- Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562044825
作品紹介・あらすじ
公爵の妹フィービーには、トレビロン大尉が護衛として常に付き添っている。
トレビロンは、目が不自由なフィービーが明るく前向きに生きている姿に心惹かれていた。
ある日、外出先でフィービーが何者かにさらわれてしまう。間一髪で彼女を救い出せたものの、責任を感じて辞職を申し出るトレビロン。
フィービーはその時、身も心も守られていたことに気づく。
ところが、トレビロンが彼女の前から立ち去った数日後、再びフィービーは誘拐されてしまった。それを知ったトレビロンは……!
感想・レビュー・書評
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公爵家令嬢フィービーに護衛として付き添うトレビロン大尉。目が不自由な彼女を見守り手助けするのが任務だ。目が見えなくなった自らの境遇を受け入れ明るく前向きに生きる姿に心を打たれ、想いを寄せるようになっていた。
ある日、トレビロンは、自身が付いていながら昼間の外出先でフィービーが拐われそうになり、責任を感じて辞職する。
フィービーはその時、彼が護衛としての役割以上に、自分の孤独に寄り添い心身ともに守られていたことに気づく━
数日後、今度は公爵の邸宅からフィービーが誘拐され、それを知ったトレビロンが取った行動は……
《メイデン通りシリーズ》第8弾。
もう感想を書くのも億劫で、これも読み終えて一週間も経ち、勿論シリーズ次作に手を出してから書いている体たらく。
次が気になるからっていうのもあるんだけど…ね。
ある種の“駆け落ち婚”物語でした。
公爵家の娘だから(付き人とかで付けられるし)盲目でも成就した感ある…
衝撃だったのはモンゴメリー公爵があっさり国外へ旅立ったことと、イブとの関係。
フィービーを狙った動機も(完全に逆恨み)だけど。 -
やっと読み終わった(^^;
どうも、最近ヒストリカルは中断すると、なかなか再開できない。ホイト作品だったのが拍車をかけたかな。
トレビロン大尉だったから読んだけど(七作目は未読)、ここで個人的に区切りがついたから(公爵家がみんな片付いたし)、シリーズは私的には打ち止めかな。
ホイト、なんだか読みにくくなってしまったのは、ヒロインがことごとく苦手だからかな~。 -
メイデン通りシリーズ8作目。目の不自由な公爵家令嬢フィービーと彼女の護衛を務める退役軍人のトレビロンの身分差カップル。護衛しつつもフィービーにムラムラしてしまい、こんなんじゃいかん!と自分を戒めるもどうにも止まらない恋心。フィービーはそんなこともしらずに疎ましく思ってましたがやがて…フィービーの誘拐未遂事件からふたりは急接近しますがフィービーが恋愛にも積極的で良し。目が不自由でも前向きに、明るく生きていこうとする姿勢が素敵でした。10作目まではお願いだから翻訳してください!それと誰か人物相関図ください!
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メイデン通りシリーズ八作目。
元竜騎兵連隊長×公爵妹(次女)。
任務中の事故で片脚に重傷を負ったヒーローは
前々作ヒーロー(公爵)に雇われて
次第に目の見えなくなっていたヒロインの護衛をしていたのだが
(この展開は前作あたりから描写されていました)
そのヒロインが誘拐されそうになり……。
このシリーズの最初の頃から
「亡霊」を追い続けていたトレビロンが
ヒーローで、
目が悪いせいで意地の悪い貴族から馬鹿にされていたフィービーがヒロイン、というのに当初はびっくりしましたが
これはこれでありかも?
にしても、本作でも印象強く出ている
モンゴメリー公爵になんというか……。
お前はある意味、本田博太郎系か???
(あんたの演技複雑すぎるぜ??)
ところで、当然なんだけど
トレビロンはミスター・ハートが
実はウインター・メークピースの次兄エイサだとはいまだに気づいてませんね。
前にも書いたかもだけど、シリーズ初期はエイサが亡霊だと思ってました。