稲盛和夫の哲学 人は何のために生きるのか (PHP文庫)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569579962

感想・レビュー・書評

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  • 簡単に言えば、宇宙はどんどん膨らみ続けていくのが流れだから、人間も進化、発展するのが流れだよって言ってる。みんなちがって、みんないいけど、自分らしさを、自分の器の範囲で全うしつつも、世界の発展が流れだってことを忘れず生きようって内容。

    「自分が最も楽しい取り組み方で、人生を楽しもう。そういった歴史が、未来の発展の糧になる。」自分なりに要点をこうまとめてみた。


    もう一つ面白いなぁと思ったのは、宇宙には「意思」なるものがあるという説。宇宙は発展したがる「意思」があるから、人間も世界も発展せざるを得ないっと言っていた。

    見方を変えれば、こんなに窮屈な考えはない。人間の運命は決まりきっているんだ!っと言われているようなもので、そんなのつまらないじゃないかっと思ってしまう。

    だけど、また見方を変えれば、宇宙とはつながっているということ。この世で、自分を本当に理解してくれる人はきっといないっと絶望しても、それでも宇宙だけはつながることが出来るということ。

    人間は辛い時には、宇宙とつながることができるし、いやなら歯向かって楽しめばいい。人生は完璧に決まっていて、完璧に自由だ。

    そんな矛盾してる人生が楽しいんだ。なんだか彼の哲学からは、そうも
    聞こえて、面白い。

  • 南井所有
    →11/06/11 浅上さんレンタル →11/07/30返却
    →11/07/30 山本(美)さんレンタル →11/08/20 返却(浦野預り) →11/08/21 返却

  • 私たちは何のために生きているのか?
    ----------- 心を高めるため。

    「心を高める」とは、今まで、聞いたことがあるようで、
    実は聞いたことがない言葉だ。
    この言葉に出会っただけでも価値がある。

  • 宗教学に左右される部分は多いが、「生きることをどう捉えるか」に関して一つの考え方を提示してくれる。

  • 様々な出来事に対する、一つの向き合い方。

  • 稲盛和夫さんの言いたいことは難しい.JALをしっかりと再生してください.

  • 仏教、ブッダの教えを根本に
    心のあり方、人間性を
    高めることが大切。

    布施、持戒、諸行無常、忍辱、精進

    10年近く前に出た書籍ですが
    内容はとても共感できます。

  • Kodama's review
    稲盛さんの書籍は今までに何冊か読ませて頂きましたが、どの本を読んでも勉強させられます。人は何のために生きるのか、そして、素晴らしい人生を生きるためのヒントがたくさん詰まっていて、あらためて考えさせられる一冊です。
    (08.8.3)
    お勧め度
    ★★★★☆

  • ●人を助けるという「布施」、やってはならないことを示した「持戒」の二つを子供に教育すべし
    ●努力をするという「精進」、耐え忍ぶという「忍辱」の二つは自分で身につけるべし
    ●「運命」と「因果応報の法則」がまるでDNAの二重らせん構造のように縒り合って人生が作られている
    ●「因果応報の法則」は短い期間ではあわられない。が、十年、二十年、三十年という長いスパンで見れば必ずそうなっている。それでも証明できないと思える時がある。その場合は、現世・来世に証明される。
    ●あれこれ悩む人は、対策を立てたあと、結果が出るまでのあいだに悩んでいることが多いように思える
    ●考え抜いて出した対策が吉と出るか凶と出るか、それはわからない。わからないことを悩んでも仕方がない。
    ●大久保利通と西郷隆盛の「融合調和」⇒理性と冷徹の大久保、情の西郷
    ●労働の意義を、糧を得るためと限定していると、豊かな時代には勤勉性がうすれていく。ならば従来とは違った労働の意義を見出すべき
    ●勤勉に働いた成果で他国を助けるならば、それは強い安全保障とさえいえる
    ●善悪の分かれ目とは、自己を愛する「愛」と他を愛する「愛」のあいだにある
    ●自分の会社を立派にしたいという自己愛が強すぎると、会社は生きられなくなる
    ●災難に遭うのは、過去につくった業が消えるときです。業が消えるのだから、喜ぶべきです。今までどんな業をつくったかしらんが、その程度のことで業が消えるならお祝いせんといかんことです。

  • 何度でも読みたい本

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著者プロフィール

1932年鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長に就任。84年、第二電電(現KDDI)を設立し、会長に就任。2001年より最高顧問、2010年には日本航空会長に就任する。代表取締役会長、名誉会長を経て、15年より名誉顧問となる。84年、稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。2022年8月逝去。その他著書に、『稲盛和夫の実学』『アメーバ経営』『稲盛和夫のガキの自叙伝』『高収益企業のつくり方』『人を生かす』『従業員をやる気にさせる7つのカギ』『成功への情熱』『生き方』等がある。

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