- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569534077
感想・レビュー・書評
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パナソニック創業者であり元社長の、故松下幸之助氏による、今でいうところの自己啓発本というか、ビジネス書。とても有名な本で、だいぶ前に書かれたものである。
大きなフォントで、2ページごとに一つのテーマで書かれている。内容は全く難しくなく、「おたがいにこういう心がけで、日本のために頑張ろう」といった感じである。例示がなかなか適切で、なるほどと思わせる。日本を努力で先進国になるまで導いてきた世代、頭が下がる思いである。まぁ確かに、彼からしてみたら現代人は根気も覇気もないように見えるだろう。
とてもありがたい話の数々。著者による自慢が一切なくて謙虚なのは、さすが。 -
幸之助翁の本はどれを読んでも分かり易く、理解しやすく、簡単な言葉でありながら本質が深い。。これも非常によい1冊です。しかも幸之助翁の本はブックオフの100円コーナーにもたくさん並んでいるので、そこで買って充分です。。古さがまったく問題にならない本ですから。
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◾︎わからなければ、人に聞くことである。己のカラにとじこもらないで、素直に謙虚に人の教えに耳を傾けることである。それがどんな意見であっても、求める心が切ならば、そのなかから、おのずから得るものがあるはずである。
◾︎働くことは尊いが、その働きにくふうが欲しいのである。創意がほしいのである。額に汗することを称えるのもいいが、額に汗のない涼しい姿も称えるべきであろう。怠けろというのではない。楽をする工夫をしろというのである。楽々と働いて、なお素晴らしい成果があげられる働き方を、お互いにもっと工夫したいというのである。そこから社会の繁栄も生まれてくるであろう。
◾︎命ぜられた通りにやって、その通りにうまくいったのだから、もうそれでよいと考える人。いやたとえ命のままにやったとしても、その結果は一応キチンと報告しなければならない、そうしたら命じた人は安心するだろうと考える人。その何でもない心がけ、ちょっとした心のくばり方のちがいから、両者の間に、信頼感にたいする大きなひらきができてくる。
◾︎命じたからには、これを追求しなければならぬ。どこまでもトコトン追求しなければならぬ。それが命じた者の責任ある態度というものであろう。
◯与え与えられるのがこの世の理法。
多く受けたいと思えば多く与えればよい。 -
なんとも心が落ち着きます。
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松下幸之助金言集。
父親の本棚にも同じ本があって,随分前に読んだおぼろげな記憶があるが,社会人になってから読んでみるとやっぱりこの人ってすごい!って思う。
僕が生まれる10年以上も前に発行された本だがいまだに色褪せていないというのは,我々が彼の求めているところにまだたどり着けていないからなんだろうな。。。 -
昔に書かれた有名な本で現代にも通じる内容とは思うが、今の自分に響く内容ではなかった。
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期間をあけてかれこれ3回ほど読んでいるが、毎回気が引き締まる思いがする。
なんでもないようなこと、些細なことこそきっちりとやれ。
平凡を積み重ねることによって非凡になれる。
素直に謙虚になれ。
怠け心に突き刺さる。初心にかえることのできる本だった。 -
まさに先人の教えという感じ。
いつの時代も大切にしないといけない
心得や考え方は同じだと思った。
初心に立ち帰るために何度でも読み返したい。 -
不登校MAXな学生時代、逃避先の書店で出会った。色褪せた付箋の位置もそのまま、何ひとつ身に付いてない。それでも。社会の隅でこぼれ落ちそうになるギリギリな自分を、いつも見捨てず初心に戻してくれる。