馬超: 曹操を二度追い詰めた豪将 (PHP文庫 か 18-3)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569663340

感想・レビュー・書評

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  • 本当に何回読んだかわからない

  • 仇がいなくなった時の喪失感が凄かったのを覚えてる。

  • 馬超を知るなら。

  • 随分前に読んで、登録してなかったので登録。
    うーん…これはイマイチだったな〜。馬超、パッとしなかった。なんかね、もっとカッコよく書いて欲しいかな。

  • 馬超の少年時代から死までを描いた小説。最初に読んだ時、この著者は少年を書くのが上手いと思った。文章も読みやすく、あっという間に1冊読み終わってしまったが、物語の最後は少し駆け足になっていて、少々物足りなく感じた。馬超とホウ悳の関係(対比)に焦点を置いている為か、不自然なくらい馬岱が出ていなかった点も喉に魚の小骨がひっかかっているような違和感として残った。

  • 曹操曹操ってお前どれだけry

  • 『三国志』の英雄の一人、流浪の豪将・馬超の生涯を描いた小説。

    中国の北西・涼州で曹操軍に対し叛乱に立ち上がるも、そのせいで血縁者の多くを失い、結局は敗残して蜀の国に流れ着いて劉備の下で五虎将軍の一人に任じられれる馬超。基本は史実ベースで、正史に記載されているエピソードは一通りカバーされている。なので彼の人生をザッと追うには最適の一冊。


    「〜した。〜した。」というブツ切り感がある文体は決して良文とは言えないのだろうけど、そのそっけ無さが岩と砂の荒野が広がる涼州を想起させ、逆に味わいとなっていたと思う。これが湿潤な江東地方の話とかだと全然合わないのだろうけど。


    叛乱を起こしたことで人質となっていた父・騰と弟の鉄・休を殺され、乱の過程で妻子も殺されてしまう。蜀に逃れるも、恨みある曹操と戦う機会は結局得られなかった・・・。


    馬超に関しては、「錦」と謳われたその武勇とは裏腹に、どうも蜀に彼の心休まる場所があったとは思えなくて、なんとなく切ない気持ちにさせられる人物という印象を持っていたわけだけど、この小説では、幼少の頃の創作エピソードなどを交えつつ、前述の印象をより際立たせる方向で書かれている。といっても叙情的な描写が多いわけではなく、なんとなく前述の湿度の低い文体でそっけ無く描かれる後半の半生が、馬超の背中に漂う乾いた寂寥感を感じさせるのだ。

  • 情報が少ないから仕方ないかもですが、荀イクと同じくちょっと話がとびとびで薄い、かな…風野さんは戦国系のお話の方が生き生き書かれるなあ。

  • 脇役として出る張飛が可愛くて可愛くてしょうがない作品。

  • 7/4読了。

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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