- Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560081099
感想・レビュー・書評
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美術作家ジョゼフ・コーネルの伝記。
作者の丁寧な文章で思っていたよりスラスラ読めました。図版は少ないので図版を手元に置いて読むと分かりやすいかもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
作品は有名だけど、コーネルがどういう人物であるか知りませんでした。この本はコーネルの評伝としては、決定版とも言えるんじゃないでしょうか。とにかくよく調べてあると思います。
家族のこと、コーネルと芸術家や画商との関係、女性たちとの不器用な恋愛など、私生活まで詳細に調べあげています。
そういう本だと、堅苦しいとか紋切り型とかになりがちですが、文章も面白くグイグイ読ませてくれます。
コーネルという作家に興味がある人はもちろん、全く知らなくてもある芸術家の孤独と作品への純粋な情熱を描いた物語と思えば、楽しく読めるのではないでしょうか。 -
「病める貝のみ真珠は宿る」あの作品が出来る過程も真珠に近いかも。それにしてもよう調べたなぁ!ソロモンさん。脱帽です。
膨大な情報をもとに冷静な視点から書かれたドライブ感のある文章があの長さを最後まで支えていた気がする。
人物の名前の索引もあったりして、いろいろ親切な本。 -
いろいろ詰め込んであるのに、こんなさびしい箱を見たことがないよ。
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読み応えのある一冊。欲を言うならば、もう少し作品の写真を載せてほしかったし、カラーで載せてもらったらもっと分かりやすくなっただろう。どこかでコーネル展やらないかな!