バウンダーズ: この世で最も邪悪なゲーム

  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569636245

感想・レビュー・書評

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  • 1981 The Homeward Bownders

  • ジュマンジのような話。ただ駒を動かすのは悪魔だけど。最初は面白いとどんどん詠み進められたんだけどヘレンやヨリスが登場すると一気にだらだらした展開になって飽きた。分冊して一人旅のころのまだ達観する前の話も見たかったなぁ。

  • 主人公は12歳の少年ジェイミー。食料品店を営む両親と兄弟とともにイギリスで暮らす普通の少年だったが、
    ある日、町のはずれにある「古い要塞」で〈あいつら〉がゲームをしているのを目撃してしまう。
    〈あいつら〉は見られたことを知ると、ジェイミーをゲームの中へ放り込んでしまう。
    そうしてジェイミーは100もあるたくさんの世界を回り、〈あいつら〉のルールに従っててゲームをしなければ
    ならなくなった。〈故郷〉に帰ることができたら、ゲームから抜けられるという唯一の希望を残し、
    故郷を目指すもの(バウンダーズ)〉になったジェイミーは、ヘレン、悪魔ハンターヨリスなどの仲間と出会い
    〈あいつら〉を倒そうと立ち向かう。はたしてジェイミーは〈故郷〉に無事帰れるのか・・・という内容です。

    この世は誰かがやっているゲームではないかという発想で、実はそのプレイヤーは悪魔だったというお話。
    ダイアナ作品おなじみの多重世界を旅します。〈あいつら〉に決められたルールで、ある程度時間がたつと
    今までいた世界から無理やり別の世界へと飛ばされてしまいます。

    <あいつら>の正体が悪魔なんだけど、どこからきたのかとかよくわからず、おまけに姿もみえず不気味で怖かった。
    誰かを駒にしてゲームを楽しむ、という発想はダークホルムと通じるものがあります。
    戦争とか、変えられない現実がのしかかってきてけっこう重たい内容です。
    ラストがかなり切ない。主人公いいやつだなあ。


  • <本物の場所>で世界をゲーム盤にしている<あいつら>を見てしまったために、さまざまな世界を放浪させられることになってしまった少年が主人公。
    ……暗いです……。
    DWJといえば「風呂敷をどんどん広げて突然たたむ」というのをつい期待してしまうのですが。

    装丁 / バッファロー・ジム
    装画 / 塩田 雅紀
    原題 / "The Homeward Bounders" (1981)

  • 状況が把握できないまま、作者全速力で前を突っ走ります、ってかんじ。ストーリー展開は面白いが、登場人物が薄っぺらい。

  • 最近のハウル人気で大昔の作品が翻訳されました。難しいです…(負け気味)ブログに長い感想文があります。

  • 未読

著者プロフィール

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(Diana Wynne Jones)
1934年8月16日 - 2011年3月26日
イギリスのファンタジー作家で、子ども向けの独創的なファンタジー小説を記す。代表作に『ハウルの動く城』『大魔法使いクレストマンシー』のシリーズがある。
2004年に『魔法使いハウルと火の悪魔』が宮崎駿監督・スタジオジブリ作品「ハウルの動く城」として映画化され、日本でも広く知られるに至る。

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