作る前にコストダウンする技術: 景気はいいのになぜ儲からないのか (PHPビジネス選書)

著者 :
  • PHP研究所
3.75
  • (1)
  • (4)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 34
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569657790

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ▼福島大学附属図書館の貸出状況
    https://www.lib.fukushima-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/TB90188797

    利益の追求は企業の永遠の目標と課題であり,これを実現するためにコストダウンが不可欠である。この本は著者の豊富な経験に基づいて,製品を作る前に仕様決定や取引条件の打ち合わせなどの製品企画と営業活動において,如何にコストを下げるかをわかりやすく説明するものである。生産技術のわかる理工系の皆さんには,原価とマーケティングのノウハウを学習することができる。また,生産技術が良くわからない文系の皆さんにも総合力と企画力によるコストダウンの知識を勉強でき,大変参考になると思う。

    (推薦者: 共生システム理工学類 董 彦文先生)

  • 技術士の経営解説。

    値決め。原価計算の大切さが分かる。情報処理試験から簿記がなくなったのが痛いだろうな。誰が,何の根拠で,試験をいじくるのだろう。
    原価を見積もる。仕様条件,数量条件,取引条件。それぞれ制約事項かどうかを確かめるとよい。制約も,一時的なものか,長期的なものか。
    取引条件の中に,納入条件も大事。多頻度小口配送だと経費がかかる。原価計算して,費用を明確に。
    営業段階のコストダウン「お客様に教えてもらうコストダウン」
    「あなたの直接のお客様が,真の顧客ではなく,その先のエンドユーザが真の顧客であるケースが少なくない」

    1回目は一人で100問とく。2回眼は3−4人で100問解く。20%程度点数が高い。
    原価計算していない。1回目が60点とし,2回目が80点だとすると,1回目の正解1点あたりの費用が10だとすると,2回目は1点あたりの費用が3人として22になる。
    1回目10*60=600費用。2回目,それが3人なので1800費用。それぞれ60と80で割る。
    倍以上の費用がかかっている。設計の原価計算をすれば,費用削減ができる。
    設計段階では,1人が1回目に半分の時間で40点くらいの作業をし,それを持ち寄って,残りの4分の1の時間で80点くらいにすると,300+450=750。750/80=9.4で,費用削減ができた。設計時点の時間と投入人数を原価にきちんと入れましょう。

    FMEA1時間。なるほど。
    HAZOPは2時間が単位。お客様も入ってやる。技術の伝承だけでなく,仕様の確定,理由の理解ができる。

    納期,品質,費用の三つ巴戦

    コア技術=本業,ビジネスドメイン=仕事の範囲。事業領域。
    お客様に騙されるな。は,やや過激かも。お客様が,売り手に騙されることも多い。どっちもどっち。

    参考文献
     粗利を2倍にする 西田
     生産革命 西田
     ゼミナール経営学入門 加護野

  • コストダウンについて注意すべきポイントがわかりやすく網羅されている。
    製造業向けとのことだが、着目点はどの業界でも同じだと思うので勉強になりました。

全2件中 1 - 2件を表示

西田順生の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×