- Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560046302
作品紹介・あらすじ
失われた本来のメルヒェンを読むことで、ひと味ちがうグリム童話の世界が見えてくる!「がちょう番の娘」「おいしいお粥」「もの知り博士」など27篇を収録。原書第二巻の序文付。
感想・レビュー・書評
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子どものころ以来のグリム童話ではないかな。
今、読むといったいどんな気持ちで読めるのだろうと思って読んでみた。
ヨーロッパをベイスとして作られた古い物語。
哲学や倫理学を子どものころにこういった形で教えてくれるのはとてもありがたいし役に立つ。
でも、今読んだからこそ、疑問が残ることもある。小さいころには気づかなかった女性軽視や差別した物語の構成やフレーズなどは、今後考えていかなければいけない課題だと思う。例えば、王様が民のものに~をしたら私の娘をやろう!なんて言い草はあってはならないし、子供のころにこういったことが当たり前として記載されることに断固反対する。 -
有名な話がだいぶ編集されている事を知らされる本。おとぎ話は穏やかでなく血なまぐさいのだと考えが改まった。
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本当に死に方が悲惨だな…
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私たちが知っているグリム童話の多くは年月を経て書き換えられてきたものだ。グリム兄弟は何を書き替えたのか、オリジナルを読むことでわかるグリム童話の原風景。残酷な描写や性表現が充溢しているがここに生きる上での示唆を与えてくれる。
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グリム童話 全4巻
これが本来、口伝で伝えられていたのだなぁ。と認識。
文字で表現するとなると、失われなければならなかった部分が、この中にはある。 -
緑の上着の悪魔は、普通にニヤリとしてしまったよ。がちょう番の娘もしかり。うんうん、こういう話があってこその童話だよ。死に方がどえらいことになってるけど。
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「残酷な、、、」より前に出た本。
初版のグリム童話に忠実に再現した本。新聞に載っていたので取り寄せました。シュールです。 -
「がちょう番の娘」等収録。私が昔見た絵本はもっとグロかった気がするのは私の暗黒面の想像力でしょうか(笑