日本が自滅する日: 官制経済体制が国民のお金を食い尽くす

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569614144

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  • “2009/11/7読了
    事実なんだろうけど、解決の為の​方法論が革命的すぎ。
    何となく世の中変わってました​という方法が僕的には​良いように感じる。
    ただし、成功​しなければ、ラディカルな方法しか​ないということか??”

  • 石井紘基議員が調べ上げた日本の裏帳簿が分かる。
    やっと読むことが出来た。

    もう、年金積立金(140兆円)は現金として殆ど無い。
    霞ヶ関の特別会計の原資として100兆円が使われてしまっている。
    形は国債となっているが…。ちゃんと償還されるのだろうか?

    石井紘基議員の唱える構造改革が実現したら、
    とても素晴らしいことになるが、反発も激しいものになるだろう。
    が、そもそも石井紘基議員はこの世に無い。誰も手をつけられない。

    日本は政治屋ばかりが幅を利かせている。
    このまま日本は自滅してしまうのだろうか…。

    --2009年8月17日記述--

    再販されたらしいので、すぐに購入。
    ネットに公開されていたのはごく一部だったよう。
    こんなに詳細まで調べ上げているなんて、すごすぎる。

    いや、しかしひどい。魑魅魍魎の世界。
    人のお金(税金)を搾取することに対して何も感じないのだろうか?
    我々は日々汗水をたらしてお金を稼いでいる。そのお金をなんと心得るのか。

    故松岡利勝氏の利権構造が1つの例として載っている。
    死人に鞭打つのは気が引ける以上に、死んで当然という気持ちを抑えることも出来ない。
    松岡氏の欲望の犠牲になった人間もたくさんいただろう。その報いを受けただけに過ぎない。
    まあ、松岡氏を葬ったものも表の世界の人間じゃないのだろうけれど。

    鈴木宗男氏も例として載っている。
    こういう犯罪者を再当選させることを情けなく思わないのだろうか。

    日本人はごく近くの人を慈しむことは出来ても、
    目に見えない人に気を配ることまでは出来ないのだろうか。

    自分達の生活がよければいい。そのために人様の税金を使うことを厭わない。
    俺はそういう精神を強く憎む。想像力の欠如。こういう大馬鹿者達が日本を駄目にした。

    年金に期待はできないし、円はもう駄目だと思う。
    金か土地かなにかに変えておくことをオススメします。

    あと、公務員を退職された方がボランティア的に対応すると言う案はとても面白いと思った。


    しかし、彼は何をモチベーションにして闘っていたのだろう。

    愛する妻や子供。自分の人生。友達。周りの人たち。
    彼はそれを犠牲にするリスクをとっても日本病と立ち向かった。
    もし仮に自己愛だったとしてもそれを満たすという理由だけでは到底補いきれないと思う。

    彼の言葉が思い浮かぶ。
    「こんな国のために身を挺する必要なんてあるのかなとの自問葛藤も無きにしも非ずです」

    そのことを考えても彼は闘いそして凶刃に斃れた。その後を継ぐものは誰もいない。
    家族を犠牲にして国民のために尽くす。それを強制することなんて誰も出来ない。
    そしてそれを非難するようなことも出来ない。家族を大切にすること、それを誰が非難できるだろう。

    しかし、これだけははっきりと言える。
    石井議員と言う稀有の人材を失った日本の損失は計り知れない。


    先日、何気なく以前の候補者(東京6区)を調べてみたら、驚いた。
    ここは石井議員が当選していた選挙区だったのだ。

    そのあとを継いだ人間は、「石井議員の遺志を継ぐために」なんて言っている。
    じゃあ、問いたい。あなたは石井議員の遺志を継いで何をやったのかと。
    石井議員の名前を軽々しく口に出さないで欲しい。言葉に責任を持たない政治家なんて存在意義すらない。


    自分が投票権をもったとき、石井議員はすでにこの世に存在していなかった。
    一度だけでも自信持って投票出来るような政治家をこの目で見てみたかった。とても残念に思う。

  • 小泉による構造改革路線に舵をきろうとしている時、7年前に石井鉱基は既に小泉の構造改革を見通し、冒頭にて現在に至る日本社会破滅を予言している。

    この石井鉱基の働きにより特別会計というものが初めて明るみになり、日本の癌部分を解き明かした。
    今では公に明るみになって誰もが知るところだが、石井鉱基によって暴かれた内容は今見ても実に新鮮であり一語一語に魂が伝わる。
    この本を書き上げた後に石井鉱基は刺殺されてしまうが、口封じに本人を殺害してしまうほどの闇権力が内在するこの国も恐ろしい。
    石井鉱基は幼稚なイデオロギーなんて関係のない、正に国思う国士である。

  •  石井紘基が生きていれば、私はきっと会いに行ったことだろう。権力の厚い壁を前にして、たった一人で何度も体当たりを食らわせた男だ。そして遂に風穴を空けた。特別会計の存在を明るみに引きずり出し、特殊法人・公益法人という魑魅魍魎(ちみもうりょう)を衆目の前にさらした。

     <a href="http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20090829/p3" target="_blank">http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20090829/p3</a>

  • おもしろいけど言葉や内容が難しくて進まない。途中で断念。
    時間があるときにじっくり読んでみたい。

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