有効期限の過ぎた亭主・賞味期限の切れた女房: 綾小路きみまろ独演会

  • PHP研究所
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569625270

感想・レビュー・書評

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  • まあ、文字で追ってしまうと無粋な内容なんじゃないかな。いずれにせよ好みでないけど。

  • 中高年を中心にカルト的な人気を誇る綾小路きみまろ。本人いわく「テレビ、ラジオの出演をすることもなく、潜伏期間三十年」の謎に包まれた芸歴と、彼のライブを収録したのが本書だ。
    あだ名が「種馬」だった子供時代、アナウンサーを目指して上京したはずが、キャバレーで売れっ子の司会として活躍。その後、森進一や小林幸子の専属司会を務めるなど、彼の数奇な人生が漫談の口調そのままに明かされていく。その合間に「綾小路きみまろ爆笑ライブ」として、彼のステージでの語りが4編収録されている。

    活字であるにもかかわらず、彼独特の口調や間が非常によく再現されており、これによって彼の話芸が非常に練り込まれ、完成されたものであることが改めて認識させられる。軽いオチを畳みかけたかと思えば、伏線を引いていってからから大きく落とす。その絶妙のさじ加減は、テレビで主流となっているアドリブ芸とは一線を画している。

    中高年をターゲットにしているという点では、毒蝮三太夫など同じ土俵にスターはいるが、毒蝮が1対1の関係の中で、相手を罵倒することによって愛情を示すのに対し、綾小路は中高年のプロトタイプをしゃれのめすことで、「どうせ皆年をとればこんなものなのだから、無理せず楽しく生きましょう」と言外に訴えかける。それは単に性格の違いだけではなく、彼の話芸へのこだわりがそうさせているように思えてならない。

    ファン必携であるのは当然として、未来の中高年にも訴えかけるところのある本に仕上がっている。(大脇太一)


    楽しいですね。
    文字にしても!!!
    そう感じます♪

  • つくづく自分の老いのスピードを感じつつ大笑い。
    読後にハッとして思う、
    笑うには早すぎるだろ・・・と。

  • 笑える!この毒舌、好きだなぁ・・。
    ライブも見てみたいわ・・なんて思う私は、中高年なのだろうか(笑)。

  • 図書館の返却箱に入ってて目に付いたので借りた。おもしろかったょww

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著者プロフィール

一九五〇年、鹿児島県生まれ。漫談家。落語協会会員。漫談家を目指して上京し、七九年デビュー。キャバレーの司会者や森進一、小林幸子、伍代夏子ら演歌歌手の専属司会者を務めながら修業を積む。中高年の悲哀を題材とした自作の漫談テープがきっかけとなり、二〇〇二年にCD「爆笑スーパーライブ第1集! 中高年に愛をこめて…」をリリース。百八十五万枚超の売り上げを記録し、以降、「中高年のアイドル」としてライブをはじめ、各メディアで絶大な人気を誇る。現在もライブツアーのほか、YouTubeチャンネルを開設するなど、精力的な活動を続けている。CD・DVD総売り上げ五百二十万枚超、著書累計二百万部超。

「2022年 『人生は70代で決まる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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