから過敏になっていたのかもしれません。
ただ、嫌いは長引き、ライザップのCMも嫌悪感しかありませんでした。
この本を読もうと思ったのは、農業に興味があったこら。
読んだ感想は、沢山本を書いているだけあって色々知識があるんだなということ。
テレビ業界で生き抜いていることや、周りの農家さん達に優しくされているところから、愛されキャラなのかもしれない…
内容はマイクロ農業に限らず、今話題のSDGsや地球環境についてなど幅広く、かつわかりやすく書かれていました。
興味ある内容でわかりやすかったら評価は高い筈ですが…やはり何となく、個人的に、私は作者を好きにはなれなかったので星ふたつで。 -
マイクロ農業が世の中を変革させることは難しいかもしれないが、自産自消で生きていることを再発見できる人が増えるでしょう。
ちょっと、トライしてみたくなりました。 -
やってみたくなりました。