アガサ・クリスティー　とらえどころのないミステリの女王

著者 : ルーシー・ワースリー 大友香奈子

• 原書房 (2023年12月19日発売)

作品紹介・あらすじ

全世界に読者をもつ巨匠アガサ・クリスティー。しかし彼女は職業を聞かれれば無職と答え、書類には主婦と記入した。当時の社会階層やジェンダーのルールにより、平凡なふりをして生きた20世紀の偉大な作家の一生に光を当てる。

感想・レビュー・書評

[猫丸(nyancomaru)さんの感想 · 2023年12月13日]

Agatha Christie by Lucy Worsley review – in search of the elusive author | Biography books | The Guardian
https://www.theguardian.com/books/2022/aug/31/agatha-christie-by-lucy-worsley-review-in-search-of-the-elusive-author

Historian Lucy Worsley explores her own past - BBC News
https://www.bbc.com/news/av/uk-england-27208339

Lucy Worsley | Lucy Worsley
https://lucyworsley.com/

アガサ・クリスティー　 とらえどころのないミステリの女王 - 原書房
http://www.harashobo.co.jp/book/b637108.html

[猫丸(nyancomaru)さん · 2023/12/13]

生誕130周年！　ミステリの女王アガサ・クリスティーの知られざる10の素顔 | ELLE(2020/10/05)
https://www.elle.com/jp/culture/music-art-book/g33998693/agatha-chtistie-trivia-201005/

【生誕130周年】アガサ・クリスティーのおすすめ作品 | 小説丸(2020/07/04)
https://shosetsu-maru.com/recommended/agatha-christie

[政子ちゃんさんの感想 · 2024年2月18日]

日本で言えば明治中期に生まれ戦後まで生きた
長い人生。　

いくら野心や才能があっても
階級社会イギリスならではの
そのクラスに合った考え方や暮らし方が先。

ある人種への差別感情とか
自分は専業主婦だという自覚とか、
使用人への変わらないスタンスとかを
持ち続けたのもなるほどと思いました。

あの旅情あふれる作品設定も
夫の赴任先に付いていった様々な土地で
生まれたものが多かったと思われ、
自分の稼ぎで夫を支え、
家庭と仕事を両立させたウルトラな女性。

アガサさま、天晴れです！

[osawatさんの感想 · 2024年5月9日]

ふむ

[ゆうかさんの感想 · 2024年3月26日]

とても興味深く読めた。
最初の20ページほどの写真が素晴らしく、これだけでも元が取れそう。
アガサの作品はもちろん読んだことがあるが、彼女のことは何も知らずによんだのでとても楽しめた。

２つの州を騒がせた失踪事件は小説のように面白かったし、女性が今ほど自由ではなかった時代に、傷心旅行で、それも単身で、イスタンブールやバグダッドを巡ったエピソードが気に入った。

[todさんの感想 · 2024年2月11日]

日本経済新聞の土曜版で紹介されていたので手に取ってみた。これまでのアガサ・クリスティー本とは大きく違い、彼女の実際の生活や家族を詳細に調べている。

著者プロフィール

王宮を管理するヒストリック・ロイヤル・パレスの主席学芸員。著書に『暮らしのイギリス史』(NTT出版)などがある。

「2015年 『イギリス風殺人事件の愉しみ方』 で使われていた紹介文から引用しています。」