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- Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560058220
作品紹介・あらすじ
「世界の共通語」としての英語の語源を探究する学問は、中世以来、綿々と続いてきた。本書は、その歴史とともに、今日理解され、実践されている英語語源学の学問的性格とその方法をくわしく紹介する。巻末の文献リストは、英語語源学および英語史・歴史英語学の研究の現状を概観するのに有益である。
感想・レビュー・書評
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英語における語源学の性格や言語学上の位置づけの変遷などを、英語学史や辞書編纂の歴史を絡めて解説された本。本の特に始めの方は、具体的に「○○という単語の語源は△△ですよー」といった話よりも、もっと抽象的な、学問としての語源学の姿が話題の中心。ただし、後半は具体的な話も出てくるので、一通り英語史や比較言語学の知識があると読みやすい。
個人的には、語源学というあまり勉強したことのない分野について概観できたことが良かった。語源学が言語学上で危うい位置にある一方、通時的研究の中心的課題であるという、語源学の可能性について知ることができた。
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