精神科医とは何者であるか

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569606712

作品紹介・あらすじ

人の心はどこまで分かるのか、治せるのか!?へそまがりだが、誰よりも正直な精神科医の人間観察エッセイ。いまどきの精神医学の効用と限界をあまさず告白。

感想・レビュー・書評

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  •  職業人が自分の仕事を特別と思うきらいがある一方、さにあらず。多くの精神科医は、日々粛々と診察をこなすのみという。
     有名な北杜夫、加賀乙彦に春日武彦。香山リカに和田秀樹と、知名度は専門よりも「文才」によるらしい。
     自身「詩を書く少年」を称して、フロイトから薬物療法、脳、文学・科学両面性持つ精神医学を俯瞰するさまは、まるで筆が踊るかのよう。
     診察室の風景も織り交ぜながら、やまい、科学、社会がコミカル・シニカルに、多少のあきらめと希望を込めて楽しく描かれ、本の題名に対する回答が良く分かるのである。

  • ある意味で臨床心理学の呪縛から解き放ってくれた本。おかげで冷静になれました(^_^;)。私の臨床の核をなす部分を形成した本であり「バイブル」的な本になっています。既に5回は読み返したでしょうか。以後、頼藤先生の本はほぼ全巻読破しました。

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