カモ少年と謎のペンフレンド

  • 白水社
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本棚登録 : 54
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560047446

作品紹介・あらすじ

カモのかあさんはロシア系移民で十か国語以上を使いこなす。それなのにカモは英語さえまともにできない。ある日かあさんとの賭けに負けて三か月で英語をマスターしなければならなくなり、カモはいやいやながらイギリス人の女の子と文通をはじめる。最初はまるでやる気がなくて親友の「ぼく」に翻訳させていたのに、ペンフレンドにのめりこんだカモの英語はどんどん上達する。そのうち「ぼく」は不安にかられる。カモのペンフレンドはどう考えても普通の女の子ではない。書いてくることが異常だ。カモだけではなかった。学校中に、さまざまな外国語で文通をしておかしくなっている生徒がいる。いったい何が起こっているのか…。「ぼく」はカモを救うために奔走する。

感想・レビュー・書評

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  • カモのかあさんはロシア系移民で十か国語以上を使いこなす。それなのにカモは英語さえまともにできない。ある日かあさんとの賭けに負けて三か月で英語をマスターしなければならなくなり、カモはいやいやながらイギリス人の女の子と文通をはじめる。最初はまるでやる気がなくて親友の「ぼく」に翻訳させていたのに、ペンフレンドにのめりこんだカモの英語はどんどん上達する。そのうち「ぼく」は不安にかられる。カモのペンフレンドはどう考えても普通の女の子ではない。書いてくることが異常だ。カモだけではなかった。学校中に、さまざまな外国語で文通をしておかしくなっている生徒がいる。いったい何が起こっているのか……。「ぼく」はカモを救うために奔走する。
    原題:Kamo L'agence Babel
    (1992年)

  • 謎のペンフレンドキャシーとの文通で、カモ少年は心を病んだぐらいになるんですが、やっぱりそうやって自分であれこれ感じてみないと、想像の世界の中で自分自身で考えることはできないなぁって思います。

  • うーん。まあまあ?
    英語ができない息子を案じた母親が一計を講じて、息子にイギリスのペンフレンドと文通させる。文通相手はなんと18世紀の謎の女性だった。
    というのだけど、途中でどうも読めてきちゃう。

    これは児童書だというのだけど、そうだろうか。児童書を偽装した、大人の読みものな気がする。書き方が大人目線というか。だって、これ、「嵐が丘」も「まっぷたつの子爵」も知らない子どもが読んで面白いですか?
    というわけで、なんかビミョーな印象です。

  • 英語がニガテな少年カモは、母親との約束で3ヶ月間で英語をマスターするハメに!?そしてその方法として母親が持ってきたペンフレンド紹介の名簿から適当に選んだ、「キャシー」との奇妙な文通が始まるのだった。英語が得意な親友の「ぼく」を巻き込んで、現実とはるか昔を行き来する不思議なストーリー。フランス現代作家が送る児童文学作品。他の名作へ子供たちを誘う手法が見事です。最後のオチが意外性バツグンで楽しく読めること間違いなしの一冊です。

  • 新記録樹立!読破30分!
    って、児童書なんですけどね。。

    児童書なのに、結構難しい漢字が出てきたり(翻訳だからだと思いますが)、話の展開が速かったりするので、高学年向けの児童書だと思います。

    フランス人の男の子が主人公。親友が英語の勉強のために、イギリスの少女と文通を始めるのですが、段々口数が少なくなり、正気を失っていきます。そんな親友のために、主人公の男の子がペンフレンドの謎を暴くお話です。

    最後の最後までドッキリ♪
    児童書ですが、大人でも楽しめる1冊です。

  • Kamo L'agence Babel 1992
    155p

  • 正体はなんとなく察しはつきますが、ペンフレンドのリストにはどこかで聞いたような名前ばかり。フランスで人気の児童書だそうです。

  • いいなーいいなー! わたしもキャサリンやホールデンと文通したい! もうほんとこれにつきる! 本好きの夢だわー!

  • お母さんとの賭けに負けて、苦手な英語が出来るようにならなければならなくなったカモ少年。イギリスのペンフレンドと文通することになったけれど、その相手は・・・?学校の先生をしていたという著者の経歴を聞いて、なるほどな〜と思いました。本についてこんな風に興味を抱かせることも出来るんですね。とっても可愛いミステリです。普段本を読まない小学生に読んで、本をもっと身近に感じてくれたら嬉しいですね〜。

  • 外国語を習得するのにそんなウラ技があったのかぁ!!中学生ぐらいの時にも、そんな話はあったけど...相手が大事なのね。お母さん最高。

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