- Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562043156
感想・レビュー・書評
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読書日:2017年5月19日-5月20日.
Original title:Again The Magic.
Author:Lisa Kleypas.
同著Secret of A Summer Night.とIt Happened One Autumn.で大いに活躍の舞台となったWestcliff邸。
今回の主役はこのEarl Westcliffの二人の妹です。
この2冊では明かされず、想像も出来ない程の彼女達の恋愛模様が描かれています。
一番驚いた事は、上の妹Aleenが足に大きな火傷を負い障害者となった事です。
上記2冊からは全く想像も出来なかったので心底驚きました。
下の妹Oliviaは、姉とMcKennaの事で十二年もの間後悔し
心に傷を負って思春期を過ごした事に哀れみを感じました。
それでも彼女が婚約者Amberlyの死と彼との間に宿した子の流産の辛い経験を乗り越え、
表に出て人々と交流を再開させ、Gideonと付き合いAmberlyと居る時に感じた若しくはそれ以上の
感情を抱けた事が良かったです。
そしてAleenとMcKennaは互いの想いが伝わった場面は感動の一言に尽きます。
Americaへ移住してからも彼女達の母親代わりとして接していた
Mrs. Fairclothも一緒に移り住み、皆が幸福に包まれている様が描かれていて感無量です…! -
再読 前半、若いh/hが結婚ごっこの妄想劇 かわいいー!(*^^*) このシーン好きだわ
ヒロインが火傷跡を告白してヒーローに見せるシーン うるっときたね・゜・。
ヒロインの妹 苦手 自分勝手すぎな感じ 妹がアメリカの富豪と幸せになるのかぁ んー、なんだかなぁモヤモヤ -
身分違いの恋 in UK 姉と妹の恋愛が同時進行。とても読み応え有。コミカライズも秀逸。
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これも、クレイパス作品なだけにちょっと期待しちゃったかな。
彼女は私的に当たり外れが多いかも…
面白くなかった訳じゃないんだけど、再読するほどの価値はないって感じかな。 -
図書館の本
内容(「BOOK」データベースより)
19世紀半ばの英国。名門マースデン家の長女アリーンは、誰もが目を奪われるほどの美貌の令嬢だった。彼女は、馬丁として邸で働くひとつ年下のマッケナと、深く心を通じ合わせるようになっていた。ところがある日、2人の「不適切な関係」が、厳格な父親に知られ、マッケナは邸を追放された。もしもアリーンに会うため邸に戻ってきたら、大変なことになる…。彼女は愛するマッケナを守りたい一心で、「冷酷な令嬢」を演じる。しかし失意の日々を過ごすアリーンにさらなる「悲劇」が!12年後。米国からの招待客の中に、とても魅力的な青年実業家がいた。マッケナだった。「恋の復讐」のため、彼女のもとを訪れたのだった。今でもマッケナを愛するアリーン。しかし、「悲劇の真相」は彼に伝えられない。愛し合いながらも反目し合う2人の恋の行方は。
愛しているからこそ身を引くアリーンが痛々しくてしょうがない。
どうして男性にはこの観察力がないのやら(はぁ)
リディアとジョーのお話もステキ。
一番賢かったのはミセスフェアクロスだったんだねぇ。
「ひそやかな初夏の夜の」で登場するウェストクリフ卿やリディアの再度ストーリーだったのはあとがきを読むまで気がつかなくてちょっと残念でした。
Again the magic by Lisa Kleypas -
壁の花シリーズに登場するウェストクリフ伯爵の妹二人アリーンとオリヴィアのです。1冊の本で2人の恋物語です。なんてお得感があるのでしょう(笑)。アイリーンは元馬丁との身分違いの恋愛ですが、彼はアメリカに渡り裕福になって復讐のために帰ってきます。戻ってきた時からのお話しです。2人の近しい人物、メイド長のミセス・フェアクロスが中々いい味を出していて、2人の悲恋を盛り上げてくれます。兄であるウェストクリフ伯爵は今回は妹思いの非常に心やさしい人物で、最後には2人の誤解を解いてあげる手助けもします。オリヴィアの方の恋の展開は次回に持ち越しされるように含みがあり、策士ですねー。次も読まずにはいられません。