こうえんで…4つのお話 (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566007147

感想・レビュー・書評

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  • 同じ時間同じ場所で過ごした4人それぞれの目線で描かれた絵本。
    皆が皆同じことを考えている訳じゃないってことがよく分かる。
    子ども達にも伝わったかな。

  • 中:様々な視点で同じ時間を表現。人によって世界はこんなにも感じ方が違うという事を背景で表現してくれる。

  • 重層的な語り手

  • 母親の想いと子どもの想いはちがうって事、耳が痛いね。
    自分の思いだけで物事を決めつけてはいけないね。

    嫌だなぁと思ってもやっぱりお母さんは好きなんだな。

  • 一番気位が高く自分が一番高貴と思っている人の言葉が一番汚い。

    実はその人が一番卑しいと気づかせるのご、本書の役目か?

  • 同じ公園での出来事を4つの視点から描いた本。出来事としては1つだが、それぞれの抱えている気持ちなどを見ると、本当に偶然の重なりで起きている出来事なのだなと思える。ただ、小2の子どもにはいまいちぴんとこないようだったが。

  • 傲慢な婦人、失意の男、寂しげな少年、元気な女の子
    犬を連れたお母さんと男の子、犬を連れたお父さんと女の子のそれぞれの視点の話

  • [墨田区図書館]

    「子どもを本好きにする10の秘訣」>「家族・人間関係」で紹介された本。

    上記のようになっていたのを知らずに、"アンソニー・ブラウンの本だ"、と図書館で見かけて借りてきた一冊。

    これはよくある電車男のように、ある時点でのある地点にいる複数の人々の視点から描いたお話で、この本の中では題名通り4人の視点から話が紹介される。その挿絵にはところどころお互いも描かれているし、大人であれば題名を見た後に読みだせば、すぐに気づく作りとなっているんだけど、子どもたちにぶっつけで読み聞かせ(本が逆さの状態)してあげたせいか、最初のキャラの口調が濃すぎるせいか??読んでいる私自身、お互いの絡みが理解できるものの、話し言葉や挿絵、エピソードからはさほどピン!と来なくて、恐らく目の前にいた主に1年生たちは、そもそもこの絵本がそのような作りになっていた、と感じられなかったような気がするなー。

    というわけで、この本が紹介されていたのは、きっと「家族関係」ではなく、「人間関係」の観点から。ある一方が他方を見ている視点をひっくり返したとき、どのような視点が広がるのか、そういうことを意識して読む分には面白いかな。

  • 2012.2.23読み聞かせ用に借りてみた。同じ場面をそれぞれの登場人物が語っている。なかなか良かった。1年から読めるけど、面白さがわかるのは、2,3年から?5年でも大丈夫そうだな。3分半。この人の本、ほかにも読んでみたい。絵もシュールレアリズムの人の絵なので、見るたび面白く、ムスメも喜んでみていた。

  • 図書館で借りました。

     絵本。日常。
     大人が楽しめる本。

     一つの事象を四人の視点で切り分けてある。
     ストーリーはだから一つ。
     二家族(母息子とメス犬、父娘とオス犬)が接触してわかれる。
     母は傲慢で、常に怒っている。
     父は失業中だが、元気な犬や娘に感謝の気持ちを忘れていない。
     犬たちは楽しそうに戯れている。
     息子は娘に憧れを抱いて、娘はそこなしに明るいお日様。

     どん底にいるのに、娘を良い子だと思い、犬の散歩に行くこの男はきっとすごーく良い人だろう。だからちょっと好きだ。
     読み返したくなる本。
     娘のスマッジになれずとも、父のようになりたいものだ。少なくても、ここにいる母親のようになるのは嫌だな。

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