ナポレオンの生涯 (文庫クセジュ 871)

  • 白水社
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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560058718

作品紹介・あらすじ

「不可能」という言葉を口にせず、わずか十年でヨーロッパの半分までも支配する帝国を築いた人物、ナポレオン。本書は、コルシカ島の下級貴族の息子として生まれた彼が、軍事的統率力やプロパガンダ技術を身につけ、英雄への道を昇りつめてゆく軌跡を、丁寧に辿る。簡にして要を得た、ナポレオン伝の決定版。

感想・レビュー・書評

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  • ナポレオンの生涯をコンパクトにまとめた小著。コルシカ人「ブオナパルテ」がフランス軍において次第に頭角を現し、圧倒的な軍事的功績によって革命政府の動向を左右するまでの存在になり、皇帝として戴冠するも、対ヨーロッパ戦争における最終的な敗北によって失脚する流れが、政治・経済・軍事・法制度の各ジャンルに適切に目を配りながら分かりやすく叙述されている。ナポレオン戦争の最終的な敗北の結果、フランスの国力が大幅に減退したという末尾の指摘は、19世紀以降のフランスの国際政治における地位を考えるうえでも貴重だと思われる。

  • 本書はあとがきまで含めても178頁しかなく、ナポレオンの軌跡がよくまとまっている。何度でも読める。

  • ボナパルトはエジプト人の前に解放者として現れた。コーランは尊重すると主張して、宗教上での問題を起こすことは避けたいと主張した。
    フランスがヨーロッパを少しずつ侵食していることが大陸諸国に警戒心を抱かせていた。
    学校教育はナポレオンにとっては統治の道具だった。

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